漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!! ➪ “俳句”

我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

熟語の読み・一字訓読(その215)縷 縲 縺 繝 繖 繞

2015年10月31日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
●漢検漢和辞典第2版に掲載されている部分をで表示してあります👍 ヌケモレやミスがあるかもしれません(^^;)また、同辞典を参照しなかった場合は表示していないものもあります(あしからず)。

●熟語の読み・一字訓読(その215)です。
<縷:ル、ロウ、いと、いとすじ、ぼろ、くわ(しい)、こま(かい) *「ロウ」音での熟語は見当たらず。
・いと:縷綿(ルメン)=糸とわた、糸縷(シル)、絮縷(ジョル)=わたと糸。一縷
・いとすじ:縷縷=①糸筋のように長くつづくさま ②細いさま ③こまかいさま。縺縷 =もつれた糸筋 
・ぼろ:藍縷=襤褸=敝衣、縷衣=やぶれ衣、襤縷
・くわ(しい):縷述、縷析=詳細に分析する。縷説=詳説する。
・こま(かい):縷縷、縷解=こまかく分解する、縷膾=こまかく切ったなます、縷言=こまごまと詳しくいう・くりごと。縷切=こまかく切る。縷説=こまかく説明する。縷陳=こまかく陳述する。縷述
金縷、線縷
<縲:ルイ、なわ、しば(る)、つな(ぐ)
・なわ:縲紲=罪人をとらえる黒色のなわ。とりなわ。=縲絏
・しば(る):縲匿(ルイトク)=しばって隠す(大)
・つな(ぐ):縲紲縲絏=獄につながれる、縲囚=とらえてつながれる、縲臣=とらえてつながれた臣  *「縲」は獄中で罪人をつなぐ黒い縄。「縲」・「紲」は「つなぐ」意。
<縺:レン、もつ(れる)、もつ(れ)
・もつ(れる)、もつ(れ):縺縷=①もつれた糸筋 ②寒さを防ぐ具
<繝:ケン、ゲン、あや、にしきもよう>
・あや、にしきもよう:大繝錦 *大・字ともに「繧繝」ではナシ。
*繧繝錦(ウンゲンにしき)、繧繝縁(ウンゲンべり)の畳、繧繝暈繝
<繖:サン、きぬがさ、あまがさ>
・きぬがさ、あまがさ:繖幄=きぬがさ、繖蓋、繖形花、繖房花序=きぬがさ状の花房
*金繖、錦繖、紫繖、赭繖、羅繖・・・
<繞:ジョウ、ニョウ、めぐ(る)、めぐ(らす)、まと(う)、まつ(わる)
・めぐ(る):繞檐=軒をめぐる、繞行=廻り道をしていく、繞底=庭をめぐる、繞籬=まがきをめぐる、「繞梁=遶梁(の音)」、環繞(カンジョウ)
・めぐ(らす):繞繫=めぐらしてつなぐ、繞結=めぐらしてむすぶ、囲繞(イジョウ・イニョウ)=囲いめぐらす
・まと(う):繞腰=腰にまとう
・まつ(わる):繞纏(テンジョウ)=からまる、まといつく
*繞繞(ジョウジョウ)=まといめぐるさま *繞繚(ジョウリョウ)=めぐりまとう=繚繞(リョウジョウ)
*「囲繞」のみ、「イジョウ・イニョウ」両読み。「ニョウ」は呉音。
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宮城谷昌光 「劉邦」(上・中・下) その2

2015年10月30日 | 読書
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●下巻が借り出せた。曩の記事で、感想などは書いたので、今回は特にありませんが、上巻・中巻の流れのまま、結末もそうたいしたものではありませんでしたが、著者の博識にはいつも感心します。
●下巻では、いろいろと四字熟語が出てきていて、それなりに楽しめました。ほとんど周知の熟語でしたが、
・「借箸籌策(シャクチョチュウサク)」:張良が劉邦に、“豎儒”の愚策を斥けさせるために、劉邦が食事中の箸を借りて、いちいち、箸を・・・7本だったかな?・・・並べながら、その愚策の欠点を教え諌めながら、自身の策を述べる場面の故事・・・。
●また、「咫尺の地」・・・
・「咫」も「尺」も指を開いた長さ、「咫」は女性のそれ、「尺」は男性のそれ、ということで、「八寸」の長さをいうが、当然、「咫」のほうが短い・・・とか、これも楽しく勉強させてもらった。

👍👍👍 🐑 👍👍👍
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熟語の読み・一字訓読(その214) 縢 繦 縻 繃 

2015年10月30日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
●漢検漢和辞典第2版に掲載されている部分をで表示してあります👍 ヌケモレやミスがあるかもしれません(^^;)また、同辞典を参照しなかった場合は表示していないものもあります(あしからず)。

