とりとめもないBLOG

ただの日記です

Cygnus-X オイル交換 ODO 28095km

2020-09-21 00:45:21 | CYGNUS-X SR

シグナスの走行距離が前回のオイル交換より2000kmとなったので、オイル交換を実施した。

特筆すべき事は特になし。オイルの汚れ具合も走行距離相応。
オイルが抜けるまで時間があったので、ついでにベルトの調子を見てみる。

ベルト交換の際にも書いたが、amazon等での評価があまり良くない中華ベルトではあるものの、今のところ変な摩耗はしていない。
摩耗粉も殆ど発生していないので、アタリのベルトなのかもしれない。一応予備のベルトは買っているのだけれど、しばらく出番は無さそう。

今回使用したオイルはAZのMEO-012(10W-40)を900ml。

シビアコンディションで使わないのであれば、コストパフォーマンスの良いオイルだと思う。

ODO 28095km

 

 



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マキタのサイクロンアダプター

2020-09-15 22:07:39 | 買物

先日購入したマキタの掃除機のサイクロン機構の使い勝手が良かったので普通の掃除機でも使ってみたくなって、単体で売られているアダプターを購入した。
中華製の似たような製品の購入も考えたものの、amazonのレビューを見て、これはダメだなという事でマキタの物を購入した。
空気渦発生部分の構造が悪いと、掃除機の掃除をする頻度が増える。
ダイソンの掃除機もそうなのだが、掃除する為に掃除機を洗うとか、無駄な事を頻繁にするのは結構なストレスだ。
こちらのページに書かれているのが、ダイソンの正しい総評だと思う。
前にも書いたが、ダイソンのコードレス掃除機は掃除する対象を選べば悪くない掃除機だ。サポートの電話も(故障の問い合わせが多いからなのか)慣れた感じで、電話サポートで解決する事が多いし、最終的には「割引するから新品買ってね」と買い替えを促してくれたりする。
個人的には、ダストカップの構造が(致命的に)気に入らないぐらいで、使い方というか吸い込む対象物さえ誤らなければ、それなりに使い勝手が良いので、新品同等品がマキタの掃除機本体と同じぐらいの値段であれば、買っても良いかと思っている。
動作状態不明の中古だったら、上記のホームページの方のように、一山いくらじゃないと買う気がしない。完動品中古なら3千円ぐらい…なら欲しいかな。

で、マキタのサイクロン機構だが、構造的にはコピー品が作られるぐらいありきたりの形をしている。
良いところは、
1.ダストカップの下側にゴミが貯まってくれる事。
サイクロン発生部分の筒周辺にゴミが付着せず、ダストカップの底付近にゴミが固まっているので、ゴミ捨てが楽。
amazonの評価を見ていると、長い髪の毛等を吸うとこの筒部分に髪の毛が巻き付いてしまうらしいのだが、我家にはそのようなゴミが無いので、今のところはわからない。また、何かが絡まったとしても、筒だけを取り外す事ができるので除去は簡単だろう。
少なくとも内部の筒部分に触れる程ゴミが貯まるまでに、吸い込んだゴミをゴミ箱に捨てれば、基本的に吸引力が落ちるといった事は無いし、サイクロン部分をほじくり返す事も無い。
2.ダストカップが爪二つで本体に固定されているだけなので、脱着が容易。
ダイソンのダストカップみたいに本体に固定されていないのが良い。ダストカップがネジ込み式では無いので脱着に力が要らない。掃除機本体をゴミ箱付近まで持っていく必要がない。
もちろん内部の筒付近までゴミが貯まるまで使えば、粉塵の脱落等を気にする必要があるのかもしれないが、そうなる前に捨てればいい。

