漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!! ➪ “俳句”

我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

お知らせ:(漢検1級記事) 「闡并」の読みの修正箇所

2019年04月03日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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☆☆☆今年のテーマ:①俳句づくり ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③漢検1級受検(継続➪中断)☆☆☆
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●「闡并」の読みについて、以下の該当記事・該当箇所に修正を加えておりますのでお知らせいたします。

<熟語の読み・一字訓読(その293) 闌 闕 闡 闥 闢>(2016年08月23日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-)

<闡:セン、ひら(く)、あき(らか)、ひろ(める)、ひろ(まる)>
・ひら(く):闡弘=ひらきひろげる、闡拓=ひらく、闡発=ひらきあらわす、闡繹=ひらきのべる
・あき(らか):闡明=明らかになる、明らかにする 闡証=明らかにする、闡究=きわめ、明らかにする
・ひろ(める)、ひろ(まる): 闡綜=ひろめすべる、闡并(センペイ)=他国を并呑して領土を広めること、領有する(字通) 闡済=広めて成しとげる、闡諧(センカイ)=ひろびろとしてなごやか
*闡提(センダイ)=(仏) *丕闡(ヒセン):(字通に記載あるも意味不詳)

(注)「闡并」の読み:(2019.4.3訂正)“せんべい(senbei)”だったものを“せんぺい(senpei)”に修正。大字源でも良く見ると「せんぺい(sennpei)」読みのようだ。

<漢検1級 模擬試験問題(チャレンジャー用) 第10回>(2015年08月27日 | 模擬試験問題)

<syuusyuu 漢検1級 模擬試験問題(チャレンジャー用) 第10回 標準解答>
(一)
1.りつちく 2.ほうしょう 3.しょうそう 4.せんしん 5.さんけん 6.うんうん 7.ほう 8.ちゅうどく 9.さくさく
10.ていび 11.せんぺい 12.へいろく 13.こうじ 14.えつえん 15.びんりん 16.ぎんか 17.ひどう 18.じこう
19.どりく 20.ようめい
21.あしぶえ 22.ひとくさり 23.す 24.しばしば 25.かどだ 26.しりがい 27.しき 28.しおり 29.ぬぐ 30.うかが
(注)2019.4.3修正:設問11の読みを“せんべい(senbei)”から“せんぺい(senpei)”に修正。大字源ほかでも“せんぺい(senpei)”読みだった。

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熟語の読み・一字訓読(その344):訖 訐 詆

2018年03月30日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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             <漢字の学習の大禁忌は作輟なり>         <一跌を経れば一知を長ず>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む> <百里を行く者は九十を半ばとす> <為さざるなり。能わざるに非ざるなり。(孟子)>★★★
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●音訓整理、P421/P554まで進捗・・・すべてを開示しているわけではありませんが、できるだけ“出そうな”漢字・熟語は、漢検2との関連も含めて、整理して開示しています。
●以下の漢字も“音”は一つなのであまり開示・整理の意味はないのですが、念のため、この、1級漢字の音訓シリーズとして開示しておきます。
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<訖:キツ、お(わる)、や(む)、いた(る)> *漢検2 音熟語ナシ
お(わる):訖了、終訖  
や(む):訖息  
いた(る):訖今(キッキン):今にいたる
*訖糴:(キツテキ):字:穀を貯える 大:粟を貯えて発しないこと=遏糴 
  →とどまる、とまる意か、「糴がやむ、おわる」意か・・・
 ➪(2018.3.30)大字源「②とどめる。とめる。」意で、「毋ㇾ訖ㇾ糴」(*「糴を訖(キツ)すること毋れ」とでも読むのか・・・糴をとめる、とどめること毋れという意味で、どんどん穀物を貯えるという意味なのかも・・・)
<訐:ケツ、あば(く)> *漢検2 音熟語ナシ
訐直(ケッチョク):人のかくし事をあばき出して、我こそ正直者と自任すること。
(過去問「訐直 - 訐く ( けっちょく - あば(く)) 過去問「 訐きて以て直と為す者を悪む。」
訐揚(ケツヨウ):隠し事をあばきだす。人の秘密などをえぐりだしていう。

(ブログ既出の「訐」字関連の記事・熟語)
・攻訐(コウケツ)很怒し、辞気を以て相撃排冒没する者あり。(*ねじくれた根性の持ち主で、人の説を非難するばかりか、隠事をあばいていきまき、言葉を荒げて、他をないがしろにする。)「陸文通先生墓表」(柳宗元)から当該部分のみ抜萃・・・詳細は「汗牛充棟」記事にあり・・・。
・峭訐(ショウケツ)=きびしく訐(あば)く、容赦なく非難する。
・徼訐(キョウケツ):人の悪をかすめあばく。一説に、うかがいあばく。 (「徼」に、“かすめる、ぬすむ”、一説に“うかがう”意あり)
・互いに攻訐する様にては宜しからざる 
・詆訐の民、有ると雖も依らず *ていけつ:そしりあばく 
・コッケツ(告訐)の風は長ずべからず *悪事を摘発することは大事だが、その風潮を重用してはいけない。人情を損ない、一層の弊害を生じる。*告訐:(大字源)コッケツ・コクケツ:他人の隠し事を官に訴え暴く。
<詆:テイ、そし(る)、しか(る)、し(いる)、はずかし(める)、あば(く)、あ(てる)> *漢検2“あ(てる)”訓ナシ
そし(る):詆呵・詆訶 そしる、けなす 詆毀 そしる 詆笑 そしりわらう=嘲笑、抵劾=弾劾:罪をしらべそしる
しか(る):(同上)
し(いる):詆欺 しいて欺く
はずかし(める):詆辱 そしりはずかしめる
あば(く):詆訐 あばく、そしりあばく
あ(てる):詆罪 罪にふれあたる (大) 詆=「抵」に通じる
(漢検2) 
詆 :テイ そしる・しいる・しかる・はずかしめる・あばく
意味:①そしる。し(誣)いる。人を悪く言う。「詆毀(テイキ)」
   ②しかる。とがめる。
   ③あざむく。「詆欺」
   ④はずかしめる。
   ⑤あばく。あばきたてる。
   ⑥あ(当)てる。あたる。
下つき:毀詆(キテイ)  
大見出し:詆る(そし-る):人を悪く言う。けなしてはずかしめる。非難する。詆毀(テイキ):そしること。人を悪く言うこと。「毀」は、相手をつぶす意。
(参考)
<当ブログ・語選択問題その4>
詆欺(ていぎ):事実であるかのようにいって、人をあざむく  *漢検2「意味③あざむく」に掲載するも、現行訓には「あざむく」ナシ。
*この「詆」は「し(いる):詆欺 しいて欺く」の「詆(し)いる」に該当すると思われるのだが、漢検2では「③あざむく。「詆欺」」に対応するようになっている。
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熟語の読み・一字訓読(その343):虔

2018年03月29日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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             <漢字の学習の大禁忌は作輟なり>         <一跌を経れば一知を長ず>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ☆☆☆
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●「虔」について、<熟語の読み(音・訓)ー1級ー>記事にはしていなかったようなので、改めて当該カテゴリーに収録・・・

<虔:ケン、つつし(む)、ころ(す)、うば(う)>
つつし(む):敬虔=虔敬、虔恪、虔恭:つつしみうやうやしい、虔修:つつしみおさめる、虔心:まごころ
ころ(す):虔劉(ケンリュウ):ころす(字通)、殺害・殺して害する(大漢和)
うば(う):「虔、強取也」の説明文あるも熟語見当たらず ➪「矯虔」:上命と偽って物を奪う
(漢検2)下つき:恭虔(キョウケン)・敬虔(ケイケン)
恭虔(キョウケン):(大字源)うやうやしく慎み深い。

<参考>「恭虔」と「恭倹」はよく理解しておかないと紛らわしい・・・辞典でも同)とはなっていないので留意・・・・

恭倹(キョウケン):
 (漢検2)人にはうやうやしく、自分にはつつしみ深く振る舞うこと。「温良―譲」〈『論語』〉
 (広辞苑)(漢検2にほぼ同じ。「・・・己を持す」)
・恭謙(キョウケン):
 (漢検2)つつしみ深くへりくだること。「―な態度」
 (広辞苑)(漢検2とほぼ同じ)