●熟語の読み・一字訓読(その214)です。
<縢:トウ、から(げる)、と(じる)、かが(る)、むかばき
・から(げる):纓縢=まきからげる。縢書=金縢(金の帯封をした文箱―とじる、しばる、からげる)「周公、金縢を作る」
・と(じる): 緘縢、封縢
・かが(る):羅縢、披縢、
・むかばき:行縢(コウトウ、むかばき)、朱縢、贏縢(エイトウ)=「縢(むかばき)を贏(にな)い、蹻(←わらぐつのこと)を履く」=落ちぶれるさま。縢履(トウリ)=縄で編んだはきもの(大)。なわぐつ(字)。
*縢囊(トウノウ)=負い袋(縢=「ふくろ」の意)
(参考)「尚書 金縢篇」:尚書(書経)の金縢篇は、周公の武王・成王父子に対する忠誠を記した物語です。商の帝辛(紂王)を倒した武王は、病に倒れます。この病気は商の祟りであることが金縢篇には匂わされています。面白いことに、金縢篇は周の先王(古公亶父・王季・文王)が武王に祟りをなしたと読める内容になっています。・・・
「金縢之事」:四書五経の一つ、「書経」周書/金縢篇に出てくる逸話から、国に非常事態が起きたとき、その理由を解明するための記録を金縢(金の帯封をした文箱)に保管しておいたとされる機密文書。
(注)漢検辞典には「縢」の意味③として「かな。4本の経糸をまとめた織り糸」との説明あり。*「かな」は和語で、現行訓読みにはナシ。・・・なんども言うようだけど、漢検漢字辞典の意味説明のバランスはものすごく悪い・・・なぜ、こんなマイナーな事までここでは載せるのか・・・他にやること、あるんじゃないの???
<繦:キョウ、せおいおび、むつき
・せおいおび、むつき:繦褓(キョウホ・キョウホウ)①背負い帯、②うぶぎ・むつき、転じて小児のこと。=繦保
・その他:緡繦=「さし」の意。 臧繦(=蔵繦)=銭さしを貯える・銭を貯えること(「臧繦千万・・・」(漢・食貨志下)。繦属=繦至=縄のようにつらなる。繦負=縄で負う。子供を負う。←なわ・つなの意。
(注1)「繦褓」:漢検・大字源・広辞苑「キョウホウ」、大漢和「キョウホ」、漢字源「キョウホウ・キョウホ」
(注2)漢検辞典の意味③に「銭さし、貨幣を通して束にするひも」とある。
<縻:ビ、きずな、つな(ぐ)、しば(る)
・きずな:羈縻  ←漢検辞典は「つなぐ、しばる」の項に配置してある。
・つな(ぐ):縻鎖=くさりをつなぐ、くさり(字通)、縻繫=拘禁
・しば(る):縻軍=軍を拘束して自由にさせない。索縻。自縻。纓縻。・・・
・その他:(ちらす、くだく)縻折=散らし断つ、縻費=ついやす・損耗する
<繃:ホウ、たば(ねる)、ま(く)、つつ(む)>
・たば(ねる):葛繃=「葛もって、これを繃(=束)ぬ」=たばねる意。
・ま(く)、つつ(む):繃帯、囲繃、錦繃、繃定=固定する・・・
・その他:(せおいおびの意):繃子(ホウシ)「繃子中の嬰孩、亦、之を捏殺す・・・」
(注)漢検辞典の意味①「つかねる、まく、たばねる、くくる、つつむ。“包”に書きかえられるものがある「繃帯」=包帯」 意味②「せおいおび」。
 
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学習ノート公開 その2

2015年10月29日 | 漢検1級受験歴
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●以前、「漢検1級対策 資料整理&公開」(2015年06月28日 | 漢検1級受験歴)で、バインダー資料などの一覧を公開したことがありましたが、中身まではお見せしていませんでした。
●昨日、「音訓整理ノート」の中身を恥ずかしながら公開したところ、私の愛読ブログのひとつ、「ボクちゃん日記」のボクちゃん先生より、「もっと中身を見せろ」との仰せがありました。お役に立つのかどうかわかりませんが(字の汚さの恥を忍んで)、ご参考までに、改めて一部を公開します。
①(昨日のつづき)「音訓整理ノート」(手書き)・・・全5冊・・・


②上記①をワープロ打ちした資料・・・現在2.5冊分までWP化されています。


③広辞苑電子辞書から抽出した熟語群をWP化したもの・・・バインダー1冊分・・・


(このブログにもほとんどすべて公開してあります)


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熟語の読み・一字訓読(その213) 縕 縡 縒 縟 縋

2015年10月29日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
●漢検漢和辞典第2版に掲載されている部分をで表示してあります👍 ヌケモレやミスがあるかもしれません(^^;)また、同辞典を参照しなかった場合は表示していないものもあります(あしからず)。