ダメなところは
1.でかい
後付けシステムなので仕方がないのかもしれないが、とにかくデカい。小さめのハンディー掃除機本体と同じぐらいの大きさ。
2.重い
同じく後付けなので…床に接地した状態では気にならないが、振り回すと数百グラムが重たく感じる。
3.長い
物理的にダストカップの長さ分のスペースが必要。ヘッド側にフレキシブルパイプを接続しなければ、狭小部では使えない。
4.変な所にデッドスポットがある
ある程度使っていると、空気渦を作る部分に埃や毛が挟まっていることに気が付くと思う。サイクロンユニット自体は単純な構造なので、2番のプラスドライバー一本で分解できるから、さっさと分解してみる。

この吸い込み口の三角形の部分だ。ここを塞ぐ為の蓋が完全に密着していないので、この穴に埃や毛が貯まってしまう。
乾燥した状態であれば気になる事は無いが、万が一湿気のあるような物や、臭いのある物が堆積した場合は、悪臭の原因になる事は間違いないので、ホットボンドで予め埋めておく事にした。


そんなわけで、サイズと若干の不具合にさえ目をつぶれば今のところ満足している。
サイクロンによるゴミの分離も、無茶苦茶頑張っている訳では無いので、掃除機本体のゴミ回収部にもそれなりにゴミが入るのだが、分離していない時よりも、明らかに紙パックやダストバッグの消耗は少ない。
今回購入したマキタの掃除機の場合、高機能不織布ダストバッグが、ダストバッグ兼フィルターの代わりになっている感じなので、基本的には掃除機本体にフィルターという物は存在しない。

構造が単純なので、普通の掃除機に取り付ければ、紙パックの取り換えも少なくなって、吸引力もそこそこの掃除機になるのではないかと思い、「マキタ サイクロンアタッチメント A-67169」と「マキタ 短いストレートパイプ320 459246-9」を購入して、普通の紙パック式掃除機に接続して使ってみた。
結果はおおむね良好ではあったものの、吸い込む力が強すぎて、空気並みに軽いゴミ(というか粉みたいな埃)は紙パックの方に流れてしまった感じがする。
この手のサイクロン機構は吸引力が強すぎてもダメみたいだ。吸引力が弱いと、そもそも重たいゴミを吸いこむ事ができないので、それはそれで困る場合もあるから、結局吸い込む対象を考えて使い分けるしかない。

 

 

 

 

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ミラジーノ 車検 ODO 82052km

2020-09-15 22:02:04 | L700S Mira

ミラジーノの車検を受けてきた。
ラインが2本しか無いのと、受検する台数が多いので、ラインに並び始めてから終了するまで40分程かかった。
大阪運輸支局と違って、軽自動車検査協会大阪主管事務所高槻支所ではライン検査終了時に問題が無ければ、その場で車検証とシールを発行してくれるので、合格した時点で、そのままお帰り下さいとなる。
合格したら印刷物を発行して渡すだけなので、確かにこの方が合理的だと思う。

あと、ユーザー車検者に対して、大阪運輸支局よりもかなり親切な感じがする。
取り合えず、事故でも起こすか、もっと良い車を貰ったりしない限りは、あと2年はミラジーノに乗る事になるだろう。

前回車検時のODOが80000km。今回は82000kmなので、2年で2千キロしか乗っていないのだから、わざわざ車を購入するメリットは無い。

ODO 82052km

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ミラジーノ ドライブシャフトブーツ交換 ODO 82018k

2020-09-13 13:10:51 | L700S Mira

一昨日の夕方に発注したドライブシャフトブーツが本日の午前中に到着したので、早速取り付け。
ドライブシャフトを外してまで作業するのは嫌だったので、分割式の物を購入。インナーのブーツで分割式は意外と選択肢が少ない。

今回購入したのは接着剤を使用しないSpeasy BAC-KA04R。 ミラジーノのNTN製ハウジングで使用できるブーツだ。

内容物はブーツ、グリース、ブーツバンド、ブーツを勘合させる際に使用する潤滑剤、取説。

作業自体は簡単だが、インナー側は狭いので作業性が悪い。
二柱リフトがあればあっという間に終わる作業なのかもしれないが、そんな設備は無いので左前のホイールをジャッキで上げてタイヤを外し、頭をホイールハウスに突っ込んで作業する。
ガレージジャッキがあれば前二輪を上げて寝板で下にもぐって作業しても良いかもしれない。
付属のグリースは全量ハウジング内に入った。これで足りてるのだろうか?