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熟語の読み・一字訓読(その342):泯

2018年03月24日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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             <漢字の学習の大禁忌は作輟なり>         <一跌を経れば一知を長ず>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む> <百里を行く者は九十を半ばとす> <為さざるなり。能わざるに非ざるなり。(孟子)>★★★
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●「泯」について、<熟語の読み(音・訓)ー1級ー>記事にはしていなかったようなので、改めて当該カテゴリーに収録・・・

<泯:ビン、ベン、ミン、メン、ほろ(びる)、つ(きる)、くら(む)> *漢検2は“くら(む)”訓ナシ。
ほろ(びる):泯絶、泯然(ほろびるさま)、
つ(きる) :泯尽(ビンジン:ほろびつきる、なくなる)、泯没:消失する、なくなる、ほろびる
くら(む):眩泯(ゲンベン?):目のよく見えないさま、泯泯:愚かで理に昏いさま
 (注)「泯泯」には上記の他に、①水が広く清いさま②滅びるさま③広く豊かなさま④乱れるさま ・・・という意味もあり。
<2018.3.24 加筆>
(大字源)泯泯(ビンビン):①愚かなさま。②乱れるさま。③滅びるさま。④水の清らかなさま。⑤広く豊かなさま。
(漢検2)音 ビン・ミン・ベン・メン 訓  ほろ(びる)・つ(きる) *くら(む)訓ナシ。
    意味:①ビン ほろびる。つきる。なくなる。「泯滅」 ②ベン 目がくらむ。「眩泯(ゲンベン)
    「泯」から始まる言葉 泯滅(ビンメツ) 泯びる(ほろ-びる)
(大字源)
<ビン(漢音)、ミン(呉音)>・・・①ほろびる・・・②みだれる・・・③「泯泯(ビンビン)」
<ベン(漢音)、メン(呉音)>・・・①(畳韻)「眩泯(ゲンベン)」:ア.目がくらむ。めくるめく。「視、眩泯して見を亡う」 イ.暗くてよく見えないさま。ウ.まじりあうさま。 ②(対象外漢字あるため、略。)

(注)「眩泯(ゲンベン)」読みは、漢検第2版と大字源のみ。大漢和「ゲンビン」 字通「ゲンビン」 漢字源「ゲンメン」(←「メン」は呉音) ここは漢検サイドの「ゲンベン」で覚えておくほうが無難か・・・。

(余談)
 ・「眩泯」は「眩“眠”(ゲンベン?)」とも書くのかどうか調べたが、調べた範囲では「眩“眠”」熟語はなかった・・・。(「眠」に表外音でベン読みあるため、ちょっと気になったので・・・。)
 ・ブログ既出の「眠(ベン)」関連記事
 ・眠(ベン) :阡眠(センベン)草木の茂るさま
 ・阡眠(せんめん・せんべん) - 阡(しげ)る  *音読みは辞典によって異なる・・・いずれにしても“センミン”はナシ。 
 ・しげ(る):阡阡=仟仟=草木のしげさま、阡眠(センメン・センベン)=①はるかにみる、②草木の茂ったさま

(参考)過去ブログ「漢検1級 27-②に向けての学習状況  その99 泯 僻 黽 2015年10月17日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事-」の「泯」の記事
 「●漢検漢字辞典第2版から・・・
  ①「泯」:ビン、ベン、ミン、メン、ほろ(びる)、つ(きる)、くら(む)
  ・「ビン」:ほろびる、つきる ・・・泯滅(ビンメツ)
  ・「ベン」:くらむ  ・・・眩泯(ゲンベン)←第2版初出!! あやしい!!  *目がくらむ、めくるめく意。
 *あまり混乱させたくないのですが、「ゲンベン」読みは、漢検第2版と大字源のみでした。
  大漢和「ゲンビン」 字通「ゲンビン」 漢字源「ゲンメン」(←「メン」は呉音) ここは漢検サイドの「ゲンベン」で覚えておかないとダメかも(ーー)。 」
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熟語の読み・一字訓読(その341):攣

2018年01月29日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<漢字の学習の大禁忌は作輟なり> <一跌を経れば一知を長ず>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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 (この時期、混乱しそうな人は読まないほうがよろしいかと思います) 
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(「攣」の字については、過去、「熟語の読み・一字訓読(実践問題その19) 攀 攣 扎 2014年09月25日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級- 」にて案内しておりましたが、今回の語選択問題づくりや漢検2掲載熟語の調査などを通じて整理したものを追加して、改めてご案内するものです。)
・・・漢検2掲載熟語については語選択問題にしようとも思いましたが、この時期、ちょっと難しそうなのでやめました・・・

<攣:レン、つ(る)、ひきつ(る)、か(かる)、つな(がる)、かが(まる)、した(う)> *「した(う)」訓は漢検2にはナシ。
(漢検2)
攣:意味①つる。ひきつる。「攣縮」「痙攣(ケイレン)」 ②かかる。つながる。「攣拘」 ③かがまる。手足が伸びない。「攣曲」 ④したう。「攣攣」類)恋
下つき:痙攣(ケイレン)・拳攣(ケンレン)・拘攣(コウレン)
ー漢検2掲載熟語のうち、意味等の説明がない熟語ー

攣拘(レンコウ) :(大字源)つなぎしばられる。束縛される。拘束。
攣曲(レンキョク):(大字源)まがって伸びないこと。
拳攣(ケンレン) :(大字源)折れ曲がるさま。ぎくしゃくするさま。
拘攣(コウレン) :(大字源)①物事にかかわりこだわる。②筋肉が収縮して手足や首などが曲って伸びないこと。
 (注)「拘攣(コウレン)」についてのブログ既出内容
   つなぎしばられる。拘束。官職や道徳その他にしばられて自由に行動できないこと。筋肉が収縮して、手足や首などが曲がって伸びないこと。

ー再掲示「熟語の読み・一字訓読(実践問題その19) 攀 攣 扎 2014年09月25日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-」ー

問題2 「攣」  ①痙攣(ケイレン) -攣( つ )る 、攣(ひきつ)る  ②攣索(レンサク) ー 攣( か )かる    ③攣拘(レンコウ) ー 攣(つ な)がる  ④攣拳(レンケン) - 攣(か が)まる  ⑤牽攣(ケンレン) - 攣(し た)う

問題2 攣:レン、つ(る)、ひきつ(る)、か(かる)、つな(がる)、かが(まる)、した(う)
①痙攣:ひく、ひきつる。他に、攣縮(レンシュク):痙攣性の収縮のこと、
②攣索:なわをかけること
③攣拘=拘攣(コウレン):つなぎしばられる。拘束。官職や道徳その他にしばられて自由に行動できないこと。筋肉が収縮して、手足や首などが曲がって伸びないこと。他に、つな(がる)意の熟語:「攣挌(レンカク):捕縛する」
④攣拳:=蜷曲。かがまること。蘇軾文集「淨因院畫記」中に「如是而生、如是而死、如是而攣拳瘠蹙、・・・如是而條達暢茂・・・」とある。=「拳攣(ケンレン)」:屈曲不伸。
(参考)條達:木の枝が分かれるように四方に伸び通じていること。勢力が広く及ぶこと。 暢茂:草木がのびのびと生い茂ること 瘠蹙:やせこけちぢこまること  蜷曲:多く人や動物の肢体が丸くなる、縮こまる、丸くする、縮こませるさま
(注)蜷曲:「蜷局」(ケンキョク、とぐろ)とは違いますので気を付けてください。(参)蜷局(ケンキョク・とぐろ)・塒(とぐろ):蛇などが、からだを渦巻き状に巻いた状態でいること。また、その状態。何人かが特に何をするでもなく、ある場所に集まっているさま。
その他、「攣縮(レンシュク):かがむこと」「攣躄(レンペキ):足がたたない病気)」「攣廃(レンパイ):手足がかがまる病気」などが大漢和および字通にありました。
⑤牽攣:「牽攣乖隔」の「牽攣」:互いにこころ引かれる意。「攣」は恋いしたう意。 「攣攣」=恋恋。した(う)意。
➪この中に書いてある「(注)蜷曲:「蜷局」(ケンキョク、とぐろ)とは違いますので・・・」の内容については別記事にて案内予定・・・。👍👍👍 🐕 👍👍👍 
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熟語の読み・一字訓読(その340):愆