●熟語の読み・一字訓読(その213)です。
<縕:ウン、オン、おくぶか(い)、ふるわた
・おくぶか(い):縕奥(ウンオウ・ウンノウ)=蘊奥
・ふるわた:縕著(ウンチャク)=くずあさ・古い絹綿を中に入れた服、縕緒(ウンチョ・ウンショ)=粗悪な服、縕火=束ねたくず麻につけた火 縕絮(ウンショ・ウンジョ)=わたいれ、縕袍(注)
・その他:縕色(ウンショク)=赤色と黄色の混じった色=樺色 (*「縕」には「ウン」音で「赤い、赤」の意。また、「オン」音で「赤黄の間色」の意あり)←大漢和のみ所載の熟語。赤・黄の混じった色であれば「オンショク」と読むべきだと思うが・・・。他の3辞典には当該熟語記載なく、詳細不詳。
(注)「縕袍」:漢検辞典のみ「オンポウ」、大漢和・字通・大字源・漢字源は「ウンポウ」。「袍」は、字通(=ウンポウ)以外は「オンポウ」。
<縡:サイ、こと、いき :こと・いき=邦語  気息、生命の意。
・縡(こと)切れる・・・息が切れる意   *音熟語見当たらず。
<縒:シ、サク、ふぞろ(い)、みだ(れる)、よ(る)、よ(り)
・ふぞろ(い):参縒(シンシ)=参差
・みだ(れる):縒綜(サクソウ)=みだれる
・よ(る)、よ(り) :邦語。
<縟:ジョク、かざ(り)、わずら(わしい)、くど(い)> ←漢検辞典では「くど(い)」訓なし。意味欄にはあるが・・・。
・かざ(り):縟綵=縟采=しげくかざり色どる・文章などを彫琢する、縟旨=修飾の多い文旨
・わずら(わしい):縟礼、繁縟、紛縟
・くど(い):繁縟、縟旨 
・その他:(あや、いろどり)*縟麗=はでやかなこと・あやがあってうるわしい・こまやかに飾って美しい(大)、飾りたてる(字)。 *(おおい、しげし)縟毛=密生した毛
<縋:ツイ、すが(る)
・すが(る):縋下(ツイカ)=すがって下りる、縋出=縄にすがって外に出る、縋城=城壁を縄ですがり下りる、縋登=綱でよじ登る
・その他:(なわをかける、たれる意)縋腰=腰に垂れる、縋縄=縄かけ

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学習ノ-ト公開(音訓整理ノート)

2015年10月28日 | 漢検1級受験歴
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●今日、図書館で、文章題で出た、中村正直「西国立志編 自助論第2編叙」を書庫から出してもらって確認したら、正解不詳としていた「輒ち」は、やはり、「すなわ(ち)」で良いようだった・・・一応、ルビが振ってあった。「・・・するたび、・・・する都度」という意味合いで「すなわ(ち)」と使われるから、これが正解で良いようですね。もちろん、「たちま(ち)」でも許容されるかもしれませんが・・・。
●とすると、(書き問題で、わが悪字・悪筆の減点さえなければ)1点上乗せして、なんと!「198点」までいくかもしんない(^^)
●久方ぶりの自己記録更新の期待がかかってきました・・・といっても、記録更新のためにははあと残り3点しかないんだけど(^^;)
●のこり2点のミスは、訓読みの「澹き」と熟字・当て字の「金鐘児」・・・こうなったら「澹(あわ)き」だけ正解で「澹(うす)き」はバツ(×)にしてくれていいや(^^;)もし万一、「澹(うす)き」も許容されちゃうと、悔やんでも悔やみきれない199点になってしまうことに!!得意中の得意、絶対の自信のある熟字・当て字の減点1点だけになるのは、何とも情けないというか恥ずかしいので!!
・・・・・久しぶりに、模範解答や最終結果通知が待ち遠しい気分でいます・・・・・・・・・・・
●さて、27-②に向けて大車輪で仕上げた「音訓整理ノート」を(恥ずかしいけど)ちょっと一部だけ公開します。
●1級配当漢字の訓読みに対応する熟語を整理したノートです、全5冊になりました。現在、2.5冊分をWP化完了。

●ページの中をちょっとだけお見せしますと(とっても汚くて読みづらいとおもいますが)、こんな感じです・・・(^^;)

●赤字は、今、漢検漢和辞典第2版の内容を加えているところです。
●最初は大漢和と字通だけで整理していたのですが、模擬試験問題作成のため、また、コメント投稿いただいた方々からのご指摘や照会に対応するため、精度を高めるために、大字源や漢字源も調べ始めたので中途からはその内容も加えて整理しなおしています。ので、グチャグチャなノートになってしまっています。

●早くすべてをWP化して、そのうえで、今度はそのWP資料をベースに、また更に、ヌケモレのチェックや内容充実を図っていきたいと考えています。
●思い立ったときは、「なんと大それた事に挑戦するのか」と思いつつ、やり始めましたが、やってみると、得も言われぬ達成感というか充実感がありましたので、とりあえずは、自己満足しています。

👍👍👍 🐑 👍👍👍・・・どうですか(^^;)大変な悪筆でしょう・・・多分、書き問題はトメハネ崩し字で減点されると思う・・・前回の4点減点で懲りたので、今回は、一応、かなり叮嚀に書いたつもりなんですがねえ・・・さて、どうなることやら👍👍👍
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熟語の読み・一字訓読(その212)綟 緘 緤 緞 緡 縊

