漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!! ➪ “俳句”

我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

熟語の読み・一字訓読(その344):訖 訐 詆

2018年03月30日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
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             <漢字の学習の大禁忌は作輟なり>         <一跌を経れば一知を長ず>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む> <百里を行く者は九十を半ばとす> <為さざるなり。能わざるに非ざるなり。(孟子)>★★★
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●音訓整理、P421/P554まで進捗・・・すべてを開示しているわけではありませんが、できるだけ“出そうな”漢字・熟語は、漢検2との関連も含めて、整理して開示しています。
●以下の漢字も“音”は一つなのであまり開示・整理の意味はないのですが、念のため、この、1級漢字の音訓シリーズとして開示しておきます。
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<訖:キツ、お(わる)、や(む)、いた(る)> *漢検2 音熟語ナシ
お(わる):訖了、終訖  
や(む):訖息  
いた(る):訖今(キッキン):今にいたる
*訖糴:(キツテキ):字:穀を貯える 大:粟を貯えて発しないこと=遏糴 
  →とどまる、とまる意か、「糴がやむ、おわる」意か・・・
 ➪(2018.3.30)大字源「②とどめる。とめる。」意で、「毋ㇾ訖ㇾ糴」(*「糴を訖(キツ)すること毋れ」とでも読むのか・・・糴をとめる、とどめること毋れという意味で、どんどん穀物を貯えるという意味なのかも・・・)
<訐:ケツ、あば(く)> *漢検2 音熟語ナシ
訐直(ケッチョク):人のかくし事をあばき出して、我こそ正直者と自任すること。
(過去問「訐直 - 訐く ( けっちょく - あば(く)) 過去問「 訐きて以て直と為す者を悪む。」
訐揚(ケツヨウ):隠し事をあばきだす。人の秘密などをえぐりだしていう。

(ブログ既出の「訐」字関連の記事・熟語)
・攻訐(コウケツ)很怒し、辞気を以て相撃排冒没する者あり。(*ねじくれた根性の持ち主で、人の説を非難するばかりか、隠事をあばいていきまき、言葉を荒げて、他をないがしろにする。)「陸文通先生墓表」(柳宗元)から当該部分のみ抜萃・・・詳細は「汗牛充棟」記事にあり・・・。
・峭訐(ショウケツ)=きびしく訐(あば)く、容赦なく非難する。
・徼訐(キョウケツ):人の悪をかすめあばく。一説に、うかがいあばく。 (「徼」に、“かすめる、ぬすむ”、一説に“うかがう”意あり)
・互いに攻訐する様にては宜しからざる 
・詆訐の民、有ると雖も依らず *ていけつ:そしりあばく 
・コッケツ(告訐)の風は長ずべからず *悪事を摘発することは大事だが、その風潮を重用してはいけない。人情を損ない、一層の弊害を生じる。*告訐:(大字源)コッケツ・コクケツ:他人の隠し事を官に訴え暴く。
<詆:テイ、そし(る)、しか(る)、し(いる)、はずかし(める)、あば(く)、あ(てる)> *漢検2“あ(てる)”訓ナシ
そし(る):詆呵・詆訶 そしる、けなす 詆毀 そしる 詆笑 そしりわらう=嘲笑、抵劾=弾劾:罪をしらべそしる
しか(る):(同上)
し(いる):詆欺 しいて欺く
はずかし(める):詆辱 そしりはずかしめる
あば(く):詆訐 あばく、そしりあばく
あ(てる):詆罪 罪にふれあたる (大) 詆=「抵」に通じる
(漢検2) 
詆 :テイ そしる・しいる・しかる・はずかしめる・あばく
意味:①そしる。し(誣)いる。人を悪く言う。「詆毀(テイキ)」
   ②しかる。とがめる。
   ③あざむく。「詆欺」
   ④はずかしめる。
   ⑤あばく。あばきたてる。
   ⑥あ(当)てる。あたる。
下つき:毀詆(キテイ)  
大見出し:詆る(そし-る):人を悪く言う。けなしてはずかしめる。非難する。詆毀(テイキ):そしること。人を悪く言うこと。「毀」は、相手をつぶす意。
(参考)
<当ブログ・語選択問題その4>
詆欺(ていぎ):事実であるかのようにいって、人をあざむく  *漢検2「意味③あざむく」に掲載するも、現行訓には「あざむく」ナシ。
*この「詆」は「し(いる):詆欺 しいて欺く」の「詆(し)いる」に該当すると思われるのだが、漢検2では「③あざむく。「詆欺」」に対応するようになっている。
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熟語の読み・一字訓読(その343):虔

2018年03月29日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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             <漢字の学習の大禁忌は作輟なり>         <一跌を経れば一知を長ず>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む> <百里を行く者は九十を半ばとす> <為さざるなり。能わざるに非ざるなり。(孟子)>★★★
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●「虔」について、<熟語の読み(音・訓)ー1級ー>記事にはしていなかったようなので、改めて当該カテゴリーに収録・・・

<虔:ケン、つつし(む)、ころ(す)、うば(う)>
つつし(む):敬虔=虔敬、虔恪、虔恭:つつしみうやうやしい、虔修:つつしみおさめる、虔心:まごころ
ころ(す):虔劉(ケンリュウ):ころす(字通)、殺害・殺して害する(大漢和)
うば(う):「虔、強取也」の説明文あるも熟語見当たらず ➪「矯虔」:上命と偽って物を奪う
(漢検2)下つき:恭虔(キョウケン)・敬虔(ケイケン)
恭虔(キョウケン):(大字源)うやうやしく慎み深い。

<参考>「恭虔」と「恭倹」はよく理解しておかないと紛らわしい・・・辞典でも同)とはなっていないので留意・・・・

恭倹(キョウケン):
 (漢検2)人にはうやうやしく、自分にはつつしみ深く振る舞うこと。「温良―譲」〈『論語』〉
 (広辞苑)(漢検2にほぼ同じ。「・・・己を持す」)
・恭謙(キョウケン):
 (漢検2)つつしみ深くへりくだること。「―な態度」
 (広辞苑)(漢検2とほぼ同じ)

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熟語の読み・一字訓読(その342):泯

2018年03月24日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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             <漢字の学習の大禁忌は作輟なり>         <一跌を経れば一知を長ず>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む> <百里を行く者は九十を半ばとす> <為さざるなり。能わざるに非ざるなり。(孟子)>★★★
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●「泯」について、<熟語の読み(音・訓)ー1級ー>記事にはしていなかったようなので、改めて当該カテゴリーに収録・・・

<泯:ビン、ベン、ミン、メン、ほろ(びる)、つ(きる)、くら(む)> *漢検2は“くら(む)”訓ナシ。
ほろ(びる):泯絶、泯然(ほろびるさま)、
つ(きる) :泯尽(ビンジン:ほろびつきる、なくなる)、泯没:消失する、なくなる、ほろびる
くら(む):眩泯(ゲンベン?):目のよく見えないさま、泯泯:愚かで理に昏いさま
 (注)「泯泯」には上記の他に、①水が広く清いさま②滅びるさま③広く豊かなさま④乱れるさま ・・・という意味もあり。
<2018.3.24 加筆>
(大字源)泯泯(ビンビン):①愚かなさま。②乱れるさま。③滅びるさま。④水の清らかなさま。⑤広く豊かなさま。
(漢検2)音 ビン・ミン・ベン・メン 訓  ほろ(びる)・つ(きる) *くら(む)訓ナシ。
    意味:①ビン ほろびる。つきる。なくなる。「泯滅」 ②ベン 目がくらむ。「眩泯(ゲンベン)
    「泯」から始まる言葉 泯滅(ビンメツ) 泯びる(ほろ-びる)
(大字源)
<ビン(漢音)、ミン(呉音)>・・・①ほろびる・・・②みだれる・・・③「泯泯(ビンビン)」
<ベン(漢音)、メン(呉音)>・・・①(畳韻)「眩泯(ゲンベン)」:ア.目がくらむ。めくるめく。「視、眩泯して見を亡う」 イ.暗くてよく見えないさま。ウ.まじりあうさま。 ②(対象外漢字あるため、略。)

(注)「眩泯(ゲンベン)」読みは、漢検第2版と大字源のみ。大漢和「ゲンビン」 字通「ゲンビン」 漢字源「ゲンメン」(←「メン」は呉音) ここは漢検サイドの「ゲンベン」で覚えておくほうが無難か・・・。