2017年08月27日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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・1級漢字用の「熟語の読み・一字訓読」シリーズです。
・(その223)からは、漢検漢字辞典第2版の内容を加味したり、調べる辞典の範囲を大字源・漢字源などまで拡大した内容にて、整理しているので、初期のこのシリーズの記載内容とは濃淡・精粗があります・・・223回からのほうが内容が濃いと思います。お含み置きください・・・。
・なお、別の記事などにて、漢検2記載内容を踏まえた「熟語の読み・一字訓読、音訓整理」を案内したものもあり、一部重複しているかもしれません・・・この点もお含み置きください。
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●熟語の読み・一字訓読(その340)です。 このシリーズは1級配当漢字を対象としたシリーズ記事です。すでに、(その320)で一応完了したつもりでしたが、一部、漏れていたり不備などもあったりするので、その後の調査の成果(調査対象辞典の拡大、漢検2とも比較など・・・)も踏まえて、適宜、不定期に案内していくものです。
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<愆:ケン、あやま(る)、あやま(ち)>
(漢検2)
愆:ケン あやま(る)、あやま(ち)
意味:あやまる。あやまつ。あやまち。つみ。とが。「愆怠」「愆失
大見出し:愆ち(あやまち) 愆る(あやま-る) 愆戻(ケンレイ)
愆戻(ケンレイ):あやまち。また、法にそむいて罪を犯すこと。「戻」はもとる、道理にそむく意
愆怠(ケンタイ):(大字源)過ちをしたり怠ったりする。

その他熟語1(大字源)
愆殃(ケンオウ):あやまちや、わざわい。
愆過(ケンカ):あやまち。つみ。
愆悔(ケンカイ):あやまちくいる。
愆期(ケンキ):時期をたがえること。約束の機嫌を破る。*広辞苑にも記載あり
愆義(ケンギ):正しい道を誤る。
愆釁(ケンキン):あやまちと、きず。過失や欠点。
愆序(ケンジョ):順序を誤る。特に、陽気の不順なこと。
愆滞(ケンタイ):誤りをしたり仕事を滞らせたりする。
愆謬(ケンビュウ):あやまち。あやまり。過誤
愆伏(ケンプク):時候が狂い、冬が暖かく、夏が寒いこと。伏は、三伏の酷暑の時。愆陽伏陰の略。
 (参考)伏陰(フクイン):夏の時節に霜や雹が降ることをいう。陽のうちに隠れてある陰の意。
愆尤(ケンユウ):あやまち。過失
愆陽(ケンヨウ):冬なのに暖かいこと。異常気象をいう。
・その他熟語2(既出)
(<溥:フ、あまね(し)、ひろ(い)、おお(きい)、し(く)>の項にて)
 ・おお(きい):溥原=大原、溥愆(フケン)=大きな過失、溥博(「溥博なること天の如し」)

その他、「愆」にかかわる故事成語類・・・何度も既出だが念の為・・・

一語 中たらざれば、即ち愆尤(ケンユウ)駢び集まる(過去問 H14-② 読み問題)
 *「十語の九、中たるも、未だ必ずしも奇と称せず。一語中たらざれば、則ち、愆尤(ケンユウ)駢(なら)び集まる。
   十謀の九、成るも、未だ必ずしも功を帰せず。一謀成らざれば貲議(シギ)叢り興る。君子、寧ろ黙なるも躁なる
   こと毋(な)く、寧ろ拙になるも巧なることなき所以なり。」
  (10のうち、言っている事の9が正しいからと言って、必ずしも優れた人間とは言えず、誤った1の不備に非難が
    集まることがある。戦略の9割が達成できたからと言って、必ずしも大きな功績があるとは言えず、1割の未達
   に誹謗中傷が集まる。これが、上に立つ者は雄弁よりは寡黙で、如才ないより気が利かない方が良いという理由で
   ある。)」(菜根譚)
 *貲議(シギ):この貲は、“呰”(そし・る)の意。

君子に侍するに三愆(サンケン)有り・・・ (注)3つのあやまちのこと
 *「君子に侍するに三愆有り。言未だ之に及ばずして言う、之を躁と謂う。言之に及びて言わず、之を隠と謂う。
   未だ顔色を見ずして言う、之を瞽と謂う。」

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熟語の読み・一字訓読(その339):拌 范 笵 泛(ホウ)

2017年08月22日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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・1級漢字用の「熟語の読み・一字訓読」シリーズです。
・(その223)からは、漢検漢字辞典第2版の内容を加味したり、調べる辞典の範囲を大字源・漢字源などまで拡大した内容にて、整理しているので、初期のこのシリーズの記載内容とは濃淡・精粗があります・・・223回からのほうが内容が濃いと思います。お含み置きください・・・。
・なお、別の記事などにて、漢検2記載内容を踏まえた「熟語の読み・一字訓読、音訓整理」を案内したものもあり、一部重複しているかもしれません・・・この点もお含み置きください。
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●熟語の読み・一字訓読(その339)です。 このシリーズは1級配当漢字を対象としたシリーズ記事です。すでに、(その320)で一応完了したつもりでしたが、一部、漏れていたり不備などもあったりするので、その後の調査の成果(調査対象辞典の拡大、漢検2とも比較など・・・)も踏まえて、適宜、不定期に案内していくものです。
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<拌:ハン、す(てる)、さ(ける)、わ(る)、かきま(ぜる)>
(漢検2)
・読みは同様。
・意味 :①かきまぜる。「攪拌(カクハン)・(コウハン)」 ②さける。さく。わける。わる。類)判 ③すてる。
・攪拌(カクハン):かきまわすこと。かきまぜること。「・・・機」「コウハン」の慣用読み。

*「拌」については、「新・手賀沼散歩1101(その2)不堪佃田 佃 這坊子 邁  拌 2014年11月01日 | 新・手賀沼散歩(漢字修練)」にて案内済みだが、あらためて、以下のとおり。

 す(てる):拌命(ハンメイ)=命がけ
 さ(ける):拌蚌(ハンボウ)=はまぐりを裂く 
 わ(る) :拌捨(ハンシャ)=わける、わけすてる
 かきま(ぜる):拌入、拌和、攪拌 :まぜる、かきまぜる

 (注1)「拌蚌(ハンボウ)」は、大字源では、“まばぐりを割って珠を取ること。”となっているので、「わ(る)」にも対応するかも。
 (注2)既出問題で、
    「③攪拌(  ) ー 攪(  )ぜる、拌(  )ぜる
     ③攪拌(かくはん、こうはん) ー 攪(ま)ぜる、拌(かきま)ぜる」 
    としているように、 「攪(ま)ぜる」「拌(かきま)ぜる」と訓読みが異なるので注意する要がある。
   (参考)
    攪:カク、コウ、みだ(す)、ま(ぜる)
 
<范:ハン、いがた、かた、のり>
(漢検2)
・読みは同様。
・意味:①はち(蜂)。虫の名。 ②かた。いがた(鋳型)。 ③のり。規範。 類)②③笵(ハン)・範
・熟語掲載ナシ。
(既出)「熟語の読み・一字訓読(その236) 苴 苳 范 苻 苹 2016年04月20日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-」
 <范:ハン、いがた、かた、のり> *「くさカンムリ」の「范」の熟語はほとんど人名。
 ・いがた、かた:「笵」に通ず。
 ・のり:「法」「範」に通ず。

<笵:ハン、のり、いがた>
(漢検2)
・読み:ハン のり *“いがた”訓掲載ナシ。
・意味:①かた。いがた(鋳型)。 ②のり(法)。法律。 類)①②范(ハン)・範 (参考)「範」の異体字とする説もある。
・熟語:熔笵(ヨウハン):鋳型の考古学上の呼称。
(既出)「熟語の読み・一字訓読(その195)」
 <笵:ハン、のり、いがた>   *「笵」は「範」
 ・のり:軌範(笵)、範(笵)例、軌範(笵)・・・
・いがた:笵金=鋳込む、範(笵)型=鋳型、笵埴=型で土器をつくる、鎔範(笵)・・・
 (*いがた:土でつくるのが「型」、金でつくるのが「鎔」、竹でつくるのが「範・笵」・・・)