2015年10月28日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
この回から、漢検漢和辞典第2版に掲載されている部分をで表示してみることにしました👍 ヌケモレやミスがあるかもしれません(^^;)また、同辞典を参照しなかった場合は表示していないものもあります(あしからず)。

●熟語の読み・一字訓読(その212)です。
<綟:ライ、レイ、もえぎいろ、もじ、もじり> *「ライ」は呉音。熟語なし。 
・もえぎいろ:綟綬(レイジュ)、縹綟(ヒョウレイ)、麻綟=麻のもえぎ色のもの
・もじ、もじり:(邦語)綟摺(もじずり)草=草の名。ねじばな。綟木(レイボク)=樹木の名(形がねじれている樹木)
*綟網(もじあみ) <綟子(もじ>)、 綟(もじ)
<緘:カン、と(じる)、とじなわ、てがみ>
・と(じる):緘口、緘恨=緘怨=うらみを封じこめる、緘黙、緘秘=とじてかくす、封緘
・とじなわ:緘縄=棺の縄、緘縢(カントウ)=とじからげる *「諸々の奢飾の物は、皆、名々、緘縢し、敢えて陳設せず。京師喪震す。」(後漢書)
・てがみ:緘愁=手紙で相思の情をいう、緘音=緘翰=手紙、緘書=封書、緘素=手紙、緘札
*下つき:開緘、啓緘、封緘、瑶緘
*緘愁:漢字源では「心配事を手紙に書き、封をして送ること」 *「瑶緘」=瑶函=瑶簡=①書物を入れる美しく立派なはこ ②転じて、他人の手紙をうやまっていう言葉。
<緤:セツ、きずな、つな(ぐ)> *字通は掲載なし。
・きずな:(=「紲」に同じ)
・つな(ぐ):(=「繫」に通じる)
*他に、「ひも=緒」の意味あり。   
<緞:タン、ダン、ドン> *「ドン」は慣用音 *漢字源・大字源では、タン(漢音)ダン(呉音)、ドン(唐音)
緞子(ドンス)、緞帳(ドンチョウ)、緞疋(ダンピツ)=絹織物の総称、緞囊(ダンノウ)=絹袋の一種、絨緞(ジュウタン)、緞通(ダンツウ)=段通=厚手の敷物用の布地。絹緞(ケンドン):(広辞苑)柞蚕糸を使って、地合いを絹紬より密に織った紋織物。 綢緞(チュウタン)=絹織物・絹布
<緡:ビン、ミン、いと、さし> *ビン(漢音) *ミン(呉音):熟語なし
・いと:緡綸(ビンリン)=つり糸。釣緡、糸緡
・さし:緡銭=銭さしに貫いた銭、緡繦(ビンキョウ)=銭を貫くなわ=ぜにさし 
緡緡(ビンビン)=無知なさま(大)、心知の働きのないさま(字)・・・(荘子:「緡緡として愚の如く、昏の如し・・・」
<縊:イ、くび(る)、くび(れる)、くく(る)>
・くび(る):縊殺=くびを絞めて殺す、縊り殺す、縊刑=しめころす刑罰、絞刑
・くび(れる)
・くく(る):縊死=くびをくくって死ぬ、縊頸=くびをくくる、縊痕=くびをくくった縄のあと
*自らくびるを「縊(イ)」、他を縊るを「搤(ヤク)」という(字通)*「搤」:この場合、「くくる」意だが、現行読みにはナシ。

👍👍👍 🐑 👍👍👍

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熟語の読み・一字訓読(その211) 緇 綽 綫 綢 綸

2015年10月27日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
●「熟語の読み・一字訓読」シリーズを再開します・・・って、まだ下書きとして10回分ぐらいあるので、その配信を再開し始めます・・・残りの漢字も手書きでは書きとめてあるのですが、ワープロ打ちしてから開示するので、ちょっとその作業に時間がかかります。
●一字一字覚えようとするのはムリがあります・・・こういう熟語や音読み・訓読みがあるんだなということを理解するようにしておけば良いと思います。(そのうち、頭の中に残るようになります、たぶん。)