ブーツバンドはサイズが決め打ちなので、折り曲げタイプ。
そんなわけで、取説通りに作業を進めれば、狭くて手探りな部分はあるものの、問題なく取付完了。

耐久性に関しては今のところ外れたとか破れたという話を聞かないので、しばらくは大丈夫だろう。

 

 

 

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ミラジーノ タイヤ交換 ODO 82018km

2020-09-12 11:33:13 | L700S Mira

昨日CBF1000の車検を受けたのだが、2年前の同じ日に車検を受けたミラジーノも車検となる。

タイヤの溝を確認したところ、まだスリップサインは出ていないが、流石に10年前のタイヤだけあって、細かいヒビが発生していた。
履いていたタイヤはPotenzaの165/55の14インチ。もともと乗り味の硬いタイヤだが、さらに10年の年月を経てカチカチになっている。
ここまで硬くなるとロードノイズが酷いのだが、ミラジーノL700S自体が古い車で、今時の高静粛性の軽自動車とは比較にならないぐらい煩いから気にしてなかった。

おそらく車検自体は残溝があれば問題なく通過すると思われたが、10年前のカチカチタイヤでスリップして事故っても馬鹿らしいので、車検ついでに交換する事にした。

ここ数年ワインディングを走る事も無かったし、距離も然程伸びていないので、近所のタイヤ屋にある一番安いタイヤに決定。
トーヨータイヤのSD-K7というエコタイヤでもコンフォートタイヤでも何でもない、スタンダードタイヤという位置付けのタイヤだが、10年間使用したポテンザに比べれば各段に良くなった。

100mも走らずに分かるのは静かになった事だ。L700Sは遮音性が低いので、いくら鈍感な私でもすぐに分かった。
ウェットグリップとかタイヤの剛性等は、そういった性能を使うシーンにならないと分からない。
トーヨータイヤならTRAMPATH LuKという選択肢もあったと思うが、如何せん高い。

タイヤに関してはこれで憂いが無くなったので、車検は問題ないなぁと思っていたのだが、タイヤ交換時に車体を上げて4輪ともホイールが外されている状態の時に、ふと気になってドライブシャフトブーツを見てみると、左前のインナー側(エンジン側)に何か飛散った形跡が見えた。
見なかった事にしたかったが、このままだと車検に通らないのは間違いない。それに放置していても何も良い事が無いのは分かり切っている。

自宅に帰ってから左前のホイールを外して、ドライブシャフトブーツを確認。

ブーツを固定している金属バンドをマイナスドライバーで抉って、力業で緩めたら、手前に引っ張り出して金切鋏でカットして取り外す。

シャフトブーツはカッターで切っても良かったのかもしれないが、手元に汎用紙ガスケット整形用の鋏があったので、それでカット。

ブーツは最近破れたのか、ナックル内にはグリースが十分に残っていた。 ハンドルを最大まで切っても異音はしていなかったから、今のところ大したダメージは無いと思う。
新しいブーツが来るまで数日かかるので、古いグリースと飛散ったグリースを拭き取っておく。

ODO 82018km

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CBF1000 車検

2020-09-11 21:13:07 | CBF1000

前回車検を受けてから、結局一回も乗らなかったCBF1000の車検を受けてきた。
車検前の整備内容は各灯火系の目視点検とバッテリーの補充電、それからタイヤの空気圧調整だけだ。
2年前にガソリンを満タンにして保管していたのだが、ガソリンを入れ替えなくても、何ら問題なくエンジンがかかる辺り、流石はインジェクション車といったところか。
タイヤは空気圧が少し下がっていたが、転がすのが難しい程ではなかった。ただ同じ状態で動かさずに保管していたので、タイヤが地面に接地していた部分がフラットポイントになっているような…まぁ気のせいだろう。
フロントフォークから少しオイルが滲んでいるかもしれないが、車検を受ける分には問題ない程度だろう。
取り合えず、古いガソリンで車検を受けて、ガス検で落とされても嫌なので、タンクから殆どのガソリンを携行缶に移して、車検場に行く途中に給油する事にした。
古いガソリンはミラジーノに給油。