(余談)
 ・「眩泯」は「眩“眠”(ゲンベン?)」とも書くのかどうか調べたが、調べた範囲では「眩“眠”」熟語はなかった・・・。(「眠」に表外音でベン読みあるため、ちょっと気になったので・・・。)
 ・ブログ既出の「眠(ベン)」関連記事
 ・眠(ベン) :阡眠(センベン)草木の茂るさま
 ・阡眠(せんめん・せんべん) - 阡(しげ)る  *音読みは辞典によって異なる・・・いずれにしても“センミン”はナシ。 
 ・しげ(る):阡阡=仟仟=草木のしげさま、阡眠(センメン・センベン)=①はるかにみる、②草木の茂ったさま

(参考)過去ブログ「漢検1級 27-②に向けての学習状況  その99 泯 僻 黽 2015年10月17日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事-」の「泯」の記事
 「●漢検漢字辞典第2版から・・・
  ①「泯」:ビン、ベン、ミン、メン、ほろ(びる)、つ(きる)、くら(む)
  ・「ビン」:ほろびる、つきる ・・・泯滅(ビンメツ)
  ・「ベン」:くらむ  ・・・眩泯(ゲンベン)←第2版初出!! あやしい!!  *目がくらむ、めくるめく意。
 *あまり混乱させたくないのですが、「ゲンベン」読みは、漢検第2版と大字源のみでした。
  大漢和「ゲンビン」 字通「ゲンビン」 漢字源「ゲンメン」(←「メン」は呉音) ここは漢検サイドの「ゲンベン」で覚えておかないとダメかも(ーー)。 」
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熟語の読み・一字訓読(その341):攣

2018年01月29日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<漢字の学習の大禁忌は作輟なり> <一跌を経れば一知を長ず>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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 (この時期、混乱しそうな人は読まないほうがよろしいかと思います) 
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(「攣」の字については、過去、「熟語の読み・一字訓読(実践問題その19) 攀 攣 扎 2014年09月25日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級- 」にて案内しておりましたが、今回の語選択問題づくりや漢検2掲載熟語の調査などを通じて整理したものを追加して、改めてご案内するものです。)
・・・漢検2掲載熟語については語選択問題にしようとも思いましたが、この時期、ちょっと難しそうなのでやめました・・・

<攣:レン、つ(る)、ひきつ(る)、か(かる)、つな(がる)、かが(まる)、した(う)> *「した(う)」訓は漢検2にはナシ。
(漢検2)
攣:意味①つる。ひきつる。「攣縮」「痙攣(ケイレン)」 ②かかる。つながる。「攣拘」 ③かがまる。手足が伸びない。「攣曲」 ④したう。「攣攣」類)恋
下つき:痙攣(ケイレン)・拳攣(ケンレン)・拘攣(コウレン)
ー漢検2掲載熟語のうち、意味等の説明がない熟語ー

攣拘(レンコウ) :(大字源)つなぎしばられる。束縛される。拘束。
攣曲(レンキョク):(大字源)まがって伸びないこと。
拳攣(ケンレン) :(大字源)折れ曲がるさま。ぎくしゃくするさま。
拘攣(コウレン) :(大字源)①物事にかかわりこだわる。②筋肉が収縮して手足や首などが曲って伸びないこと。
 (注)「拘攣(コウレン)」についてのブログ既出内容
   つなぎしばられる。拘束。官職や道徳その他にしばられて自由に行動できないこと。筋肉が収縮して、手足や首などが曲がって伸びないこと。

ー再掲示「熟語の読み・一字訓読(実践問題その19) 攀 攣 扎 2014年09月25日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-」ー

問題2 「攣」  ①痙攣(ケイレン) -攣( つ )る 、攣(ひきつ)る  ②攣索(レンサク) ー 攣( か )かる    ③攣拘(レンコウ) ー 攣(つ な)がる  ④攣拳(レンケン) - 攣(か が)まる  ⑤牽攣(ケンレン) - 攣(し た)う

問題2 攣:レン、つ(る)、ひきつ(る)、か(かる)、つな(がる)、かが(まる)、した(う)
①痙攣:ひく、ひきつる。他に、攣縮(レンシュク):痙攣性の収縮のこと、
②攣索:なわをかけること
③攣拘=拘攣(コウレン):つなぎしばられる。拘束。官職や道徳その他にしばられて自由に行動できないこと。筋肉が収縮して、手足や首などが曲がって伸びないこと。他に、つな(がる)意の熟語:「攣挌(レンカク):捕縛する」
④攣拳:=蜷曲。かがまること。蘇軾文集「淨因院畫記」中に「如是而生、如是而死、如是而攣拳瘠蹙、・・・如是而條達暢茂・・・」とある。=「拳攣(ケンレン)」:屈曲不伸。
(参考)條達:木の枝が分かれるように四方に伸び通じていること。勢力が広く及ぶこと。 暢茂:草木がのびのびと生い茂ること 瘠蹙:やせこけちぢこまること  蜷曲:多く人や動物の肢体が丸くなる、縮こまる、丸くする、縮こませるさま
(注)蜷曲:「蜷局」(ケンキョク、とぐろ)とは違いますので気を付けてください。(参)蜷局(ケンキョク・とぐろ)・塒(とぐろ):蛇などが、からだを渦巻き状に巻いた状態でいること。また、その状態。何人かが特に何をするでもなく、ある場所に集まっているさま。
その他、「攣縮(レンシュク):かがむこと」「攣躄(レンペキ):足がたたない病気)」「攣廃(レンパイ):手足がかがまる病気」などが大漢和および字通にありました。
⑤牽攣:「牽攣乖隔」の「牽攣」:互いにこころ引かれる意。「攣」は恋いしたう意。 「攣攣」=恋恋。した(う)意。
➪この中に書いてある「(注)蜷曲:「蜷局」(ケンキョク、とぐろ)とは違いますので・・・」の内容については別記事にて案内予定・・・。👍👍👍 🐕 👍👍👍 
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熟語の読み・一字訓読(その340):愆

2017年08月27日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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・1級漢字用の「熟語の読み・一字訓読」シリーズです。
・(その223)からは、漢検漢字辞典第2版の内容を加味したり、調べる辞典の範囲を大字源・漢字源などまで拡大した内容にて、整理しているので、初期のこのシリーズの記載内容とは濃淡・精粗があります・・・223回からのほうが内容が濃いと思います。お含み置きください・・・。
・なお、別の記事などにて、漢検2記載内容を踏まえた「熟語の読み・一字訓読、音訓整理」を案内したものもあり、一部重複しているかもしれません・・・この点もお含み置きください。
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●熟語の読み・一字訓読(その340)です。 このシリーズは1級配当漢字を対象としたシリーズ記事です。すでに、(その320)で一応完了したつもりでしたが、一部、漏れていたり不備などもあったりするので、その後の調査の成果(調査対象辞典の拡大、漢検2とも比較など・・・)も踏まえて、適宜、不定期に案内していくものです。
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<愆:ケン、あやま(る)、あやま(ち)>
(漢検2)
愆:ケン あやま(る)、あやま(ち)
意味:あやまる。あやまつ。あやまち。つみ。とが。「愆怠」「愆失
大見出し:愆ち(あやまち) 愆る(あやま-る) 愆戻(ケンレイ)
愆戻(ケンレイ):あやまち。また、法にそむいて罪を犯すこと。「戻」はもとる、道理にそむく意
愆怠(ケンタイ):(大字源)過ちをしたり怠ったりする。

その他熟語1(大字源)
愆殃(ケンオウ):あやまちや、わざわい。
愆過(ケンカ):あやまち。つみ。
愆悔(ケンカイ):あやまちくいる。
愆期(ケンキ):時期をたがえること。約束の機嫌を破る。*広辞苑にも記載あり
愆義(ケンギ):正しい道を誤る。
愆釁(ケンキン):あやまちと、きず。過失や欠点。
愆序(ケンジョ):順序を誤る。特に、陽気の不順なこと。
愆滞(ケンタイ):誤りをしたり仕事を滞らせたりする。
愆謬(ケンビュウ):あやまち。あやまり。過誤
愆伏(ケンプク):時候が狂い、冬が暖かく、夏が寒いこと。伏は、三伏の酷暑の時。愆陽伏陰の略。
 (参考)伏陰(フクイン):夏の時節に霜や雹が降ることをいう。陽のうちに隠れてある陰の意。
愆尤(ケンユウ):あやまち。過失
愆陽(ケンヨウ):冬なのに暖かいこと。異常気象をいう。
・その他熟語2(既出)
(<溥:フ、あまね(し)、ひろ(い)、おお(きい)、し(く)>の項にて)
 ・おお(きい):溥原=大原、溥愆(フケン)=大きな過失、溥博(「溥博なること天の如し」)