●熟語の読み・一字訓読(その211)です。
<緇:シ、くろぎぬ、くろ、くろ(い)、くろ(む)>
・くろぎぬ、くろ、くろ(い)、くろ(む):緇衣=黒い衣・僧侶、緇素=黒と白=僧侶と俗、緇墨=黒色、緇麻=黒麻、緇冠=黒い冠、緇布=黒い布、緇林=暗く茂った林・読書する所、緇帷=黒い帷(大)・暗く茂った森の喩え(字)、緇涅(シデツ)=黒まる・黒色に染まる、緇衲(シトウ)=僧侶 (*広辞苑ほかでは「シトツ」読み)
*「緇」のみで「僧侶、僧衣」の意味あり。
*緇廬(シロ)=寺院、*緇叟(シソウ)=老僧・年よりの僧
<綽:シャク、ゆる(やか)、たお(やか)>
・ゆる(やか):綽綽=綽裕=ゆったりしたさま、ゆるやかで迫らないさま、綽然、綽態=ゆったりとしなやかな態度 
・たお(やか):綽態、綽約=①柔弱なさま ②やさしく美しい・しとやかなさま
*綽名=綽号=あだな=渾名 *綽立=正しく立つ=端立
*綽楔(シャクケイ)=善行をほめ表す方立=旌表する(字) *綽異=はなはだ平凡でない(大)・傑出する(字) *綽見=望見する *綽趣=趣致に富む
<綫:セン、いと、すじ>
いと、すじ:綫縷=細い糸、綫条=糸とすじ、綫車=糸車、綫溜=糸すじのようなしたたり(大)・狭い流れ(字) 
*綫麻=大麻、、綫民=スパイ、綫画=線描き、綫香=線香 
<綢:チュウ、まと(う)、まつ(わる)、こま(かい)、こみあ(う)>
・まと(う)、まつ(わる):綢繆=①まといからむ・まつわりつく(②奥深いさま ③連続するさま ④繁密なさま)
・こま(かい):綢密=稠密=①こまかく茂る・しげく集まる ②こまかい・こまやか(=綢緻=緻密) *綢緻=立派な・美しい(大)
・こみあ(う):綢繆④
*綢絹=つむぎ織のきぬ(大)・つむぎ(字) *綢緞(チュウタン)=絹織物・絹布
*綢衣=絹の着物 
<綯:トウ、な(う)、よりあわ(せる)、なわ>
・な(う):綯絞=しめる、綯首=首を絞める=絞罪、絞首刑(字)
・よりあわ(せる):索綯=なわなう
・なわ :絞綯、布綯、茅綯・・・
<綸:リン、カン、いと、おさ(める)、つかさど(る)、おびひも>
・いと:綸言、綸旨、綸音、綸宣  
・おさ(める):綸経=天下を治める喩え=経綸
・つかさど(る):綸閣=詔書を掌る中書省。内閣。
・おびひも:綸巾(カンキン)=①青いおびひもでつくった頭巾 ②風流人のかぶる頭巾 *字通は「リンキン」 綸綬=青色のくみひも
*綸理=すじみち、倫理 (「倫」(みち)に通じる)

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27-②の講評(私見) & 27-③対策

2015年10月26日 | 漢検1級受験歴
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●講評・感想・・・
・今回はもしかしたら200点満点の人が出るかもしれない(^^)・・・と、思うくらい、難問も奇抜な問題も無かったような気がする(ーー)一言でいえば“歯ごたえ”のない27-②の問題だった。5000円返せといいたい・・・って、満点取れてないのだから偉そうなことは言えないが・・・(^^;)
・全体としては、ここ2、3回の問題のレベルよりも点数でいえば10点程度は易しくなっている感じがした。漢検さんも営業政策上やむを得ないんだろうか(ーー^)合格率はかなり上がるでしょうね。合格者が増え、漢字同好の夥が増えることは喜ばしい限りだけど、“質を求める”リピーターからしたら、ちょっと物足りない問題だった・・・というのが正直な感想。
・分野別に見ても、万遍なく易しい傾向・・・
 ①音読み問題:「羔雁」・・・「恙」に引っかけようとする問題か(^^)、「忱恂」の「忱」・・・あえて言えばこれぐらいがちょっと考えさせそうな問題?初チャレンジの方は「馬鬣」や「髻鬟」の音読みには面くらうのかも・・・。
 ②訓読み問題:「澹き」・・・普通に考えれば文脈からも「あわ(き)」。読みが易しすぎるのと、「あわ(き)」は現代的な使い方で、昔の読みには無いのではないか・・・なんて、余計なことを考えすぎて、たぶん失敗(ーー)「うす(き)」でも心情を表す言葉として通用すると思うんだが、ダメかな、ダメだろうな(^^;)
 ③書き問題:「ザンカン状」と「ムクゲの犬」ぐらいかな、ちょっと考えるのは・・・。「ザンカン状」には参りました、最後の最後に頭にフッと浮んできて助かった・・・終了1分前!!これは我ながら、自分の頭の回転をほめてあげたい(^^)
 ④国字」:略。
 ⑤語選択:易化。「権衡」ぐらいかな、ちょっと難しく感じるのは。
 ⑥四字熟語:全く論外。すべて漢検四字熟語辞典の範囲内の出題。しかも、すべて大見出し項目じゃない?
 ⑦熟語の読み・一字訓読:「豢擾」「凭欄」「躡蹤」はすこし難しかったかもしれない。油断するとミスしそうな出題ではあった。
 ⑧熟字訓・当て字:これも論外・・・といいたいが、引っかかってしまった。「金鐘児」と「金雀児」・・・紛らわしい。痛恨のミス。
 ⑨対義語・類義語:「矜大」「畿内」「休戚」ぐらいが目新しいところかも。それほどの難問でもなし。
 ⑩故事成語類:今回もほとんど過去問や当ブログやネットなどで開示されているものがほとんど。熟語や漢字さえ知っていれば回答できる問題もあり。歯ごたえなし。
 ⑩「文章題」:簡単すぎ。文章そのものの内容も分かりやすいし、文脈から導き出すような作業もほとんど不要な問題。まったく面白くなかった。「輒ち」は、文脈から云ったら「たちま(ち)」ですんなり読めるけど、今までの例(過去問や昔の文章例など)からして「たちま(ち)」の意味でも「すなわ(ち)」と読んでいる場合ばかりなので、「すなわ(ち)」にしておいた。合ってるか間違ってるか、いまだに不詳。
●反省
・今回は特になし。前回27-②対策として掲げた取り組み内容・目標はほぼ達成したのでやり遂げたという感じ。・・・おまけに、模擬試験問題20作も勢いで作ってしまったし・・・自作の模擬試験問題の方がはるかに質が高いと思う、ははは(^^;)・・・次回、27-③は、レベルを上げた問題にしてくれないと、ちょっとヤル気が失せてしまう。
●今後の学習・・・次回、27年度第3回に向けての学習の方向・方法は、これから考える予定。
・ただし、残されている1級配当漢字の「音訓」シリーズは再開する予定。・・・途中から、(今までは大漢和と字通のみだったが)大字源・漢字源の辞典も調べるようになったので、以前公開の音訓整理も見直してみないといけないかなと思っている。
・併せて、常用漢字・準1級配当漢字の音訓整理や当該熟語にまつわる故事成語類なども調べてみるつもり。
●27-③は、年末年始をはさんでいるため、あっという間に来てしまうが、ま、終わったばかり・・・今日からは、暫くは、読書三昧+α(手賀沼散歩の再開など)の日々を過ごしたいと思っている(^^)