今回も大阪運輸支局にて車検を受けた。
国道163号が混んでいるのが、非常に鬱陶しい。台風が過ぎてから少しだけ涼しくなったとはいえ、1000ccのエンジンの排熱を浴び続けるのは、アラフィフのオッサンには厳しい。
途中、ガソリンを満タンにして、大阪運輸支局に到着。
大阪運輸支局は裏手にサンメカの強い味方「ストレート寝屋川店」があるので、もし検査場で電球切れ等が見つかっても、すぐに対応可能…かもしれない。

取り合えず、陸運協会で書類と証紙を買って、自賠責保険の継続手続きを行ったら、本棟に移動して書類に必要事項を記載する。

検査登録印紙代1,730円、自動車重量税印紙代4,600円、自賠責保険24か月9,680円、車検にかかる手間と時間プライスレス。

そういえば、今回の車検からは書類に走行距離を書かない事になっていた。検査官がチェックして記載するらしい。
前もそうだったっけ?

検査自体は何ら問題なく合格。で、意気揚々と車検証発行受付に向かったら、合格印を貰ってきてくれとの事。 検査が終わったら、ラインの中の小屋に行って、合格印を貰わなければならないのを忘れていた。
車検証に記載される走行距離は100キロ未満は切り捨てられるので、旧走行距離と現走行距離は同じ。

そりゃまぁ前回車検受けてから一回も乗ってないしなぁ。

今のところコレといって欲しいバイクも無いし、今、このサイズのバイクを手放したら大きいバイクは二度と買わない気がするので、本当に要らなくなるまでは手元に置いておきたいと思う。

ODO 45357km

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マキタ Makita 互換バッテリーについての考察

2020-09-09 01:08:00 | 工作

以前マキタの互換バッテリーについて書いた

噂によると今のマキタの純正バッテリーはVTC5AとかVTC5Dという凄まじい放電特性を持っているバッテリーを使用しているらしいので、充電も放電もかなりの電流が流せるようになっている。
たしか、*マーク無しのBL1860はVTC6だった筈だ。機会があれば*マーク付きのバッテリーもバラシて中身を確認してみたいと思う。
純正バッテリーをバラせば、決して暴利で売っているのでは無いとわかる(定価は高いけど実売はBL1860で1.3万円ぐらい)。
バッテリーセルは言うまでもない。IMRの18650で大電流対応の物の値段を調べてみれば分かると思うが、一本千円だとしても10本入っているので、それだけで1万円だ。
バッテリーコントロール基板が入っていて、セル毎の電圧監視、温度監視、終止制御、充電回数記録が行われている。
でもって、そのコントロール基板は防塵防滴処理されていて、基板が透明の樹脂のような物で覆われているので、水没でもしない限りは安心して使えるだろう。
バッテリーセルを繋ぐニッケル板は大電流に耐える比較的厚めの物が使われていて、スポット溶接も接触面積が多く強固な溶接となっている。

そんなわけで、純正バッテリーの値段は妥当だと考えられるし、仕事で道具を使っているなら、リスクのある互換品を使わない方が良いのは間違いないだろう。
しかし、世の中、職人ばかりではない。特にマキタはDIY市場にも広く販売しているのだ。
素人はその道具を使って稼いでいる訳ではないのだから、純正の半額以下で売られているバッテリーがあるなら、それを使いたいと思うに決まっている。