<泛:ハン、ホウ、う(かぶ)、う(かべる)、ひろ(い)、あまね(く)、くつがえ(す)>
(漢検2)
・音・訓とも全部掲載アリ。
・🈩ハン ①うかぶ。うかべる。ただよう。「泛舟」 ②ひろい。あまねく。「泛論」 類)①②氾(ハン)・汎(ハン)
 🈔ホウ くつがえす。ひっくりかえす。
・下つき:🈩 飄泛(ヒョウハン)・浮泛(フハン)
・大見出し:泛かぶ(う-かぶ) 〈泛子〉(うき) 泛称(ハンショウ) 泛泛(ハンパン) 泛論(ハンロン)

*泛・・・“ホウ”音の熟語が「泛駕(ホウガ之馬)」「泛(ホウショウ)」以外に無いか調べたが、やはりなかった・・・だから、“ホウ”音の熟語は、「泛駕(ホウガ)之馬)」「泛(ホウショウ)」だけ覚えておけば大丈夫のようだ・・・

(参考)「汎(ホウショウ)」

漢検2:水を形容する語。 
大字源:🈔ホウ(漢音)フ(呉音) くつがえす。ひっくりかえす。
    「大后酒恐、自起泛ㇾ孝恵巵」 同)覆 (*この漢文はよくわからないから無視。でもこれも“ホウ”と読むようだ・・・)
    🈪ホウ(漢音)ボウ(呉音)①水の音 ②(畳韻)「汎(ホウショウ)」は、声のかすかなさま。
*漢検2と大字源では解釈・意味が違うようだ、ははは。

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熟語の読み・一字訓読(その338):繆:ビュウ、リョウ、ボク、キュウ

2017年07月26日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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・1級漢字用の「熟語の読み・一字訓読」シリーズです。
・(その223)からは、漢検漢字辞典第2版の内容を加味したり、調べる辞典の範囲を大字源・漢字源などまで拡大した内容にて、整理しているので、初期のこのシリーズの記載内容とは濃淡・精粗があります・・・223回からのほうが内容が濃いと思います。お含み置きください・・・。
・なお、別の記事などにて、漢検2記載内容を踏まえた「熟語の読み・一字訓読、音訓整理」を案内したものもあり、一部重複しているかもしれません・・・この点もお含み置きください。
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●熟語の読み・一字訓読(その338)です。 このシリーズは1級配当漢字を対象としたシリーズ記事です。すでに、(その320)で一応完了したつもりでしたが、一部、漏れていたり不備などもあったりするので、その後の調査の成果(調査対象辞典の拡大、漢検2とも比較など・・・)も踏まえて、適宜、不定期に案内していくものです。
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・この「繆」も、とっくに記事にしていたと思っていたけど、検索すると、音訓整理の頁が出てこない・・・開示していなかったか・・・これも、あらためてまとめ直したものを公開します。

<繆:ビュウ、リョウ、ボク、キュウ、あやま(る)、たが(う)、もと(る)、いつわ(る)、まつ(わる)>
(漢検2)
繆  :ビュウ・リョウ・ボク・キュウ あやまる・たがう・もとる・いつわる・まつわる
意味 :🈩ビュウ ①まとう。からみつく。「綢繆(チュウビュウ)」 ②あやま(誤)る。まちがえる。「繆説」類)謬(ビュウ)
         ③たがう。もとる。 ④いつわる。いつわり。
    🈔リョウ まつわる。めぐらす。「繆繞(リョウジョウ)」類)繚(リョウ)
    🈪ボク やわらぐ。おだやか。類)穆(ボク)
    ㊃キュウ ①まじわる。 ②ひもを巻きつけて絞める。
大見出し熟語 :
  合歓綢繆(ゴウカンチュウビュウ):男女が深く愛し合うこと。男女のむつみあうさま。
                  「合歓」は喜びをともにする、「綢繆」はまといつく・もつれあう意。
  綢繆(チュウビュウ) :①巻きつくこと。もつれ合うこと。 ②結びしばること。
  綢繆未雨(チュウビュウミウ) :前もって備えをして災いを防ぐこと。「綢繆」は固めふさぐ、つくろう意。
                 (小鳥が)雨が降る前に、巣の出入り口や隙間(すきま)をふさいでつくろうという意から。
                 〈『詩経』〉類)綢繆牖戸(チュウビュウユウコ)
  紕繆(ヒビュウ) :あやまり。まちがい。類)誤謬(ゴビュウ)

・・・以前、まとめたもの(主として、大漢和と字通によるもの)・・・
あやま(る):紕繆(ヒビュウ):まちがい、あやまり 
       繆異(ビュウイ):あやまり 
       繆意(ビュウイ):誤った考え 
       繆伝(ビュウデン):=誤伝
       繆悠(ビュウユウ):=謬悠:でたらめ
たが(う) :乖繆(カイビュウ):あやまりたがう *繆は「違」。
もと(る) :繆戻(ビュウレイ):あやまりもとる
いつわ(る):繆語(ビュウゴ) :=虚語
まつ(わる):綢繆(チュウビュウ):相纏綿して連続する意=纏綿  (四字熟語:合歓綢繆・桑土綢繆・綢繆未雨)
       繆繞(リョウジョウ):まといつくさま
       繆死(キュウシ)  :=縊死
       繆纏(キュウテン) :まつわる   
その他 :繆繆(ボクボク):和らぐさま 繆然(ボクゼン):深く思うさま

*この纏め方だと、漢検2の音の意味分けに合ってないようだ・・・
 特に、「①まとう。からみつく。「綢繆(チュウビュウ)」 」場合は“ビュウ”で、「まつわる。めぐらす。「繆繞(リョウジョウ)」類)繚(リョウ)」場合は、“リョウ”との音分けになっている・・・。
*で、漢語林と大字源も調べた・・・
<漢語林>
 繆巧(ビュウコウ):①たくらみ。相手をだます巧妙なはかりごと。 ②すぐれた方法。
 繆説(ビュウセツ):あやまって説く。また、あやまった説や意見。謬説(ビュウセツ)。
 繆戻(ビュウレイ):道理に反する。
 繆繆(ボクボク・リョウリョウ):①ボクボク:やわらいで美しいさま。穆穆(ボクボク) ②リョウリョウ:糸など細長いもののもつれるさま。
 繆繞(ビュウジョウ):まといめぐる。まつわる。 ***漢語林のみ、“ビュウジョウ”!!・・・無視するか・・・
 ①ボウ(漢音)
 ②ビュウ(漢音)
  *①②:・たばねる。まつわる。 ・麻十たばの称。
 ③ビュウ(漢音):・あやまる。(誤)。 あやまり。➪謬  ・もとる。たがう。いつわる(詐)。・いつわり。
 ④キュウ :・くびる。首をくくる。 ・まとう。まつわる。からみつく。
 ⑤リョウ :まとう。まつわる =繚 
 ⑥ボク :沈黙して深く思うさま。=穆。「繆然」
(***①②:呉音もあるが、掲載略。)

<大字源>
 ①ボウ(漢)、ビュウ(漢)、リュウ(漢):①朝十束をいう。②(畳韻)「綢繆(チュウビュウ)」は、たばねる。からめる。
 ②キュウ(漢):①しめる。むすぶ。 同)樛 ②くびれる。類)絞
 ③ビュウ(漢):①たがう。あやまる。②いつわる。
 ④ボク(漢):①宗廟の順序。「序は昭繆を以てす」(礼・大伝) ②つつしみ。真心をこめるさま。「繆然」 同)穆 ③姓
 ⑤リョウ(漢・呉):まつわる。同)繚
 ⑥リョウ(漢・呉):➪「繆繆(リョウリョウ)」(=糸のもつれたさま)
 ⑦リョウ(漢・呉):(畳韻)「綢繆(チョウリョウ)」は、竜の首の動くさま。
 (注)昭繆(ショウボク)・・・漢検四字熟語辞典では「昭“穆”倫序」・・・