👋👋👋 🐑 👋👋👋
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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その107 椎魯 椎鈍・・・

2015年10月23日 | 日記
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●自分で作った模擬試験問題補習版5作をざっと復習・・・1作以外、満点とれず・・・トホホホホ、こんなんじゃ、本番でもミスりそう(ーー)
●さて、「漢検1級 27ー②に向けての学習状況」シリーズも今回が最終です・・・たぶん(^^;)。もうほぼ材料は出し尽くしたと思います。皆様のご健闘・ご奮闘を心から期待しております。お互いに全力を出し切りましょう👋 27-②終了後、また、弊ブログにてお会いしましょう(^^)
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●準1レベルの漢字ですが・・・「椎輪」は曩に紹介しましたが、「椎」の続き・・・
・「」の現行読み<中学…ツイ 準1…スイ、しい、つち、せぼね、う(つ)、おろ(か)
・漢検漢字辞典第2版に「おろ(か)・・・「椎鈍(ツイドン)」」と追加されていました。
・同義語で、愚鈍=椎鈍・・・というのは簡単すぎるから、「犀利」とかの対義語で「ツイドン」なんて出そう(^^;)
・ちなみに、「椎鈍」しか漢検辞典には載ってませんでしたが、「椎魯(ツイロ)」なども同じ意味のようです。
●最後の問題・・・
①菠薐草を2「」買う
②十「」ひと絡げ
どちらも同じ漢字一文字です・・・束ねた物を数える単位・・・

<解答>「把」が正解。準2級の漢字ですが、①だけで出されるとアレっ?となってしまうかも。落ち着いて受検しましょうね👍

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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その106  瞞

2015年10月23日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●あと、自分の模擬試験問題(補習版1~5)までやったら受験対策はおしまい・・・模試1~15までやったけど、自分で作ったにもかかわらず、1~2問は落してしまった模試もあった・・・当日は心技体を万全にしてトメ・ハネ・クズシ字撲滅で臨まないとダメだな、こりゃ・・・(^^;)
●漢検漢字辞典第2版から・・・まだまだ見落としているものがありました・・・最後まで頼っていただいている方へ最後まで情報提供👍
・「:バン、マン、モン、だま(す)、あざむ(く)、くら(ます)、は(じる)」
・第1版:「マン、バン、だま(す)、あざむ(く) 意味 ①だます。あざむく。瞞着。欺瞞。②くらい。はっきり見えない。」
・第2版:「マン、バン、モン、だま(す)、あざむ(く)、は(じる) 意味①「マン」・・・同上・・・ ②「モン」はじる。瞞然。←読みは振っていないが、位置づけから「モンゼン」か・・・。」
・目新しい「モン」音が追加されており、音による読み分けで、「モン」の方に、熟語も「瞞然」というのがありました。
・例によって、4辞典で検証しましたら、
 大漢和:瞞然(モンゼン)=はじるさま
 字 通:瞞然(マンゼン)=どぎまぎして恥じるさま    *字通にはそもそも「モン」音ナシ   
 大字源:瞞然(モンゼン)=はじるさま
 漢字源:瞞然(マンゼン)=面目なく知らぬふりをする   *漢字源の意味は、3辞典とちょっとちがう。この記事の最後の方に記載している内容にマッチしている模様。
 と、「モンゼン」と「マンゼン」読みが混在でした・・・漢検サイドの誘導的な書き方からすると「モンゼン」と読んだ方が良いかも👍
 出典は、ほとんどの辞典が「・・・子貢、瞞然として慙じ、俯して対えず・・・」(荘子・天地)から・・・。