なので、互換バッテリーを使う上で、なるべくリスクを避ける為にも理解を深めたいと思う。

まず、ショボい互換バッテリーを高出力系で使うと、内蔵されているセルの定格放電出力の限界付近で放電されるので、バッテリーがそれなりに発熱する。
実際ダイソンの掃除機のバッテリーは使用中でもそこそこ熱をもつ。個人的にはダイソンのバッテリーの使い方は純正バッテリーでもかなり厳しいと思う。
ただ、放電の場合は過放電でセルが壊れる事はあるだろうが、熱で配線が溶けてショートでもしない限り電池が燃える事は無いだろう。

問題は充電だ。
マキタの純正充電器は純正バッテリーの性能を容赦なく使うような設計になっているので、DC18RCで最大9A、DC18RFで最大12Aというかなり大きい電流で充電するようになっている。
全ての電流がバッテリーに流れる訳では無いだろうが、2本並列の5組直列(5S2P)でも1本あたり4.5A。となると、VTC5D(2800mAh)でも1.6Cでの充電となる。
高出力対応のVTC5Dでもそれなりに発熱するような電流で充電するので、充電器側にバッテリーを冷却する為の電動ファンが付いている。
なお、VTC6は仕様上では連続最大充電電流5A(パルスだと6A)となっているので、5S2Pを9A充電であれば仕様内となっている。ただし12A充電は充電の仕方によっては際どい。

充電時間をカタログスペックで見てみると、純正充電器DC18RCで充電した場合、6.0Ah:55分、5.0Ah:45分、4.0Ah:36分、3.0Ah:22分、2.0Ah:24分、1.5Ah:15分となっている。
最新のDC18RFだと6.0Ah:40分(フル)※、27分(実用充電80%)※、5.0Ah:40分(フル)、4.0Ah:29分(フル)、3.0Ah:22分(フル)、17分(実用充電80%)※、2.0Ah:24分(フル)、1.5Ah:15分(フル)だ。
バッテリーケースの形状から想像するに、BL1815とBL1820は5S1P接続、他は5S2P接続だと思う。
いずれにしても、急速充電に対応したセルでなければ耐えられないような充電電流だろう。
純正充電器の充電制御は皆あまり興味が無いのか、純正バッテリーを破壊してまで測ろうという強者はいないようで、ネット上でデータを見つける事はできなかった。

互換バッテリーは実際に中身を見てみないとわからない場合が多いが、ちゃんと作っている物であれば、純正充電器でもなんとか使用に耐えうる。3000mAhの電池を3本並列接続であれば9A流しても1セル当り1C充電なので、標準的な充電電流となるからだ。
ちなみに先にも書いたがVTC5AやVTC5Dとバランス充電基板付きのケースを買ってバッテリーを自作しようとすると、純正バッテリーのBL1860Bが買えてしまうぐらいの費用がかかるので、趣味以外ではお勧めできない。

で、中華の容量詐称バッテリーを純正充電器で充電すると、どうなるかというと、バランス充電基板が入っていない物は、バッテリーのセルが死ぬか、炎上する。
殆どの場合セルが死んで充電器が異常を検知し、充電が止まるのだけれど、充電が止まらずに火災になるケースが頻発しているようだ。
制御基板が入っているタイプは、少しは安心して使えるだろうか。
たまたまセルの品質が良く、規定電流以上の充電電流に耐えられたとしても、確実に寿命は縮んでいるだろうし、セル間の電圧バランスはかなり怪しい事になっている筈だ。
制御基板無しの互換バッテリーを純正充電器で充電する場合は、ほぼ満充電の状態の物に追い充電するようにすれば、CC充電が極短時間で終了し、CV充電に移行するだろうから、少しは壊れにくいかもしれない。