 繆異(ビュウイ):誤りや、違い 
 繆過(ビュウカ):あやまり。過誤。
 繆言(ビュウゲン):間違った言葉。繆説。
 繆巧(ビュウコウ):巧みなはかりごと。たくらみ。転じて、優れた方法。
 繆繞(リョウジョウ):からみつく。まといつく。
 繆説(ビュウセツ):間違った言説。誤った意見。また、誤って説く。
 繆篆(ビュウテン):六書の一。うねり曲った篆書。繆は綢繆(チュウビュウ)で、からむ意。主に、印刻に用いられる。
 繆伝(ビュウデン):誤った言い伝え、書き伝え。 同)謬伝
 繆繆:①ボクボク:和らぎ美しいさま。 同)穆穆(ボクボク) ②リョウリョウ:糸のもつれたさま。
 繆迷(ビュウメイ):あやまりまよう。 同)謬迷
 繆戻(ビュウレイ):道理にもとりたがう。
 ・・・

*難問の読み問題で出るとしたら、
 ・竜の首が綢繆(チョウリョウ)としている    とか、
 ・糸が繆繆(リョウリョウ)として縺れている   とかか・・・  まさかね・・・
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熟語の読み・一字訓読(その337):賁(ヒ、ホン、フン)

2017年07月24日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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・1級漢字用の「熟語の読み・一字訓読」シリーズです。
・(その223)からは、漢検漢字辞典第2版の内容を加味したり、調べる辞典の範囲を大字源・漢字源などまで拡大した内容にて、整理しているので、初期のこのシリーズの記載内容とは濃淡・精粗があります・・・223回からのほうが内容が濃いと思います。お含み置きください・・・。
・なお、別の記事などにて、漢検2記載内容を踏まえた「熟語の読み・一字訓読、音訓整理」を案内したものもあり、一部重複しているかもしれません・・・この点もお含み置きください。
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●熟語の読み・一字訓読(その337)です。 このシリーズは1級配当漢字を対象としたシリーズ記事です。すでに、(その320)で一応完了したつもりでしたが、一部、漏れていたり不備などもあったりするので、その後の調査の成果(調査対象辞典の拡大、漢検2とも比較など・・・)も踏まえて、適宜、不定期に案内していくものです。
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・「賁」については、とっくに記事にしていたと思っていたけど、wpに纏めただけで開示していませんでした・・・改めて、まとめたものを読みかえしたら不備というか、あまり良い纏め方ではなかったので、再度、まとめ直して公開します。

<賁:ヒ、フン、ホン、かざ(る)、かざ(り)、あや、つわもの>
(漢検2)
賁:ヒ・ホン・フン かざる・かざり・あや・つわもの
意味 :①かざる。かざり。あや。あや模様の美しいさま。 ②勢いよくはしる。類)奔 ③いさむ。また、つわもの。「虎賁(コホン)」
賁臨(ヒリン):客が訪れてくることの敬称。お越し。類)光臨
(漢検四字熟語辞典 「連璧賁臨(レンペキヒリン)」)

かざ(る):賁然(ヒゼン)飾りあるさま、盛飾のさま、光栄のさま 
      賁飾(ヒショク):化粧する
      追賁(ツイヒ):死後に供養してその功徳を飾ること。追善。追福。(「賁」は飾る意)
かざ(り):賁臨(ヒリン):ご来臨、ご光臨  
      賁来(ヒライ):他人が己の家を訪れることの敬称。賁は「飾り」、光彩を添える意。
      白賁(ハクヒ):白い飾り:すべての修飾を去り自然の根源に立ち返ること
あや:(「あや」に、“はなやかで美しい、色が混じり合う、光彩のあるさま”等の意も含まれる・・・)
      賁然(ヒゼン):(大字源では・・・)あやのあるさま。光彩のあるさま。「皎皎たる白駒、賁然として来たる」(詩経) 
      賁如(ヒジョ):美しいさま
      賁花(ヒカ):麗しい花 
      *「あや」は主として、文・文章に対して用いている模様。大漢和では「あや」と「うつくしい」は別建てになっている。
       「あや」は「“斑”・・・に通じる」とある。「美しい」は、「賁、美也」とある。
つわもの:賁士(ホンシ):勇士
     賁勇(ホンユウ)①賁(人名)の勇のこと ②強い、いきおい
     虎賁(コホン)*
     賁育(ホンイク):孟賁・夏育のような勇
     賁石(ホンセキ):孟賁と石蕃。共に昔の勇者 
     *「虎賁」は「勇気があって奔走の人に当たる士」(大漢和)とあり、「はしる」意に当るかも・・・。
*他に、
 賁星(ホンセイ)=星の名、客星、孛星
 賁壊(ホンカイ)=潰散ずる
 賁鼓(フンコ)=大きいつづみ。 
 賁軍(フングン)=敗軍  
 賁亀(フンキ):亀の名。みつあし(三本足)のカメのこと。

・・・以上、非常にわかりづらいので、以下、大字源をベースに、主な熟語と“音による意味分け”の説明を掲載しておく・・・
(大字源)
賁然(ヒゼン) :あやのあるさま。光彩のあるさま。「皎皎たる白駒、賁然として来たる」(詩経)
賁来(ヒライ) :他人が訪れて来ることの敬称。おいで。賁は、光り輝くさま。光臨。賁臨(ヒリン)。
賁臨(ヒリン) :他人が来ることの敬称。光臨。賁来。

賁星(ホンセイ):ほうきぼし。彗星。

虎賁(コホン) :(広辞苑)(天子の護衛をつかさどった中国周代の官名から)勇猛な軍隊。剛勇の士。
賁育(ホンイク):孟賁(モウホン)と夏育(カイク)。ともに戦国時代、秦の武王に仕えたといわれる勇士。

賁軍(フングン):戦いにやぶれる。まけいくさ。敗軍。
賁鼓(フンコ) :大きな鼓。

(大字源による音による意味分け・・・主なもの・・・)
ヒ(漢・呉音):①あやがある、かざられている。(はなやかで美しい、色が混じり合う、光彩のあるさま) 
        ②かわる。類)変
        ③かざる。類)飾
        ④易の六十四卦の一。・・・意味は、飾る。
フン(漢音) :①おおきい。同)墳 類)大
        ②三本足の亀
        ・・・
ホン(漢・呉音):①はしる。「賁星」 同)奔 
         ②いかる。いきどおる。「虎賁之士・・・」 同)憤
フン(漢音) :①・・・
        ②わきたつ。たぎりあがる。同)濆 類)沸
        ③やぶれる。「賁軍」
*他にも意味や音あるも略。
*その他熟語
 顕賁(ケンピ?)(読みナシ、意味記載ナシ)
 寵賁(チョウヒ)(意味記載ナシ)

<参考・・・今までブログ内で開示した「賁」関連の熟語の読みや成語など・・・主なもの・・・>
(読み問題)
19.賁星、渤海に墜す ・・・ホンセイ・・・
19.皎皎たる白駒、賁然として集まる ・・・ヒゼン・・・
(書き問題)
8.軍中にコホンの士あり ・・・虎賁・・・
(対・類問題)
賁臨(ひりん):他人の来訪の尊敬語。光来、光臨、光儀(こうぎ)、賁来
(故事成語)
7.利の在る所、皆、ホンショ(賁諸)たり:賁諸=孟賁と専諸。勇士の代表的なもの。
(語選択)
1.追賁(ついひ):死後に供養してその功徳を飾ること。追善。追福。(「賁」は飾る意)
(読み問題)
9.白賁を以て自然に帰る ・・・9.はくひ(*白い飾り:すべての修飾を去り自然の根源に立ち返ること)
(四字熟語)
10.コ.(10.賁育  )之勇
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熟語の読み・一字訓読(その336):睥 睨 睥睨ほか