その他、「愆」にかかわる故事成語類・・・何度も既出だが念の為・・・

一語 中たらざれば、即ち愆尤(ケンユウ)駢び集まる(過去問 H14-② 読み問題)
 *「十語の九、中たるも、未だ必ずしも奇と称せず。一語中たらざれば、則ち、愆尤(ケンユウ)駢(なら)び集まる。
   十謀の九、成るも、未だ必ずしも功を帰せず。一謀成らざれば貲議(シギ)叢り興る。君子、寧ろ黙なるも躁なる
   こと毋(な)く、寧ろ拙になるも巧なることなき所以なり。」
  (10のうち、言っている事の9が正しいからと言って、必ずしも優れた人間とは言えず、誤った1の不備に非難が
    集まることがある。戦略の9割が達成できたからと言って、必ずしも大きな功績があるとは言えず、1割の未達
   に誹謗中傷が集まる。これが、上に立つ者は雄弁よりは寡黙で、如才ないより気が利かない方が良いという理由で
   ある。)」(菜根譚)
 *貲議(シギ):この貲は、“呰”(そし・る)の意。

君子に侍するに三愆(サンケン)有り・・・ (注)3つのあやまちのこと
 *「君子に侍するに三愆有り。言未だ之に及ばずして言う、之を躁と謂う。言之に及びて言わず、之を隠と謂う。
   未だ顔色を見ずして言う、之を瞽と謂う。」

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熟語の読み・一字訓読(その339):拌 范 笵 泛(ホウ)

2017年08月22日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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・1級漢字用の「熟語の読み・一字訓読」シリーズです。
・(その223)からは、漢検漢字辞典第2版の内容を加味したり、調べる辞典の範囲を大字源・漢字源などまで拡大した内容にて、整理しているので、初期のこのシリーズの記載内容とは濃淡・精粗があります・・・223回からのほうが内容が濃いと思います。お含み置きください・・・。
・なお、別の記事などにて、漢検2記載内容を踏まえた「熟語の読み・一字訓読、音訓整理」を案内したものもあり、一部重複しているかもしれません・・・この点もお含み置きください。
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●熟語の読み・一字訓読(その339)です。 このシリーズは1級配当漢字を対象としたシリーズ記事です。すでに、(その320)で一応完了したつもりでしたが、一部、漏れていたり不備などもあったりするので、その後の調査の成果(調査対象辞典の拡大、漢検2とも比較など・・・)も踏まえて、適宜、不定期に案内していくものです。
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<拌:ハン、す(てる)、さ(ける)、わ(る)、かきま(ぜる)>
(漢検2)
・読みは同様。
・意味 :①かきまぜる。「攪拌(カクハン)・(コウハン)」 ②さける。さく。わける。わる。類)判 ③すてる。
・攪拌(カクハン):かきまわすこと。かきまぜること。「・・・機」「コウハン」の慣用読み。

*「拌」については、「新・手賀沼散歩1101(その2)不堪佃田 佃 這坊子 邁  拌 2014年11月01日 | 新・手賀沼散歩(漢字修練)」にて案内済みだが、あらためて、以下のとおり。

 す(てる):拌命(ハンメイ)=命がけ
 さ(ける):拌蚌(ハンボウ)=はまぐりを裂く 
 わ(る) :拌捨(ハンシャ)=わける、わけすてる
 かきま(ぜる):拌入、拌和、攪拌 :まぜる、かきまぜる

 (注1)「拌蚌(ハンボウ)」は、大字源では、“まばぐりを割って珠を取ること。”となっているので、「わ(る)」にも対応するかも。
 (注2)既出問題で、
    「③攪拌(  ) ー 攪(  )ぜる、拌(  )ぜる
     ③攪拌(かくはん、こうはん) ー 攪(ま)ぜる、拌(かきま)ぜる」 
    としているように、 「攪(ま)ぜる」「拌(かきま)ぜる」と訓読みが異なるので注意する要がある。
   (参考)
    攪:カク、コウ、みだ(す)、ま(ぜる)
 
<范:ハン、いがた、かた、のり>
(漢検2)
・読みは同様。
・意味:①はち(蜂)。虫の名。 ②かた。いがた(鋳型)。 ③のり。規範。 類)②③笵(ハン)・範
・熟語掲載ナシ。
(既出)「熟語の読み・一字訓読(その236) 苴 苳 范 苻 苹 2016年04月20日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-」
 <范:ハン、いがた、かた、のり> *「くさカンムリ」の「范」の熟語はほとんど人名。
 ・いがた、かた:「笵」に通ず。
 ・のり:「法」「範」に通ず。

<笵:ハン、のり、いがた>
(漢検2)
・読み:ハン のり *“いがた”訓掲載ナシ。
・意味:①かた。いがた(鋳型)。 ②のり(法)。法律。 類)①②范(ハン)・範 (参考)「範」の異体字とする説もある。
・熟語:熔笵(ヨウハン):鋳型の考古学上の呼称。
(既出)「熟語の読み・一字訓読(その195)」
 <笵:ハン、のり、いがた>   *「笵」は「範」
 ・のり:軌範(笵)、範(笵)例、軌範(笵)・・・
・いがた:笵金=鋳込む、範(笵)型=鋳型、笵埴=型で土器をつくる、鎔範(笵)・・・
 (*いがた:土でつくるのが「型」、金でつくるのが「鎔」、竹でつくるのが「範・笵」・・・)

<泛:ハン、ホウ、う(かぶ)、う(かべる)、ひろ(い)、あまね(く)、くつがえ(す)>
(漢検2)
・音・訓とも全部掲載アリ。
・🈩ハン ①うかぶ。うかべる。ただよう。「泛舟」 ②ひろい。あまねく。「泛論」 類)①②氾(ハン)・汎(ハン)
 🈔ホウ くつがえす。ひっくりかえす。
・下つき:🈩 飄泛(ヒョウハン)・浮泛(フハン)
・大見出し:泛かぶ(う-かぶ) 〈泛子〉(うき) 泛称(ハンショウ) 泛泛(ハンパン) 泛論(ハンロン)

*泛・・・“ホウ”音の熟語が「泛駕(ホウガ之馬)」「泛(ホウショウ)」以外に無いか調べたが、やはりなかった・・・だから、“ホウ”音の熟語は、「泛駕(ホウガ)之馬)」「泛(ホウショウ)」だけ覚えておけば大丈夫のようだ・・・

(参考)「汎(ホウショウ)」

漢検2:水を形容する語。 
大字源:🈔ホウ(漢音)フ(呉音) くつがえす。ひっくりかえす。
    「大后酒恐、自起泛ㇾ孝恵巵」 同)覆 (*この漢文はよくわからないから無視。でもこれも“ホウ”と読むようだ・・・)
    🈪ホウ(漢音)ボウ(呉音)①水の音 ②(畳韻)「汎(ホウショウ)」は、声のかすかなさま。
*漢検2と大字源では解釈・意味が違うようだ、ははは。

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熟語の読み・一字訓読(その338):繆:ビュウ、リョウ、ボク、キュウ

2017年07月26日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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・1級漢字用の「熟語の読み・一字訓読」シリーズです。
・(その223)からは、漢検漢字辞典第2版の内容を加味したり、調べる辞典の範囲を大字源・漢字源などまで拡大した内容にて、整理しているので、初期のこのシリーズの記載内容とは濃淡・精粗があります・・・223回からのほうが内容が濃いと思います。お含み置きください・・・。
・なお、別の記事などにて、漢検2記載内容を踏まえた「熟語の読み・一字訓読、音訓整理」を案内したものもあり、一部重複しているかもしれません・・・この点もお含み置きください。
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●熟語の読み・一字訓読(その338)です。 このシリーズは1級配当漢字を対象としたシリーズ記事です。すでに、(その320)で一応完了したつもりでしたが、一部、漏れていたり不備などもあったりするので、その後の調査の成果(調査対象辞典の拡大、漢検2とも比較など・・・)も踏まえて、適宜、不定期に案内していくものです。
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・この「繆」も、とっくに記事にしていたと思っていたけど、検索すると、音訓整理の頁が出てこない・・・開示していなかったか・・・これも、あらためてまとめ直したものを公開します。