・なお、ちょっと混乱するかもしれませんが、大漢和・大字源には「瞞然」は「モンゼン」と読み、「瞞瞞然」は「マンマンゼン」と読むように振ってありました・・・「瞞瞞然(マンマンゼン)」の場合は、「目を閉じるさま、見て見ぬふりをするさま、目を閉じたさま」という意味のようです。漢字源・字通にはこの熟語掲載はナシ。

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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その105 蠡 蠱 麗 

2015年10月22日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●「完全征服(準1)」「完全征服(1級)」
・一番最初に購入した、この2冊、今でも、毎回読み返しています。最初、この2冊とDSだけでチャレンジして127点だったからな(^^;)
・明日中には、1級も読み直し終了予定・・・
・何遍読んだかわからないけど、まだまだ新しい発見がある
①「頃刻」・・・文章題で出た「キョウコク」。読み問題であったけど、「ケイコク」としか出てなかったぞ(ーー)狡い漢検・・・
②「剥棗」・・・「ホクソウ/ハクソウ」どちらの読みでも良い模様・・・両方の読みが載っていた。
③他にも、幾つか、どちらで読んでも良い熟語の読みが出ていた・・・改めて勉強にはなりました。
●ここからは、この時期、読んでも混乱しない自信のある方だけ読んでください・・・混乱させたらごめんなさい(^^)
①「蠡」・・・「管窺蠡測」の「蠡」・・・この蠡、「ひさご」とも「ほらがい」とも説があるようですが・・・
・漢検漢字辞典第2版では、「レイ、ラ、リ、ひさご、にな、ほらがい」・・・音による読み分けはナシ。熟語も「蠡測(レイソク)」ぐらい。
・「リ」はネット等でも良く見かける「谷蠡(ロクリ・ロクレイ)」・・・人名のようですが。
・「ラ」は、「にな」の事だと思って、前に紹介した「蝸螺(ララ)」みたいな熟語があるのかなと思って調べた。けど、無かった。代わりに、
「蠡蠡(ララ)」=連なるさま、行列をいう(大漢和)。列をつくってハッキリしているさま(大字源)。列なる(字通)。漢字源だけは同じ意味で「レイレイ」読み。なお、「蠡蠡(レイレイ)」読みの場合は「むしばまれて絶えかかるさま」(大漢和)とあった。いづれにしても「にな」とは関係ないようですが・・・なお、出典は「・・芷圃の蠡蠡(ララ)を覧る・・・」から。 *芷(シ):よろいぐさの類。対象外漢字。
・その他、大漢和に「蠡蚌」とあり、「蠡」は「螺に通ず」とあったので、たぶん、これは「ラボウ」と読むのかも知れませんが、読みを振っていないので、不確かです。
・「蠡測」以外の「蠡(レイ)」読みの熟語・・・蠡酌蠡升(=一升入りのひさご)、蠡帽(=矢石を防ぐかぶと。形が蠡に似ているからいう由。) 蠡牛(レイギュウ)=蝸牛(カギュウ、かたつむり)というのもありました(大漢和・字通)👍
②「蠱」・・・蠱惑の「蠱」
・読みは「コ、まじな(い)、そこな(う)、まどわ(す)」ですが、たまたま「蠡」の近くにあったので見てたら「ヤ」音の熟語あり。
・「蠱媚(ヤビ)」=なまめいて美しい(大字源)、妖艶にして容儀の美しいさま(大漢和)。
③「麗」・・・常用漢字の「麗」・・・華麗、麗人、麗日、麗沢 など
・「麗(レイ)」の熟語は漢検漢字辞典にもたくさん載ってますが、音の読み分けが「レイ」と「リ」。「リ」は「①はなれる ②「高句麗」古代朝鮮の国名」と出ているだけで、「リ」の熟語は他に載っておらず・・・。ちょっと気になったので調べたら、幾つか発見しました。
・「麗視(リシ)」=斜視 *「麗」は「離」の意。・・・。大字源。
・麗姫(リキ)=人名(=驪姫)、麗黄(リコウ)=離黄=ウグイスのこと(高麗(コウライ)ウグイス)、魚麗(ギョリ)=①陣形の名称、②詩経の編名。
*「麗沢(レイタク)」は大字源では「レイタク・リタク」両読みでした・・・麗沢大学に失礼かも(^^;)

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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その104 四字熟語演習