2017年07月15日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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・1級漢字用の「熟語の読み・一字訓読」シリーズです。
・(その223)からは、漢検漢字辞典第2版の内容を加味したり、調べる辞典の範囲を大字源・漢字源などまで拡大した内容にて、整理しているので、初期のこのシリーズの記載内容とは濃淡・精粗があります・・・223回からのほうが内容が濃いと思います。お含み置きください・・・。
・なお、別の記事などにて、漢検2記載内容を踏まえた「熟語の読み・一字訓読、音訓整理」を案内したものもあり、一部重複しているかもしれません・・・この点もお含み置きください。
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●熟語の読み・一字訓読(その336)です。 このシリーズは1級配当漢字を対象としたシリーズ記事です。すでに、(その320)で一応完了したつもりでしたが、一部、漏れていたり不備などもあったりするので、その後の調査の成果(調査対象辞典の拡大、漢検2とも比較など・・・)も踏まえて、適宜、不定期に案内していくものです。
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・朝の記事に“最近の朝の日課”と書いたけど、いの一番にやってるのは、
 ①昨日のブログのアクセス状況のチェック・・・直近の記事がアクセス数上位なのはわかるけど、ときどき、だいぶ前の記事が上位を占めたり、こちらが忘れかけている記事が読まれてたりする・・・
 ②自分も忘れかけている記事やその内容を再度読むことで、必要あれば更に調べたりして復習している。
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●先の記事の「方中方睨」で気になったので「睨」について調べ直した、また序でに「睥睨」の「睥」についても調べた・・・

<睨:ゲイ、にら(む)、うかが(う)、かたむ(く)>
(漢検2)
睨:ゲイ にらむ・かたむく *“うかが(う)”訓の掲載ナシ。
意味:①にらむ。横目で見る。「睨視」「睥睨(ヘイゲイ)」 ②かたむく。日が西にかたむく。 ③ようすをうかがう。
下つき:睥睨(ヘイゲイ)
睨視(ゲイシ):(大辞林):じっと見つめること。にらむこと。 「白雲の漠々たるを・・・して吾が心踊り/欺かざるの記 独歩」
睥睨(ヘイゲイ):①横目でにらむこと。流し目で見ること。
         ②城壁のくぼみから敵情をのぞき見ること。転じて、周囲をにらみつけて勢いを示すこと。「天下を―する大名」「俾倪」とも書く。
(大字源)
・大字源によれば、「睨」の訓“(にら)む”は和訓となっている、ということは、「睥睨ー睨(にら)む」という音訓はオカシイ筈だが・・・。
・大字源の字義では、
 ①横目で見る。斜めに見る。よそ目に見る。
 ②かたむく。斜めになる。「日方中方睨」
 ③「睥睨(ヘイゲイ)」は、うかがいみる。また、ひめがき。同)俾倪(ヘイゲイ)
 *だから、「睥睨 -睨(うかが)う」の音訓が正しそうだが・・・漢検2には、この訓の掲載ないので、どうなるのかわからんが・・・
 
睨観(ゲイカン):みる。よそ目に見る。
傲睨(ゴウゲイ):(=傲倪)①尊大で不正なさま。②いばってにらみつける。
睇睨(テイゲイ):横目でちらりと見る。流し目で見る。 *「睇睨 - 睇る」なんて音訓が出たら「睇(ぬすみみ)る」ですねえ・・・
眇睨(ビョウゲイ):(意味説明ナシ)
辟睨・辟倪(ヘイゲイ):(畳韻)横目でにらむ。横目でようすをうかがう。*「辟」に“ヘイ”音読みあり。大字源ではこの畳韻のみ。


<睥:ヘイ、ながしめ、にら(む)、うかがいみ(る)> *“うかがいみ(る)”訓の掲載ナシ。
(漢検2)
睥:ヘイ にらむ・ながしめ
意味:にらむ。横目で見る。うかがいみる。ながしめ。「睥睨(ヘイゲイ)」
大見出し:

*「睥睨(ヘイゲイ)」に、“ひめがき”の意味までは漢検2には記載していないが、
 (大字源)
  ①ながしめ。流し目で見る。横目で見る。②うかがいみる。③城壁上のひめがき。城の築地。敵をうかがい見るからいう。同)辟倪。俾倪。

(参考)俾
(漢検2)
🈩ヒ ①たすける。益する。「俾益」 類)裨(ヒ) ②しもべ。めしつかい。
🈔ヘイ にらむ。横目で見る。「俾倪(ヘイゲイ)」 類)睥(ヘイ)
大見出し:
俾倪(ヘイゲイ):①横目でにらむこと。尻目(しりめ)に見ること。 ②あたりをにらみつけて勢いを示すこと。「天下を―する」 「睥睨」とも書く。
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熟語の読み・一字訓読(その335):糴 糶

2017年07月11日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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・1級漢字用の「熟語の読み・一字訓読」シリーズです。
・(その223)からは、漢検漢字辞典第2版の内容を加味したり、調べる辞典の範囲を大字源・漢字源などまで拡大した内容にて、整理しているので、初期のこのシリーズの記載内容とは濃淡・精粗があります・・・223回からのほうが内容が濃いと思います。お含み置きください・・・。
・なお、別の記事などにて、漢検2記載内容を踏まえた「熟語の読み・一字訓読、音訓整理」を案内したものもあり、一部重複しているかもしれません・・・この点もお含み置きください。
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●熟語の読み・一字訓読(その335)です。 このシリーズは1級配当漢字を対象としたシリーズ記事です。すでに、(その320)で一応完了したつもりでしたが、一部、漏れていたり不備などもあったりするので、その後の調査の成果(調査対象辞典の拡大、漢検2とも比較など・・・)も踏まえて、適宜、不定期に案内していくものです。
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<糴:テキ、か(う)、かいよね、いりよね>
<糶:チョウ、う(る)、うりよね、だしよね、せり>
(漢検2)
糴:テキ、か(う)、かいよね、いりよね
意味 :①かう。穀物を買い入れること。「糴糶(テキチョウ)」 ②かいよね。買い入れた米。いりよね。対)①②糶(チョウ)
大見出し:〈糴取(せどり)〉:同業者間の売買の仲介をして手数料を取ること。また、その人。「競取・糶取」とも書く。

糶:チョウ、うりよね、う(る)、せり *「だしよね」の訓掲載ナシ。
意味:①うりよね。売りに出す米。だしよね。また、穀物を売り出すこと。対)糴(テキ) ②せり。せりうり。競売。
下つき:糴糶(テキチョウ)
大見出し:〈糶取(せどり)〉:同業者間の売買の仲介をして手数料を取ること。また、その人。「競取・糴取」とも書く。
      糶(せり):①多くの買い手に値段をつけさせ、最高値の人に品物を売る方法。せり売り。競売。「・・・に掛ける」
            ②競争すること。せり合いをすること。「競り」とも書く。
      糶市(せりいち):せり売りの市。売り主が複数の買い手に価格のせり合いをさせる市。「競り市」とも書く
      糶売(チョウバイ):①米を売ること。売り米(よね)。 ②せり売りすること。競売。

=主として大字源から=
<糴>
糴価(テキカ):買い入れる米の値段。
糴穀(テキコク):穀物を買い入れること。
糴糶(テキチョウ)穀物を買うことと、売ること。
糴買(テキバイ):穀物を買うこと。
貴糴(キテキ):相場より高く米を買い入れる。
市糴(シテキ):穀物を買い上げる 
平糴法(ヘイテキホウ):豊作のときに政府が穀物を買い入れ、凶作のときにその穀物を安く売り出す制度。売り出すのを平糶(ヘイチョウ)という。
和糴(ワテキ) :人民各戸と合意の上で政府が民間から穀物を買い上げる。実際は名目だけの場合が多い。糴は、米を買い上げる意。対)和糶
帰糴(キテキ) :米をおくる 
遏糴(アツテキ):隣国が買い入れる穀物をとどめる=米穀の輸出を止める

*ほかに、「増糴」「販糴」・・・

<糶>
糶糴(チョウテキ):①穀物の売り買い。糴糶。 ②売り出す米と買い入れる米。
糶米(チョウベイ):米を売ること。
販糶(ハンチョウ):米を売り出す。
平糶(ヘイチョウ):(平糴法のところを参照)
和糶(ワチョウ):売り手と買い手とが合意で価を協定し、その価で政府が穀物を売る。糶は米を売る意。対)和糴
市糶(シチョウ):市場に売り出す米

*ほかに、「貴糶」「倹糶」・・・

<四字熟語関連>
糶糴斂散(チョウテキレンサン):「糴斂(テキレン)」と「糶散(チョウサン)」
糴斂=斂糴
斂糴(レンテキ):米価が安いときに買い上げる(あつめる)こと。