<繆:ビュウ、リョウ、ボク、キュウ、あやま(る)、たが(う)、もと(る)、いつわ(る)、まつ(わる)>
(漢検2)
繆  :ビュウ・リョウ・ボク・キュウ あやまる・たがう・もとる・いつわる・まつわる
意味 :🈩ビュウ ①まとう。からみつく。「綢繆(チュウビュウ)」 ②あやま(誤)る。まちがえる。「繆説」類)謬(ビュウ)
         ③たがう。もとる。 ④いつわる。いつわり。
    🈔リョウ まつわる。めぐらす。「繆繞(リョウジョウ)」類)繚(リョウ)
    🈪ボク やわらぐ。おだやか。類)穆(ボク)
    ㊃キュウ ①まじわる。 ②ひもを巻きつけて絞める。
大見出し熟語 :
  合歓綢繆(ゴウカンチュウビュウ):男女が深く愛し合うこと。男女のむつみあうさま。
                  「合歓」は喜びをともにする、「綢繆」はまといつく・もつれあう意。
  綢繆(チュウビュウ) :①巻きつくこと。もつれ合うこと。 ②結びしばること。
  綢繆未雨(チュウビュウミウ) :前もって備えをして災いを防ぐこと。「綢繆」は固めふさぐ、つくろう意。
                 (小鳥が)雨が降る前に、巣の出入り口や隙間(すきま)をふさいでつくろうという意から。
                 〈『詩経』〉類)綢繆牖戸(チュウビュウユウコ)
  紕繆(ヒビュウ) :あやまり。まちがい。類)誤謬(ゴビュウ)

・・・以前、まとめたもの(主として、大漢和と字通によるもの)・・・
あやま(る):紕繆(ヒビュウ):まちがい、あやまり 
       繆異(ビュウイ):あやまり 
       繆意(ビュウイ):誤った考え 
       繆伝(ビュウデン):=誤伝
       繆悠(ビュウユウ):=謬悠:でたらめ
たが(う) :乖繆(カイビュウ):あやまりたがう *繆は「違」。
もと(る) :繆戻(ビュウレイ):あやまりもとる
いつわ(る):繆語(ビュウゴ) :=虚語
まつ(わる):綢繆(チュウビュウ):相纏綿して連続する意=纏綿  (四字熟語:合歓綢繆・桑土綢繆・綢繆未雨)
       繆繞(リョウジョウ):まといつくさま
       繆死(キュウシ)  :=縊死
       繆纏(キュウテン) :まつわる   
その他 :繆繆(ボクボク):和らぐさま 繆然(ボクゼン):深く思うさま

*この纏め方だと、漢検2の音の意味分けに合ってないようだ・・・
 特に、「①まとう。からみつく。「綢繆(チュウビュウ)」 」場合は“ビュウ”で、「まつわる。めぐらす。「繆繞(リョウジョウ)」類)繚(リョウ)」場合は、“リョウ”との音分けになっている・・・。
*で、漢語林と大字源も調べた・・・
<漢語林>
 繆巧(ビュウコウ):①たくらみ。相手をだます巧妙なはかりごと。 ②すぐれた方法。
 繆説(ビュウセツ):あやまって説く。また、あやまった説や意見。謬説(ビュウセツ)。
 繆戻(ビュウレイ):道理に反する。
 繆繆(ボクボク・リョウリョウ):①ボクボク:やわらいで美しいさま。穆穆(ボクボク) ②リョウリョウ:糸など細長いもののもつれるさま。
 繆繞(ビュウジョウ):まといめぐる。まつわる。 ***漢語林のみ、“ビュウジョウ”!!・・・無視するか・・・
 ①ボウ(漢音)
 ②ビュウ(漢音)
  *①②:・たばねる。まつわる。 ・麻十たばの称。
 ③ビュウ(漢音):・あやまる。(誤)。 あやまり。➪謬  ・もとる。たがう。いつわる(詐)。・いつわり。
 ④キュウ :・くびる。首をくくる。 ・まとう。まつわる。からみつく。
 ⑤リョウ :まとう。まつわる =繚 
 ⑥ボク :沈黙して深く思うさま。=穆。「繆然」
(***①②:呉音もあるが、掲載略。)

<大字源>
 ①ボウ(漢)、ビュウ(漢)、リュウ(漢):①朝十束をいう。②(畳韻)「綢繆(チュウビュウ)」は、たばねる。からめる。
 ②キュウ(漢):①しめる。むすぶ。 同)樛 ②くびれる。類)絞
 ③ビュウ(漢):①たがう。あやまる。②いつわる。
 ④ボク(漢):①宗廟の順序。「序は昭繆を以てす」(礼・大伝) ②つつしみ。真心をこめるさま。「繆然」 同)穆 ③姓
 ⑤リョウ(漢・呉):まつわる。同)繚
 ⑥リョウ(漢・呉):➪「繆繆(リョウリョウ)」(=糸のもつれたさま)
 ⑦リョウ(漢・呉):(畳韻)「綢繆(チョウリョウ)」は、竜の首の動くさま。
 (注)昭繆(ショウボク)・・・漢検四字熟語辞典では「昭“穆”倫序」・・・

 繆異(ビュウイ):誤りや、違い 
 繆過(ビュウカ):あやまり。過誤。
 繆言(ビュウゲン):間違った言葉。繆説。
 繆巧(ビュウコウ):巧みなはかりごと。たくらみ。転じて、優れた方法。
 繆繞(リョウジョウ):からみつく。まといつく。
 繆説(ビュウセツ):間違った言説。誤った意見。また、誤って説く。
 繆篆(ビュウテン):六書の一。うねり曲った篆書。繆は綢繆(チュウビュウ)で、からむ意。主に、印刻に用いられる。
 繆伝(ビュウデン):誤った言い伝え、書き伝え。 同)謬伝
 繆繆:①ボクボク:和らぎ美しいさま。 同)穆穆(ボクボク) ②リョウリョウ:糸のもつれたさま。
 繆迷(ビュウメイ):あやまりまよう。 同)謬迷
 繆戻(ビュウレイ):道理にもとりたがう。
 ・・・

*難問の読み問題で出るとしたら、
 ・竜の首が綢繆(チョウリョウ)としている    とか、
 ・糸が繆繆(リョウリョウ)として縺れている   とかか・・・  まさかね・・・
👍👍👍 🐔 👍👍👍
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熟語の読み・一字訓読(その337):賁(ヒ、ホン、フン)

2017年07月24日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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・1級漢字用の「熟語の読み・一字訓読」シリーズです。
・(その223)からは、漢検漢字辞典第2版の内容を加味したり、調べる辞典の範囲を大字源・漢字源などまで拡大した内容にて、整理しているので、初期のこのシリーズの記載内容とは濃淡・精粗があります・・・223回からのほうが内容が濃いと思います。お含み置きください・・・。
・なお、別の記事などにて、漢検2記載内容を踏まえた「熟語の読み・一字訓読、音訓整理」を案内したものもあり、一部重複しているかもしれません・・・この点もお含み置きください。
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●熟語の読み・一字訓読(その337)です。 このシリーズは1級配当漢字を対象としたシリーズ記事です。すでに、(その320)で一応完了したつもりでしたが、一部、漏れていたり不備などもあったりするので、その後の調査の成果(調査対象辞典の拡大、漢検2とも比較など・・・)も踏まえて、適宜、不定期に案内していくものです。
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・「賁」については、とっくに記事にしていたと思っていたけど、wpに纏めただけで開示していませんでした・・・改めて、まとめたものを読みかえしたら不備というか、あまり良い纏め方ではなかったので、再度、まとめ直して公開します。

<賁:ヒ、フン、ホン、かざ(る)、かざ(り)、あや、つわもの>
(漢検2)
賁:ヒ・ホン・フン かざる・かざり・あや・つわもの
意味 :①かざる。かざり。あや。あや模様の美しいさま。 ②勢いよくはしる。類)奔 ③いさむ。また、つわもの。「虎賁(コホン)」
賁臨(ヒリン):客が訪れてくることの敬称。お越し。類)光臨
(漢検四字熟語辞典 「連璧賁臨(レンペキヒリン)」)