互換バッテリーに内蔵されるコネクター基板だが、無制御タイプの基板がコレ


で、充電制御タイプがコレ

見れば分かると思うが、無制御タイプは温度しか見ていない。
制御基板も今後はフェイク基板が出てくるかもしれないので参考にしかならないが…
まぁフェイク基板だとしても電極がケーブルでは無く、ニッケル板で接続されているだけでも安心感は高いかもしれない。
無制御タイプのケーブルの細さは大電流を流すには不向きだ。 充電の9Aはまだしも、放電で数十Aを連続して流せるようなケーブルではないと思う。

今のところ国内で販売している互換バッテリーで制御基板が入っている物を見たことが無い。もし制御基板が入ってたら、売り文句に写真を載せてくるだろうから、売ってないんだろうなぁ。たぶん。
制御基板入りはAliExpressで購入可能ではあるものの、電池容量詐称で6Ahが4Ahだったりするし、送料が高いので微妙なのだ。
制御基板とケースのキットも販売されているが、そこそこの値段だし、安心して使えそうなセルを購入すると、結局、高級な互換バッテリーを買うのと同じぐらいの金額になってしまう。
国内で販売されている互換バッテリーの中にも制御基板らしきものが入っている物があるので、多少高くてもそれを買うのが良いかもしれない。性能詐称の激安中華バッテリーでアタリハズレを楽しむのも良いが、随分と分の悪い賭けなのだから。

で、結局互換バッテリーの充電はどうするかというと、小電流でゆっくり充電するのがベターだろう。
といっても現在販売されている純正充電器であれば「DC18SD」もしくは、適当な互換充電器に頼るしかない。しかし、敢えて充電性能の低い「DC18SD」を5千円以上出して買うのか?という話なんだよなぁ…

取り合えず、互換バッテリーを購入したら、まずは分解。基板とセルを確認。
セルの容量が小さく、基板が無制御タイプなら負荷の小さい物向けで使用。
制御タイプならセルの性能次第で充電器と用途を使い分けるような感じだろうか。
基本的には1C以下で充電できるような充電器ベターだと思う(そもそもセルのスペックシートを見ると1Cどころか1A充電と書かれている物が多い)。
小電流でゆっくり充電すれば、バランス充電回路が無くても、セルに問題が無ければ、ある程度は勝手にバランスする。
小電流充電であれば、CCCV充電のCC充電領域だけで完結するような充電器のほうがバッテリーの寿命は延びるかもしれない。完全な満充電はできないかもしれないが、過充電でセルを壊す確率は低くなるだろう。

とにかく、中身が酷い互換バッテリーでも購入当初は問題なく使用できるだけに質が悪い。
そこそこまともな互換バッテリーは純正に比べれば安価ではあるものの格安では無いので、微妙なところだと思う。
国内で互換バッテリーを販売している業者は、自らが販売しているバッテリーの分解写真は載せないし、公表もしないから、結局買ってから自分で調べるしかない。
純正と同等の互換バッテリーを作ろうと思ったところで、相当するセルが安価で売っている訳もなく、コスト的に難しいのだから、どうやっても純正同等品は無理筋だろう。
ただし小電流(といっても1セル辺り10A~15Aぐらいは流せる)用途であれば純正セルよりも高容量のセルが存在するので、それなりのセルを使っているバッテリーであれば用途は広がる。

したがって、やはり問題は充電だろう。
直列に繋がれたプロテクター無しの18650を充電する上でバランス充電回路が無いのは危険だし、そこに定格以上の急速充電をするとか、そりゃセルも死ぬし燃えるに決まっている。
PSEマークがどうとか書いているショップも多いが、バッテリーの故障や炎上は充電器や制御回路込みの話なので、まったく話にならない。
安い互換バッテリーを分解したら、大抵制御回路無しの基板で、せいぜいセルの温度監視しかしていない。
PSEマークが付いていようが、付いて無かろうが、悪条件が揃えば簡単に壊れるし、燃える。

こんな中学生理科程度の知識とネットに転がっている資料や情報だけで想定できるような事をショップが知らない訳がないので、クレームを入れても無駄だし、持病と同じでうまい事付き合っていくしかない。