<故事成語関連>
百里、樵(ショウ)を販(ひさ)がず 千里、テキ( 糴 )を販がず :物事を行うには場所・時を考えることが大切

<その他>
松陰全集第3巻
「・・・五覇の五命(注:春秋五覇の5カ条の盟約)に言えることあり・・・又五命の内「糴(かいよね)を遏(とど)むるなかれ」というも・・・」

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熟語の読み・一字訓読(その335):胥

2017年07月10日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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・1級漢字用の「熟語の読み・一字訓読」シリーズです。
・(その223)からは、漢検漢字辞典第2版の内容を加味したり、調べる辞典の範囲を大字源・漢字源などまで拡大した内容にて、整理しているので、初期のこのシリーズの記載内容とは濃淡・精粗があります・・・223回からのほうが内容が濃いと思います。お含み置きください・・・。
・なお、別の記事などにて、漢検2記載内容を踏まえた「熟語の読み・一字訓読、音訓整理」を案内したものもあり、一部重複しているかもしれません・・・この点もお含み置きください。
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●熟語の読み・一字訓読(その335)です。 このシリーズは1級配当漢字を対象としたシリーズ記事です。すでに、(その320)で一応完了したつもりでしたが、一部、漏れていたり不備などもあったりするので、その後の調査の成果(調査対象辞典の拡大、漢検2とも比較など・・・)も踏まえて、適宜、不定期に案内していくものです。
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●以前の記事(「2014年12月23日 新・手賀沼散歩(漢字修練)」)も含めて再整理したものです。

<胥:ショ、ソ、しおから、たが(いに)、みな、こやくにん>
(漢検2)
胥:ショ・ソ しおから・みな *「たが(いに)、こやくにん」訓の掲載ナシ。でも下記のとおり、熟語はアリ・・・。
意味:①しおから。塩づけの肉。 ②たがいに。あい。「胥謀」 ③みな。ともに。 類)諸  ④小役人。「胥吏
下つき:華胥(カショ)
大見出し:
胥吏(ショリ):①役所の小役人。 ②中国、宋(ソウ)代以降、役所の長によって採用された下役人。
華胥(カショ):平和で自由な理想郷。華胥の国。「・・・の夢(楽しい、めでたい夢)」
華胥の国に遊ぶ(カショのくににあそぶ):よい気持ちで昼寝をすること。

・しおから:
 蟹胥(カイショ):蟹のしおから(大)

・たが(いに):
 胥胥(ショショ):相楽しむ  *他に「胥胥」:「解け散じるさま」(大)の意もあり ←蟹の肉のところで使われている。 
 胥虐(ショギャク):相虐する
 胥怨(ショエン):相うらむ
 胥匡(ショキョウ):相互にただす
 胥葉(ショヨウ)・胥成(ショセイ):葉が相重なり茂ること
 胥命(ショメイ):(春秋のとき、諸侯が相会して(血を歃(すす)って盟わず)ただ、約束することをいう。

・みな:
 胥役:①みな役に服する
 胥戚:みながうれえること
 淪胥(リンショ):①相ともに率いる。②相ともに滅びること。胥は、相の意。
  ー文例ー 
 ・吾れ死せば本藩は悉く淪胥と覚え候
 ・彼の泉流の如し、淪胥して破るることなからんや (相率いてともに亡ぶの意。詩経・小雅)

・こやくにん:
 胥役:②下役・小吏
 胥吏(ショリ):役所の小役人。下役。胥鈔(ショショウ)。君主から正式に任命された者でなく、役所の長によって採用された役人。
 胥人(ショジン):小役人。小人。胥隷。
 胥徒(ショト):小役人や小使
 胥蠧(ショト):悪役人
 猾胥(カツショ)=わるがしこい小役人 
 胥里:年貢係(字通)
 里胥(リショ):村の小役人(大字源)
 
・その他(上記の訓のいずれかに対応すると思われるが、区分・分類が難しい熟語)
 胥靡(ショビ):
  (大漢和)①刑徒の称、宮刑を受けた者(一説に、相随って軽刑に坐した者、更に、一説に、相つながれた者) 
       ②空しく何もないこと、貧をいう 
       ③城の名
  (大字源)宮刑を受けた者。一説に、相従うの意で、鉄の鎖で数珠つなぎにする。また、その刑を受けた者。刑徒。囚徒。
       また一説に、貧困の意とし、頭の空っぽな人間をいう。

 薫胥(クンショ):他人の罪に連座して罪せられること。胥は、ともにの意。淪胥(リンショ)。
          一説に、腐刑に処せられること。(参考:薫腐(クンプ)=去勢する刑罰。腐刑。宮刑。)

 胥附(ショフ):親附する(下を率いて上に親しませること、又、疎遠な者を親しませること、その臣)
         *「たがいに」の意か?「臣」の意味なら「こやくにん」の意か・・・?

 跟胥(コンショ):
 (*「跟」のところで、以下、整理している。
  「跟従=したがう、ともの者、従者=跟胥(コンショ)=跟人=跟随(コンズイ)=人を頼り、後ろについていくこと。また、従者。」)

 胥疏(ショソ):野菜を探し求める。疏は、蔬に同じ。

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熟語の読み・一字訓読(その334):袤

2017年07月08日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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・1級漢字用の「熟語の読み・一字訓読」シリーズです。
・(その223)からは、漢検漢字辞典第2版の内容を加味したり、調べる辞典の範囲を大字源・漢字源などまで拡大した内容にて、整理しているので、初期のこのシリーズの記載内容とは濃淡・精粗があります・・・223回からのほうが内容が濃いと思います。お含み置きください・・・。
・なお、別の記事などにて、漢検2記載内容を踏まえた「熟語の読み・一字訓読、音訓整理」を案内したものもあり、一部重複しているかもしれません・・・この点もお含み置きください。
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●熟語の読み・一字訓読(その334)です。 このシリーズは1級配当漢字を対象としたシリーズ記事です。すでに、(その320)で一応完了したつもりでしたが、一部、漏れていたり不備などもあったりするので、その後の調査の成果(調査対象辞典の拡大、漢検2とも比較など・・・)も踏まえて、適宜、不定期に案内していくものです。
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<袤:ボウ、ひろが(り)、なが(さ)>
(漢検2)
意味 :①衣の帯から上の部分。 ②ながさ。南北の長さ。対)広(東西の長さ) ③ひろがり。
下つき:広袤(コウボウ)
大見出し:「袤」の項にはナシ。「延」の項に、
延袤(エンボウ):土地の広さや、長さ。「・・・万里に連なる長城」 「延」は東西、「袤」は南北の広がりの意。

(大字源)
 🈩①衣の帯から上の部分の名称 ②ながさ。ア.南北の長さ。同)広 イ.一般に、横に広がる長さをいう。「延袤万里
 🈔長い衣。
 解字:衣の帯から上の横に広い部分の意


 広袤:土地の広さ。面積。広は東西、袤は南北。広運広輪
    広運:①広く行き渡る。②土地の広さ。東西を広、南北を運という。広輪。
    広輪:ひろさ。広は東西。輪は南北。広運袤。

 延袤:①連なり続くこと。②ひろさ。ながさ。延は横で東西、袤は縦で南北の長さ。

 周袤:周りの長さ。周回。

<広袤(意味と例文)>

デジタル大辞泉:広袤(「広」は東西の、「袤」は南北の長さの意。幅と長さ 。広さ。面積。)
「・・・の大なる場所を貴ぶの癖なきに非ず」〈子規・墨汁一滴〉

広袤(歴史民俗用語)〔「広」は東西の、「袤」は南北の長さ〕 幅と長さ。広さ。面積。
「平安京の・・・は・・・/朱雀日記 潤一郎」

<syuusyuu 漢検1級 模擬試験問題(27-③用) その8 >の文章題・・・
「・・・また我々を知らぬ無限の大(4)コウボウの中に投げ込まれていることを思え・・・」「悟浄出世」(中島敦)

<延袤(意味と例文)>

デジタル大辞泉:延袤(「延」は横で東西の、「袤」は縦で南北の長さの意。土地の広さ、大きさ。
        「荒原の・・・四里に下らざれども」〈織田訳・花柳春話〉