かざ(る):賁然(ヒゼン)飾りあるさま、盛飾のさま、光栄のさま 
      賁飾(ヒショク):化粧する
      追賁(ツイヒ):死後に供養してその功徳を飾ること。追善。追福。(「賁」は飾る意)
かざ(り):賁臨(ヒリン):ご来臨、ご光臨  
      賁来(ヒライ):他人が己の家を訪れることの敬称。賁は「飾り」、光彩を添える意。
      白賁(ハクヒ):白い飾り:すべての修飾を去り自然の根源に立ち返ること
あや:(「あや」に、“はなやかで美しい、色が混じり合う、光彩のあるさま”等の意も含まれる・・・)
      賁然(ヒゼン):(大字源では・・・)あやのあるさま。光彩のあるさま。「皎皎たる白駒、賁然として来たる」(詩経) 
      賁如(ヒジョ):美しいさま
      賁花(ヒカ):麗しい花 
      *「あや」は主として、文・文章に対して用いている模様。大漢和では「あや」と「うつくしい」は別建てになっている。
       「あや」は「“斑”・・・に通じる」とある。「美しい」は、「賁、美也」とある。
つわもの:賁士(ホンシ):勇士
     賁勇(ホンユウ)①賁(人名)の勇のこと ②強い、いきおい
     虎賁(コホン)*
     賁育(ホンイク):孟賁・夏育のような勇
     賁石(ホンセキ):孟賁と石蕃。共に昔の勇者 
     *「虎賁」は「勇気があって奔走の人に当たる士」(大漢和)とあり、「はしる」意に当るかも・・・。
*他に、
 賁星(ホンセイ)=星の名、客星、孛星
 賁壊(ホンカイ)=潰散ずる
 賁鼓(フンコ)=大きいつづみ。 
 賁軍(フングン)=敗軍  
 賁亀(フンキ):亀の名。みつあし(三本足)のカメのこと。

・・・以上、非常にわかりづらいので、以下、大字源をベースに、主な熟語と“音による意味分け”の説明を掲載しておく・・・
(大字源)
賁然(ヒゼン) :あやのあるさま。光彩のあるさま。「皎皎たる白駒、賁然として来たる」(詩経)
賁来(ヒライ) :他人が訪れて来ることの敬称。おいで。賁は、光り輝くさま。光臨。賁臨(ヒリン)。
賁臨(ヒリン) :他人が来ることの敬称。光臨。賁来。

賁星(ホンセイ):ほうきぼし。彗星。

虎賁(コホン) :(広辞苑)(天子の護衛をつかさどった中国周代の官名から)勇猛な軍隊。剛勇の士。
賁育(ホンイク):孟賁(モウホン)と夏育(カイク)。ともに戦国時代、秦の武王に仕えたといわれる勇士。

賁軍(フングン):戦いにやぶれる。まけいくさ。敗軍。
賁鼓(フンコ) :大きな鼓。

(大字源による音による意味分け・・・主なもの・・・)
ヒ(漢・呉音):①あやがある、かざられている。(はなやかで美しい、色が混じり合う、光彩のあるさま) 
        ②かわる。類)変
        ③かざる。類)飾
        ④易の六十四卦の一。・・・意味は、飾る。
フン(漢音) :①おおきい。同)墳 類)大
        ②三本足の亀
        ・・・
ホン(漢・呉音):①はしる。「賁星」 同)奔 
         ②いかる。いきどおる。「虎賁之士・・・」 同)憤
フン(漢音) :①・・・
        ②わきたつ。たぎりあがる。同)濆 類)沸
        ③やぶれる。「賁軍」
*他にも意味や音あるも略。
*その他熟語
 顕賁(ケンピ?)(読みナシ、意味記載ナシ)
 寵賁(チョウヒ)(意味記載ナシ)

<参考・・・今までブログ内で開示した「賁」関連の熟語の読みや成語など・・・主なもの・・・>
(読み問題)
19.賁星、渤海に墜す ・・・ホンセイ・・・
19.皎皎たる白駒、賁然として集まる ・・・ヒゼン・・・
(書き問題)
8.軍中にコホンの士あり ・・・虎賁・・・
(対・類問題)
賁臨(ひりん):他人の来訪の尊敬語。光来、光臨、光儀(こうぎ)、賁来
(故事成語)
7.利の在る所、皆、ホンショ(賁諸)たり:賁諸=孟賁と専諸。勇士の代表的なもの。
(語選択)
1.追賁(ついひ):死後に供養してその功徳を飾ること。追善。追福。(「賁」は飾る意)
(読み問題)
9.白賁を以て自然に帰る ・・・9.はくひ(*白い飾り:すべての修飾を去り自然の根源に立ち返ること)
(四字熟語)
10.コ.(10.賁育  )之勇
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熟語の読み・一字訓読(その336):睥 睨 睥睨ほか

2017年07月15日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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・1級漢字用の「熟語の読み・一字訓読」シリーズです。
・(その223)からは、漢検漢字辞典第2版の内容を加味したり、調べる辞典の範囲を大字源・漢字源などまで拡大した内容にて、整理しているので、初期のこのシリーズの記載内容とは濃淡・精粗があります・・・223回からのほうが内容が濃いと思います。お含み置きください・・・。
・なお、別の記事などにて、漢検2記載内容を踏まえた「熟語の読み・一字訓読、音訓整理」を案内したものもあり、一部重複しているかもしれません・・・この点もお含み置きください。
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●熟語の読み・一字訓読(その336)です。 このシリーズは1級配当漢字を対象としたシリーズ記事です。すでに、(その320)で一応完了したつもりでしたが、一部、漏れていたり不備などもあったりするので、その後の調査の成果(調査対象辞典の拡大、漢検2とも比較など・・・)も踏まえて、適宜、不定期に案内していくものです。
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・朝の記事に“最近の朝の日課”と書いたけど、いの一番にやってるのは、
 ①昨日のブログのアクセス状況のチェック・・・直近の記事がアクセス数上位なのはわかるけど、ときどき、だいぶ前の記事が上位を占めたり、こちらが忘れかけている記事が読まれてたりする・・・
 ②自分も忘れかけている記事やその内容を再度読むことで、必要あれば更に調べたりして復習している。
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●先の記事の「方中方睨」で気になったので「睨」について調べ直した、また序でに「睥睨」の「睥」についても調べた・・・

<睨:ゲイ、にら(む)、うかが(う)、かたむ(く)>
(漢検2)
睨:ゲイ にらむ・かたむく *“うかが(う)”訓の掲載ナシ。
意味:①にらむ。横目で見る。「睨視」「睥睨(ヘイゲイ)」 ②かたむく。日が西にかたむく。 ③ようすをうかがう。
下つき:睥睨(ヘイゲイ)
睨視(ゲイシ):(大辞林):じっと見つめること。にらむこと。 「白雲の漠々たるを・・・して吾が心踊り/欺かざるの記 独歩」
睥睨(ヘイゲイ):①横目でにらむこと。流し目で見ること。
         ②城壁のくぼみから敵情をのぞき見ること。転じて、周囲をにらみつけて勢いを示すこと。「天下を―する大名」「俾倪」とも書く。
(大字源)
・大字源によれば、「睨」の訓“(にら)む”は和訓となっている、ということは、「睥睨ー睨(にら)む」という音訓はオカシイ筈だが・・・。
・大字源の字義では、
 ①横目で見る。斜めに見る。よそ目に見る。
 ②かたむく。斜めになる。「日方中方睨」
 ③「睥睨(ヘイゲイ)」は、うかがいみる。また、ひめがき。同)俾倪(ヘイゲイ)
 *だから、「睥睨 -睨(うかが)う」の音訓が正しそうだが・・・漢検2には、この訓の掲載ないので、どうなるのかわからんが・・・
 
睨観(ゲイカン):みる。よそ目に見る。
傲睨(ゴウゲイ):(=傲倪)①尊大で不正なさま。②いばってにらみつける。
睇睨(テイゲイ):横目でちらりと見る。流し目で見る。 *「睇睨 - 睇る」なんて音訓が出たら「睇(ぬすみみ)る」ですねえ・・・
眇睨(ビョウゲイ):(意味説明ナシ)
辟睨・辟倪(ヘイゲイ):(畳韻)横目でにらむ。横目でようすをうかがう。*「辟」に“ヘイ”音読みあり。大字源ではこの畳韻のみ。


<睥:ヘイ、ながしめ、にら(む)、うかがいみ(る)> *“うかがいみ(る)”訓の掲載ナシ。
(漢検2)
睥:ヘイ にらむ・ながしめ
意味:にらむ。横目で見る。うかがいみる。ながしめ。「睥睨(ヘイゲイ)」
大見出し:

*「睥睨(ヘイゲイ)」に、“ひめがき”の意味までは漢検2には記載していないが、
 (大字源)
  ①ながしめ。流し目で見る。横目で見る。②うかがいみる。③城壁上のひめがき。城の築地。敵をうかがい見るからいう。同)辟倪。俾倪。