丸のこやグラインダーみたいにモーターがぎゅんぎゅん回るような工具や純正充電器の性能をフルに生かしたければ、純正バッテリーが最もコストパフォーマンスが高いし、安心して使える。
インパクトみたいに間欠動作させるような用途や、そこまでパワーに拘らない掃除機のような用途であれば、使用時間やコスパ重視で互換バッテリーも十分に使えると思う。
バラして中身が糞バッテリーだった場合はワークライトとかラジオとか扇風機なんかに使えば良いかもしれない。

いずれにしても、コントロール基板が入っていない互換バッテリーを使う際は、電池を最後まで使い切らない事が肝要だ。
互換バッテリーでプロテクター入りのセルが使われる事はまず無いので、セルの放電終止下限電圧を下回っても、電流を流してしまうから、過放電になってバッテリーの寿命を著しく縮めるか、壊れる。
「もうちょっと使えるかなぁ」と思わず、余裕があるうちに充電する必要があるので、常に予備バッテリーは用意しておいた方がいいだろう。
ただ、ワークライトやラジオなんかはバッテリーが過放電状態になっていても分かりにくいので、使ったら充電するぐらいの感覚で良い。
あと、充電器にバッテリーを挿しっぱなしも危険だ。中華製のコストカット互換充電器に信頼性を求めてはいけない。

そんなわけで互換バッテリーを使う人はバッテリーケースを開けるためのT-10ドライバーや細径の2番+ドライバーは必携。
バッテリーの素性を確認した上で、できるだけ安全に使おう。
バッテリーケースの分解や組立はショートには十分に気を付けて実施する事。
何も考えず、リスクもとらず、手間も暇もかけたくないなら、安心安全の純正バッテリーを使おう。中身を知れば、決して高いモノではない。用途によってはオーバークォリティーなだけで。

 

 

 

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LiitoKala 21700 4000mAh Lii-40A

2020-09-05 16:41:10 | 買物

ヘッドライト用の電池を購入。
21700サイズのリチウムイオン乾電池で、18650よりも一回り大きい。

少し太くなって、長さが5mmほど長くなっただけなので、単4乾電池を3本タンデムにするアダプターや、18650に太さ調整用のカラーを嵌めて使うようなヘッドライトやハンドライトであれば、21700が使える可能性がある。
私の持っている物の中では、上記のヘッドライトと、ハンドライトの二つ。

21700を購入したのは、単純に容量が欲しかったからで、このモデルを買ったのは、安かったからだ。
値段を考えると他に選択肢が無かった。21700サイズは18650に比べて国内での流通量が極端に少ない。
この電池はスペック上の最大放電電流が10Cとなっているので、容量よりも放電特性に振ったモデルのようだ。
実際の仕様はこちらのサイトが参考になるが、こんなものかと。

サムスンあたりのバッテリーはINRで頑張っているようだが、村田のVTCシリーズはIMRだし、VAPE界隈で有名なEFESTのバッテリーもIMR、この電池もIMRとなっている。
今後どうなるか分からないが、大電流放電用途はIMRが主流になるのかもしれない。

まぁ、村田製作所あたりが頑張っている全個体電池が普及し始めれば、リチウム系電池は時代遅れの危険物になる可能性も十二分にあるけど、あと何年ぐらい先の話になるかな?

AliExpressあたりで探せば、LittoKalaから出ているバッテリーであればLii-50Aという5000mAhのものがあって、こちらは連続放電電流3C、最大5C。
ハンドライトやヘッドライトで使うなら、これでも良かったかもしれない。

ICR / Lithium-ion Cobalt Rechargeable(リチウム・イオン・コバルト・リチャージャブル)
コバルト酸リチウム系

IMR / Lithium-ion Manganese Rechargeable(リチウム・イオン・マンガン・リチャージャブル)
マンガン酸リチウム系

INR、NCR / Lithium-ion Nickel Rechargeable(リチウムイオン・ニッケル・リチャージャブル)
ニッケル酸リチウム系

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