その他(ネットから):「延袤の砂丘 三十里 游糸(ゆうし)揺曳(ようえい)して孤村を限る・・・」
           「長城 延袤数千里・・・」
           「蒙恬筑長城・・・延袤万余里」=蒙恬は長城を築いて…延々として1万余里連なるようにした
           *これらの例文は、「延袤=延々と連なる」意味のようだ・・・。

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熟語の読み・一字訓読(その334):躇 躔 躡

2017年07月06日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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・1級漢字用の「熟語の読み・一字訓読」シリーズです。
・(その223)からは、漢検漢字辞典第2版の内容を加味したり、調べる辞典の範囲を大字源・漢字源などまで拡大した内容にて、整理しているので、初期のこのシリーズの記載内容とは濃淡・精粗があります・・・223回からのほうが内容が濃いと思います。お含み置きください・・・。
・なお、別の記事などにて、漢検2記載内容を踏まえた「熟語の読み・一字訓読、音訓整理」を案内したものもあり、一部重複しているかもしれません・・・この点もお含み置きください。
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●熟語の読み・一字訓読(その334)です。 このシリーズは1級配当漢字を対象としたシリーズ記事です。すでに、(その320)で一応完了したつもりでしたが、一部、漏れていたり不備などもあったりするので、その後の調査の成果(調査対象辞典の拡大、漢検2とも比較など・・・)も踏まえて、適宜、不定期に案内していくものです。
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<躇:チョ、チャク、ふ(む)、ためら(う)、たちもとお(る)、こ(える)、わた(る)>
(漢検2):チョ・チャク ふむ・ためらう・たちもとおる・わたる  *こ(える)訓の掲載ナシ。
意味 :①ふ(踏)む。足でふむ。 ②ためらう。たちもとおる。ぐずぐずする。「躊躇(チュウチョ)」 ③こ(越)える。とびこえる。わたる。
下つき:躊躇(チュウチョ)
<躊躇〉う(ためら-う) 躊躇(チュウチョ) 躊躇逡巡(チュウチョシュンジュン)
(大字源)
 🈩チョ(漢音):ためらう、たちもとおる、心の緊張が解ける・・・ふむ・・・等。
 🈔チャク(漢・呉音):(順序を)とびこえる。
・ふ(む):躇歩(チョホ) 躇足(チョソク) 躇蹈(チョトウ:あしぶみする)  *躇歩・躇足:地に足をつける(ふむ)意のようだ。
・ためら(う)、たちもとお(る):踟躇(チチョ:たちもとおる。行きなやむさま。) 躊躇(チュウチョ) 
・こえ(る)、わた(る):躇階(チャクカイ:階段を一段ずつでなく、飛び越して降りる。)

*大字源によれば、「躊躇」には、「①進み退くさま。ぐずぐずする。たちもとおる。」のほか、
 「②心の緊張が解ける。躊躇満志(チュウチョマンシ):心の緊張が解け、ゆったり満足する。」という熟語・言葉と意味が掲載されていた。
(注)漢検2では(勿論)、「躊躇:決心がつかず迷うこと。ぐずぐずと、ためらうこと。」のみ。

<躔:テン、めぐ(る)、ふ(む)、まつ(わる)、から(まる)>
(漢検2)
テン ふむ・めぐる  *「まつ(わる)、から(まる)」訓の掲載ナシ。
意味 :①ふむ。足でふむ。 ②めぐる。めぐって行く。
*大字源には以下の熟語しか掲載ナシ。他の辞典はまだあるかもしれないが・・・
 躔次(テンジ):中国天文学で、天の赤道を基準にした座標系 
 躔度(テンド):日・月・星などの動きを示す。天の赤道を分けて三百六十度とする。

<躡:ジョウ、ふ(む)、は(く)、お(う)、のぼ(る)>
(漢検2)ジョウ ふむ・はく・おう・のぼる
意味 :①ふむ。ふみつける。 ②はく。はきものをはく。 ③おう。追いかける。 ④のぼる。高い地位にのぼる。
下つき:追躡(ツイジョウ)
大見出し:躡足附耳(ジョウソクフジ) 躡む(ふ-む)

・ふ(む)
 躡景(ジョウエイ):影を踏む(注1) 
 躡足附耳(ジョウソクフジ):(略)
 踏躡(トウジョウ):(意味記載ナシ)
 跨躡(コジョウ):またがりふむ
・は(く)
 躡蹻(ジョウキャク):くつを履く。遠方に旅立つこと。
・お(う)
 躡景・躡影(ジョウエイ):(大字源は右記の意味のみ) ①日のひかりを追う。②秦の始皇帝の名馬の名(注2) 
 躡蹤(ジョウショウ):足跡を踏む。人の後を追う。
 躡敵(ジョウテキ):敵の後を追う。
 追躡(ツイジョウ):後から追いかける。追迹・追跡。
・のぼ(る)
 登躡(トウジョウ):ふみのぼる。(高い地位に)のぼる。

 (注1)大漢和も「日影を追う=速やかに行く」という意味なので“お(う)”にも対応すると思うが、(書下ろしの説明で)「景(かげ)を躡(ふ)んで軽々しく騖(は)す」>とも書いてあるので、一応、“ふ(む)”にも対応しているとみなした。この熟語は「お(う)」の項にも記載している。
 (注2)「追風」、「白兔」、「躡景」、「追電」、「飛翮」、「銅爵」、「晨鳬」。
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熟語の読み・一字訓読(その333):涎

2017年07月05日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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・1級漢字用の「熟語の読み・一字訓読」シリーズです。
・(その223)からは、漢検漢字辞典第2版の内容を加味したり、調べる辞典の範囲を大字源・漢字源などまで拡大した内容にて、整理しているので、初期のこのシリーズの記載内容とは濃淡・精粗があります・・・223回からのほうが内容が濃いと思います。お含み置きください・・・。
・なお、別の記事などにて、漢検2記載内容を踏まえた「熟語の読み・一字訓読、音訓整理」を案内したものもあり、一部重複しているかもしれません・・・この点もお含み置きください。
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●熟語の読み・一字訓読(その333)です。 このシリーズは1級配当漢字を対象としたシリーズ記事です。すでに、(その320)で一応完了したつもりでしたが、一部、漏れていたり不備などもあったりするので、その後の調査の成果(調査対象辞典の拡大、漢検2とも比較など・・・)も踏まえて、適宜、不定期に案内していくものです。
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<涎:セン、ゼン、エン、よだれ>
(漢検2)
意味:よだれ。また、ねばりけのある液。「垂涎」
下つき:垂涎(スイゼン)・流涎(リュウゼン)
「涎」を含む言葉
 商いは牛の涎(あきないはうしのよだれ) 垂涎(スイゼン) 垂涎の的(スイゼンのまと)涎(よだれ) 流涎(リュウゼン) 竜涎香(リュウゼンコウ)

(大字源)
🈩セン(漢音)ゼン(呉音)・・・①よだれ。つば。唾液。「垂涎」「流涎」②粘りけのある液。粘液。ぬめり。「蝸涎(カセン)」
🈔エン(漢・呉音)    ・・・①・・・「湎涎(ベンエン)」は、水の流れるさま。②・・・③➪「涎涎(エンエン)
 (注)①以下のところを「・・・」と略しているのは、1級対象外漢字の熟語とその説明のためです。


涎涎(エンエン):光沢のあるさま。ぴかぴかにつやが出ているさま。「燕燕尾涎涎」
涎篆(センテン):かたつむりなどがはった後に、粘液が篆文のような模様をつくること。
涎沫(センマツ):つばきや、あわ。
涎蝣(センユウ):虫の名。なめくじ。蛞蝓(カツユ)。  
     *ナメクジの別名をまた発見した!!もひとつは、蜒蚰(エンユウ・なめくじ)。(注)*げじ・げじげじは「蚰蜒ユウエン」 。
流涎(リュウセン・リュウゼン) :(略)
垂涎:(略)
蝸涎(カセン) :(意味の説明ないが、かたつむりのはった後のぬめりのような意味か) 
        (参考)蝸篆(カテン):かたつむりのはった跡。篆書に似ているのでいう。
湎涎(ベンエン) :水の流れるさま

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