(参考)俾
(漢検2)
🈩ヒ ①たすける。益する。「俾益」 類)裨(ヒ) ②しもべ。めしつかい。
🈔ヘイ にらむ。横目で見る。「俾倪(ヘイゲイ)」 類)睥(ヘイ)
大見出し:
俾倪(ヘイゲイ):①横目でにらむこと。尻目(しりめ)に見ること。 ②あたりをにらみつけて勢いを示すこと。「天下を―する」 「睥睨」とも書く。
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熟語の読み・一字訓読(その335):糴 糶

2017年07月11日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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・1級漢字用の「熟語の読み・一字訓読」シリーズです。
・(その223)からは、漢検漢字辞典第2版の内容を加味したり、調べる辞典の範囲を大字源・漢字源などまで拡大した内容にて、整理しているので、初期のこのシリーズの記載内容とは濃淡・精粗があります・・・223回からのほうが内容が濃いと思います。お含み置きください・・・。
・なお、別の記事などにて、漢検2記載内容を踏まえた「熟語の読み・一字訓読、音訓整理」を案内したものもあり、一部重複しているかもしれません・・・この点もお含み置きください。
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●熟語の読み・一字訓読(その335)です。 このシリーズは1級配当漢字を対象としたシリーズ記事です。すでに、(その320)で一応完了したつもりでしたが、一部、漏れていたり不備などもあったりするので、その後の調査の成果(調査対象辞典の拡大、漢検2とも比較など・・・)も踏まえて、適宜、不定期に案内していくものです。
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<糴:テキ、か(う)、かいよね、いりよね>
<糶:チョウ、う(る)、うりよね、だしよね、せり>
(漢検2)
糴:テキ、か(う)、かいよね、いりよね
意味 :①かう。穀物を買い入れること。「糴糶(テキチョウ)」 ②かいよね。買い入れた米。いりよね。対)①②糶(チョウ)
大見出し:〈糴取(せどり)〉:同業者間の売買の仲介をして手数料を取ること。また、その人。「競取・糶取」とも書く。

糶:チョウ、うりよね、う(る)、せり *「だしよね」の訓掲載ナシ。
意味:①うりよね。売りに出す米。だしよね。また、穀物を売り出すこと。対)糴(テキ) ②せり。せりうり。競売。
下つき:糴糶(テキチョウ)
大見出し:〈糶取(せどり)〉:同業者間の売買の仲介をして手数料を取ること。また、その人。「競取・糴取」とも書く。
      糶(せり):①多くの買い手に値段をつけさせ、最高値の人に品物を売る方法。せり売り。競売。「・・・に掛ける」
            ②競争すること。せり合いをすること。「競り」とも書く。
      糶市(せりいち):せり売りの市。売り主が複数の買い手に価格のせり合いをさせる市。「競り市」とも書く
      糶売(チョウバイ):①米を売ること。売り米(よね)。 ②せり売りすること。競売。

=主として大字源から=
<糴>
糴価(テキカ):買い入れる米の値段。
糴穀(テキコク):穀物を買い入れること。
糴糶(テキチョウ)穀物を買うことと、売ること。
糴買(テキバイ):穀物を買うこと。
貴糴(キテキ):相場より高く米を買い入れる。
市糴(シテキ):穀物を買い上げる 
平糴法(ヘイテキホウ):豊作のときに政府が穀物を買い入れ、凶作のときにその穀物を安く売り出す制度。売り出すのを平糶(ヘイチョウ)という。
和糴(ワテキ) :人民各戸と合意の上で政府が民間から穀物を買い上げる。実際は名目だけの場合が多い。糴は、米を買い上げる意。対)和糶
帰糴(キテキ) :米をおくる 
遏糴(アツテキ):隣国が買い入れる穀物をとどめる=米穀の輸出を止める

*ほかに、「増糴」「販糴」・・・

<糶>
糶糴(チョウテキ):①穀物の売り買い。糴糶。 ②売り出す米と買い入れる米。
糶米(チョウベイ):米を売ること。
販糶(ハンチョウ):米を売り出す。
平糶(ヘイチョウ):(平糴法のところを参照)
和糶(ワチョウ):売り手と買い手とが合意で価を協定し、その価で政府が穀物を売る。糶は米を売る意。対)和糴
市糶(シチョウ):市場に売り出す米

*ほかに、「貴糶」「倹糶」・・・

<四字熟語関連>
糶糴斂散(チョウテキレンサン):「糴斂(テキレン)」と「糶散(チョウサン)」
糴斂=斂糴
斂糴(レンテキ):米価が安いときに買い上げる(あつめる)こと。

<故事成語関連>
百里、樵(ショウ)を販(ひさ)がず 千里、テキ( 糴 )を販がず :物事を行うには場所・時を考えることが大切

<その他>
松陰全集第3巻
「・・・五覇の五命(注:春秋五覇の5カ条の盟約)に言えることあり・・・又五命の内「糴(かいよね)を遏(とど)むるなかれ」というも・・・」

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熟語の読み・一字訓読(その335):胥

2017年07月10日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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・1級漢字用の「熟語の読み・一字訓読」シリーズです。
・(その223)からは、漢検漢字辞典第2版の内容を加味したり、調べる辞典の範囲を大字源・漢字源などまで拡大した内容にて、整理しているので、初期のこのシリーズの記載内容とは濃淡・精粗があります・・・223回からのほうが内容が濃いと思います。お含み置きください・・・。
・なお、別の記事などにて、漢検2記載内容を踏まえた「熟語の読み・一字訓読、音訓整理」を案内したものもあり、一部重複しているかもしれません・・・この点もお含み置きください。
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●熟語の読み・一字訓読(その335)です。 このシリーズは1級配当漢字を対象としたシリーズ記事です。すでに、(その320)で一応完了したつもりでしたが、一部、漏れていたり不備などもあったりするので、その後の調査の成果(調査対象辞典の拡大、漢検2とも比較など・・・)も踏まえて、適宜、不定期に案内していくものです。
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●以前の記事(「2014年12月23日 新・手賀沼散歩(漢字修練)」)も含めて再整理したものです。

<胥:ショ、ソ、しおから、たが(いに)、みな、こやくにん>
(漢検2)
胥:ショ・ソ しおから・みな *「たが(いに)、こやくにん」訓の掲載ナシ。でも下記のとおり、熟語はアリ・・・。
意味:①しおから。塩づけの肉。 ②たがいに。あい。「胥謀」 ③みな。ともに。 類)諸  ④小役人。「胥吏
下つき:華胥(カショ)
大見出し:
胥吏(ショリ):①役所の小役人。 ②中国、宋(ソウ)代以降、役所の長によって採用された下役人。
華胥(カショ):平和で自由な理想郷。華胥の国。「・・・の夢(楽しい、めでたい夢)」
華胥の国に遊ぶ(カショのくににあそぶ):よい気持ちで昼寝をすること。

・しおから:
 蟹胥(カイショ):蟹のしおから(大)

・たが(いに):
 胥胥(ショショ):相楽しむ  *他に「胥胥」:「解け散じるさま」(大)の意もあり ←蟹の肉のところで使われている。 
 胥虐(ショギャク):相虐する
 胥怨(ショエン):相うらむ
 胥匡(ショキョウ):相互にただす
 胥葉(ショヨウ)・胥成(ショセイ):葉が相重なり茂ること
 胥命(ショメイ):(春秋のとき、諸侯が相会して(血を歃(すす)って盟わず)ただ、約束することをいう。

・みな:
 胥役:①みな役に服する
 胥戚:みながうれえること
 淪胥(リンショ):①相ともに率いる。②相ともに滅びること。胥は、相の意。
  ー文例ー 
 ・吾れ死せば本藩は悉く淪胥と覚え候
 ・彼の泉流の如し、淪胥して破るることなからんや (相率いてともに亡ぶの意。詩経・小雅)

・こやくにん:
 胥役:②下役・小吏
 胥吏(ショリ):役所の小役人。下役。胥鈔(ショショウ)。君主から正式に任命された者でなく、役所の長によって採用された役人。
 胥人(ショジン):小役人。小人。胥隷。
 胥徒(ショト):小役人や小使
 胥蠧(ショト):悪役人
 猾胥(カツショ)=わるがしこい小役人 
 胥里:年貢係(字通)
 里胥(リショ):村の小役人(大字源)
 
・その他(上記の訓のいずれかに対応すると思われるが、区分・分類が難しい熟語)
 胥靡(ショビ):
  (大漢和)①刑徒の称、宮刑を受けた者(一説に、相随って軽刑に坐した者、更に、一説に、相つながれた者) 
       ②空しく何もないこと、貧をいう 
       ③城の名
  (大字源)宮刑を受けた者。一説に、相従うの意で、鉄の鎖で数珠つなぎにする。また、その刑を受けた者。刑徒。囚徒。
       また一説に、貧困の意とし、頭の空っぽな人間をいう。

 薫胥(クンショ):他人の罪に連座して罪せられること。胥は、ともにの意。淪胥(リンショ)。
          一説に、腐刑に処せられること。(参考:薫腐(クンプ)=去勢する刑罰。腐刑。宮刑。)

 胥附(ショフ):親附する(下を率いて上に親しませること、又、疎遠な者を親しませること、その臣)
         *「たがいに」の意か?「臣」の意味なら「こやくにん」の意か・・・?