2015年10月21日 | 四字熟語
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●特に真夏の弊ブログ模擬試験問題20作の特訓で鍛えた方々にはなんとしても合格してほしい・・・って、変なプレッシャーかけたりして(^^)リラックス、リラックス、リラックス👍
●さて、四字熟語の復習はおしまい・・・いくらやっても不安の残る漢検受検勉強・・・満点とろうとするから、余計なプレッシャーをわざわざ自分にかけてる(^^;)
●さ、まだ、粘りに粘っている方へ・・・漢検漢字辞典から出題・・・出たら勿怪(物怪)の幸い👍👍👍
①直言極諫=直言ムキ
②刀耕火種=刀耕カドウ
③同床異夢⇔イトウ同夢
トッコウ還珠  *外見の立派さにとらわれ、真の価値を見失い、つまらぬものを尊ぶこと。
⑤篳路ランル
⑥牝鶏牡鳴=牝鶏シシン=⑦牝鶏シンメイ
⑧物論囂々=物議キョウゼン
⑨不買美田・・・「・・・書中、自ずからセンショウの粟有り・・・」
⑩並駕斉駆=ホウガ斉駆
⑪忙中有閑=忙裡トウカン
⑫鵬程万里=ホウショウ万里


①無諱 ②火耨 ③異榻 ④得匣 ⑤藍縷 *「「襤褸」とも書く」とはなっていないので要注意かも。
⑥司晨 ⑦晨鳴 ⑧洶然 ⑨千鍾 *「」としないように・・・。
⑩方駕 *方駕=①(馬)車を並べていく ②2つのものが肩を並べて優劣のないこと (大字源) 「方」の現行読みにはないが、「方」は「ならぶ、ならべる」意。
⑪偸閑 ⑫鵬霄

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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その103  四字熟語演習

2015年10月20日 | 四字熟語
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●まだ粘ってご覧いただいている方へ、この記事の内容が問題で出ますように(^^)
●漢検・四字熟語辞典(第2版)から・・・
<主として小項目で掲載されている四字熟語の問題です(一部、大項目・大見出しのものもあります)>
①牛溲馬勃=牛糞バセン
②驚天動地=インテン動地
③金枝玉葉=瓊枝玉葉=金枝カガク
コウゼン大悟  *思い定まらないでいるときに一瞬のひらめきから悟りを得ること (注)大見出しの熟語。「コウゼン」・・・間違えやすいから注意。
⑤糟糠之妻=宋弘フカイ  *後妻を押し付けられそうになった「宋弘」(人名)の故事
⑥狐疑逡巡=センゼン顧後
⑦先苦コウテン      *楽しいこと、利益は後から得る。
⑧車胤聚蛍=ノウケイ映雪
⑨口中雌黄=シンコウ雌黄=シンコウ開河
・・・回答は末尾記載・・・
<漢検・四字熟語辞典第2版中の間違い(誤植・誤記か)と思われる四字熟語>
・3つも見つけてしまいました・・・正誤表か何かで連絡もらっているのかなあ?・・・もっと新しい版で正しくなっているのかしら???
・私が間違いと思っているだけなのか・・・
①「梧鼠(鼯鼠)之技」と同義語として「蠟蛄之才」と掲載されている→「螻蛄之才」ではないか・・・「蠟蛄」という熟語自体、4辞典を調べても全くなかった(ーー)。「螻蛄之才」なら、辞典やネット上にもたくさんあり。巻末も「蠟蛄之才」となってるぞ(ーー)
②「先従隗始」の同義語として「燕築台」と掲載されている→「燕築台」ではないか。説明文中にも「燕の昭王・・・」とあるし・・・。
③「蹉跎歳月」の同義語として「翫歳愒日(ガンサイケイジツ)」と読みが振ってある→「ガンサイカイジツ」ではないか。大見出しでも「カイジツ」。

<四字熟語 解答>
①馬涎 ②殷天 ③花萼 ④恍然 ⑤不諧 ⑥瞻前 ⑦後甜 ⑧囊蛍 ⑨信口

*信口:口に信(まか)せて言う。考えずに出まかせをいうこと。この熟語、国語辞典(広辞苑、大辞林)には載っていませんでした。故事成語の類になるのでしょうか・・・。

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東野圭吾 「11文字の殺人」

2015年10月19日 | 読書
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●宮部みゆきの「悲嘆の門」を借り出すときに、偶、返却されてきた本・・・衝動的に一緒に借り出してしまった(^^;)
●東野さんの本はほとんど読んでいると思ったので、昔読んだ本かと思ったけど、読んでみたら、過去の記憶なし・・・読んでなかったんだ。
●もう30年近く前の著作だったんだ・・・初期の作品かしら?
●すんなりと楽しく読めました・・・が、最近の本と比べると、やはり、初期の作品らしく、それほど込み入った筋立てではありませんでしたね。でも面白かったです。
●面白いのは、後書きの解説が宮部みゆきさんだったこと・・・偶然とはいえ、笑ってしまった(^^)

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27-②目前だというのに、完全に、“現実逃避行動”だな、こりゃ(^^;)
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