 跟胥(コンショ):
 (*「跟」のところで、以下、整理している。
  「跟従=したがう、ともの者、従者=跟胥(コンショ)=跟人=跟随(コンズイ)=人を頼り、後ろについていくこと。また、従者。」)

 胥疏(ショソ):野菜を探し求める。疏は、蔬に同じ。

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熟語の読み・一字訓読(その334):袤

2017年07月08日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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・1級漢字用の「熟語の読み・一字訓読」シリーズです。
・(その223)からは、漢検漢字辞典第2版の内容を加味したり、調べる辞典の範囲を大字源・漢字源などまで拡大した内容にて、整理しているので、初期のこのシリーズの記載内容とは濃淡・精粗があります・・・223回からのほうが内容が濃いと思います。お含み置きください・・・。
・なお、別の記事などにて、漢検2記載内容を踏まえた「熟語の読み・一字訓読、音訓整理」を案内したものもあり、一部重複しているかもしれません・・・この点もお含み置きください。
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●熟語の読み・一字訓読(その334)です。 このシリーズは1級配当漢字を対象としたシリーズ記事です。すでに、(その320)で一応完了したつもりでしたが、一部、漏れていたり不備などもあったりするので、その後の調査の成果(調査対象辞典の拡大、漢検2とも比較など・・・)も踏まえて、適宜、不定期に案内していくものです。
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<袤:ボウ、ひろが(り)、なが(さ)>
(漢検2)
意味 :①衣の帯から上の部分。 ②ながさ。南北の長さ。対)広(東西の長さ) ③ひろがり。
下つき:広袤(コウボウ)
大見出し:「袤」の項にはナシ。「延」の項に、
延袤(エンボウ):土地の広さや、長さ。「・・・万里に連なる長城」 「延」は東西、「袤」は南北の広がりの意。

(大字源)
 🈩①衣の帯から上の部分の名称 ②ながさ。ア.南北の長さ。同)広 イ.一般に、横に広がる長さをいう。「延袤万里
 🈔長い衣。
 解字:衣の帯から上の横に広い部分の意


 広袤:土地の広さ。面積。広は東西、袤は南北。広運広輪
    広運:①広く行き渡る。②土地の広さ。東西を広、南北を運という。広輪。
    広輪:ひろさ。広は東西。輪は南北。広運袤。

 延袤:①連なり続くこと。②ひろさ。ながさ。延は横で東西、袤は縦で南北の長さ。

 周袤:周りの長さ。周回。

<広袤(意味と例文)>

デジタル大辞泉:広袤(「広」は東西の、「袤」は南北の長さの意。幅と長さ 。広さ。面積。)
「・・・の大なる場所を貴ぶの癖なきに非ず」〈子規・墨汁一滴〉

広袤(歴史民俗用語)〔「広」は東西の、「袤」は南北の長さ〕 幅と長さ。広さ。面積。
「平安京の・・・は・・・/朱雀日記 潤一郎」

<syuusyuu 漢検1級 模擬試験問題(27-③用) その8 >の文章題・・・
「・・・また我々を知らぬ無限の大(4)コウボウの中に投げ込まれていることを思え・・・」「悟浄出世」(中島敦)

<延袤(意味と例文)>

デジタル大辞泉:延袤(「延」は横で東西の、「袤」は縦で南北の長さの意。土地の広さ、大きさ。
        「荒原の・・・四里に下らざれども」〈織田訳・花柳春話〉

その他(ネットから):「延袤の砂丘 三十里 游糸(ゆうし)揺曳(ようえい)して孤村を限る・・・」
           「長城 延袤数千里・・・」
           「蒙恬筑長城・・・延袤万余里」=蒙恬は長城を築いて…延々として1万余里連なるようにした
           *これらの例文は、「延袤=延々と連なる」意味のようだ・・・。

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熟語の読み・一字訓読(その334):躇 躔 躡

2017年07月06日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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・1級漢字用の「熟語の読み・一字訓読」シリーズです。
・(その223)からは、漢検漢字辞典第2版の内容を加味したり、調べる辞典の範囲を大字源・漢字源などまで拡大した内容にて、整理しているので、初期のこのシリーズの記載内容とは濃淡・精粗があります・・・223回からのほうが内容が濃いと思います。お含み置きください・・・。
・なお、別の記事などにて、漢検2記載内容を踏まえた「熟語の読み・一字訓読、音訓整理」を案内したものもあり、一部重複しているかもしれません・・・この点もお含み置きください。
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●熟語の読み・一字訓読(その334)です。 このシリーズは1級配当漢字を対象としたシリーズ記事です。すでに、(その320)で一応完了したつもりでしたが、一部、漏れていたり不備などもあったりするので、その後の調査の成果(調査対象辞典の拡大、漢検2とも比較など・・・)も踏まえて、適宜、不定期に案内していくものです。
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<躇:チョ、チャク、ふ(む)、ためら(う)、たちもとお(る)、こ(える)、わた(る)>
(漢検2):チョ・チャク ふむ・ためらう・たちもとおる・わたる  *こ(える)訓の掲載ナシ。
意味 :①ふ(踏)む。足でふむ。 ②ためらう。たちもとおる。ぐずぐずする。「躊躇(チュウチョ)」 ③こ(越)える。とびこえる。わたる。
下つき:躊躇(チュウチョ)
<躊躇〉う(ためら-う) 躊躇(チュウチョ) 躊躇逡巡(チュウチョシュンジュン)
(大字源)
 🈩チョ(漢音):ためらう、たちもとおる、心の緊張が解ける・・・ふむ・・・等。
 🈔チャク(漢・呉音):(順序を)とびこえる。
・ふ(む):躇歩(チョホ) 躇足(チョソク) 躇蹈(チョトウ:あしぶみする)  *躇歩・躇足:地に足をつける(ふむ)意のようだ。
・ためら(う)、たちもとお(る):踟躇(チチョ:たちもとおる。行きなやむさま。) 躊躇(チュウチョ) 
・こえ(る)、わた(る):躇階(チャクカイ:階段を一段ずつでなく、飛び越して降りる。)

*大字源によれば、「躊躇」には、「①進み退くさま。ぐずぐずする。たちもとおる。」のほか、
 「②心の緊張が解ける。躊躇満志(チュウチョマンシ):心の緊張が解け、ゆったり満足する。」という熟語・言葉と意味が掲載されていた。
(注)漢検2では(勿論)、「躊躇:決心がつかず迷うこと。ぐずぐずと、ためらうこと。」のみ。

<躔:テン、めぐ(る)、ふ(む)、まつ(わる)、から(まる)>
(漢検2)
テン ふむ・めぐる  *「まつ(わる)、から(まる)」訓の掲載ナシ。
意味 :①ふむ。足でふむ。 ②めぐる。めぐって行く。
*大字源には以下の熟語しか掲載ナシ。他の辞典はまだあるかもしれないが・・・
 躔次(テンジ):中国天文学で、天の赤道を基準にした座標系 
 躔度(テンド):日・月・星などの動きを示す。天の赤道を分けて三百六十度とする。

<躡:ジョウ、ふ(む)、は(く)、お(う)、のぼ(る)>
(漢検2)ジョウ ふむ・はく・おう・のぼる
意味 :①ふむ。ふみつける。 ②はく。はきものをはく。 ③おう。追いかける。 ④のぼる。高い地位にのぼる。
下つき:追躡(ツイジョウ)
大見出し:躡足附耳(ジョウソクフジ) 躡む(ふ-む)

・ふ(む)
 躡景(ジョウエイ):影を踏む(注1) 
 躡足附耳(ジョウソクフジ):(略)
 踏躡(トウジョウ):(意味記載ナシ)
 跨躡(コジョウ):またがりふむ
・は(く)
 躡蹻(ジョウキャク):くつを履く。遠方に旅立つこと。
・お(う)
 躡景・躡影(ジョウエイ):(大字源は右記の意味のみ) ①日のひかりを追う。②秦の始皇帝の名馬の名(注2) 
 躡蹤(ジョウショウ):足跡を踏む。人の後を追う。
 躡敵(ジョウテキ):敵の後を追う。
 追躡(ツイジョウ):後から追いかける。追迹・追跡。
・のぼ(る)
 登躡(トウジョウ):ふみのぼる。(高い地位に)のぼる。

 (注1)大漢和も「日影を追う=速やかに行く」という意味なので“お(う)”にも対応すると思うが、(書下ろしの説明で)「景(かげ)を躡(ふ)んで軽々しく騖(は)す」>とも書いてあるので、一応、“ふ(む)”にも対応しているとみなした。この熟語は「お(う)」の項にも記載している。
 (注2)「追風」、「白兔」、「躡景」、「追電」、「飛翮」、「銅爵」、「晨鳬」。
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熟語の読み・一字訓読(その333):涎

2017年07月05日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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・1級漢字用の「熟語の読み・一字訓読」シリーズです。
・(その223)からは、漢検漢字辞典第2版の内容を加味したり、調べる辞典の範囲を大字源・漢字源などまで拡大した内容にて、整理しているので、初期のこのシリーズの記載内容とは濃淡・精粗があります・・・223回からのほうが内容が濃いと思います。お含み置きください・・・。
・なお、別の記事などにて、漢検2記載内容を踏まえた「熟語の読み・一字訓読、音訓整理」を案内したものもあり、一部重複しているかもしれません・・・この点もお含み置きください。
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●熟語の読み・一字訓読(その333)です。 このシリーズは1級配当漢字を対象としたシリーズ記事です。すでに、(その320)で一応完了したつもりでしたが、一部、漏れていたり不備などもあったりするので、その後の調査の成果(調査対象辞典の拡大、漢検2とも比較など・・・)も踏まえて、適宜、不定期に案内していくものです。
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<涎:セン、ゼン、エン、よだれ>
(漢検2)
意味:よだれ。また、ねばりけのある液。「垂涎」
下つき:垂涎(スイゼン)・流涎(リュウゼン)
「涎」を含む言葉
 商いは牛の涎(あきないはうしのよだれ) 垂涎(スイゼン) 垂涎の的(スイゼンのまと)涎(よだれ) 流涎(リュウゼン) 竜涎香(リュウゼンコウ)

(大字源)
🈩セン(漢音)ゼン(呉音)・・・①よだれ。つば。唾液。「垂涎」「流涎」②粘りけのある液。粘液。ぬめり。「蝸涎(カセン)」
🈔エン(漢・呉音)    ・・・①・・・「湎涎(ベンエン)」は、水の流れるさま。②・・・③➪「涎涎(エンエン)
 (注)①以下のところを「・・・」と略しているのは、1級対象外漢字の熟語とその説明のためです。


涎涎(エンエン):光沢のあるさま。ぴかぴかにつやが出ているさま。「燕燕尾涎涎」
涎篆(センテン):かたつむりなどがはった後に、粘液が篆文のような模様をつくること。
涎沫(センマツ):つばきや、あわ。
涎蝣(センユウ):虫の名。なめくじ。蛞蝓(カツユ)。  
     *ナメクジの別名をまた発見した!!もひとつは、蜒蚰(エンユウ・なめくじ)。(注)*げじ・げじげじは「蚰蜒ユウエン」 。
流涎(リュウセン・リュウゼン) :(略)
垂涎:(略)
蝸涎(カセン) :(意味の説明ないが、かたつむりのはった後のぬめりのような意味か) 
        (参考)蝸篆(カテン):かたつむりのはった跡。篆書に似ているのでいう。
湎涎(ベンエン) :水の流れるさま

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熟語の読み・一字訓読(その332):殫 踟 躓 

2017年07月04日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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・1級漢字用の「熟語の読み・一字訓読」シリーズです。
・(その223)からは、漢検漢字辞典第2版の内容を加味したり、調べる辞典の範囲を大字源・漢字源などまで拡大した内容にて、整理しているので、初期のこのシリーズの記載内容とは濃淡・精粗があります・・・223回からのほうが内容が濃いと思います。お含み置きください・・・。
・なお、別の記事などにて、漢検2記載内容を踏まえた「熟語の読み・一字訓読、音訓整理」を案内したものもあり、一部重複しているかもしれません・・・この点もお含み置きください。
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●熟語の読み・一字訓読(その332)です。 このシリーズは1級配当漢字を対象としたシリーズ記事です。すでに、(その320)で一応完了したつもりでしたが、一部、漏れていたり不備などもあったりするので、その後の調査の成果(調査対象辞典の拡大、漢検2とも比較など・・・)も踏まえて、適宜、不定期に案内していくものです。
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<殫:タン、つ(きる)、つ(くす)、ことごと(く)、あまね(く)>

(漢検2)
殫:タン つ(きる)・つ(くす)・ことごと(く)  *こういうの、困るんだよねえ・・・訓になぜ“あまね(く)”も入れておかないのか・・・。
意味:①つ(尽)きる。つくす。「殫尽」 ②ことごとく。あまねく。「殫見
「殫」から始まる言葉: 殫きる(つ-きる) 殫くす(つ-くす)

*「殫見 - 殫く」なんて音訓読みが出たら、「殫(あまね)く」と回答したら✕になるんだろうか・・・冗談だけど・・・たぶん、どっちでも〇になるんだろうが・・・

(大字源)

・つ(きる)、つ(くす):
 殫極(タンキョク):つきはてる。同)単極
 殫竭(タンケツ):つくす。つきる。殫尽。  同)単竭
 殫残(タンザン):そこないほろぼす。
 殫尽(タンジン):(①ことごとく病気にする) ②つきはてる。つきはてさせる。殫竭。 同)単尽 
 殫亡(タンボウ):つきてなくなる。空乏。

・ことごと(く)、あまね(く):
 殫見(タンケン)洽聞(コウブン):あまねく見、広く聞く。見聞がきわめて広いこと。
 殫洽(タンコウ):あまねくつくす。学問が広いこと。
 殫尽(タンジン):①ことごとく病気にする (②つきはてる。つきはてさせる。殫竭。 同)単尽)
  *「殫」に“やむ”意あり。大字源「・・・④やむ。 類)病 」

<踟:チ、たちもとお(る)、ためら(う)>
(漢検2)
 (同上読みどおり。熟語掲載ナシ。)
 意味:たちもとおる。行きつもどりつする。ためらう。足ぶみする。

・たちもとお(る)、ためら(う)
 踟躇(チチョ):たちもとおる。行きなやむさま。
 踟蹈(チトウ):ためらう 

<躓:チ、つまず(く)、しくじ(る)、くじ(ける)、くる(しむ)>
(漢検2)
躓:チ つまず(く)
意味:①つまずく。つまずきころぶ。「躓顚(チテン)」 ②しくじる。失敗する。 ③くじける。挫折する。 ④苦しむ。なやむ。
下つき:蹶躓(ケッチ)

・つまず(く):
 躓礙(チガイ):つまずいて、うまく進めない。
 躓顚(チテン):つまずきたおれる。
 躓頓(チトン):つまずく。頓もつまずく。
 躓仆(チフ) :うまずきたおれる。
 跋躓(バッチ・バツチ):つまずきころぶ。また、進退窮まること。跋胡。
 蹶躓(ケッチ・ケツチ):つまずく、つまずきたおれる
 跛躓(ハチ) :足がたかむき、つまずく(大漢和) 足がわるくてつまずく(字通)
 屯躓(チュンチ):つまずきなやむ。「屯躓、日々に窮迫す」(字通)

・しくじ(る)
 蹉躓(サチ)・差躓(サチ):失敗する=蹉跌(:つまずく。転じて、しくじる。失敗する。)

・くる(しむ)、くじ(ける) ・・・にも対応すると思われる熟語。

 頓躓(トンチ):つまずく。転じて、苦しい状態に陥る。
 窮躓 ・・・(大字源)熟語あるも意味掲載ナシ。でも大体わかりそう・・・。*大漢和・字通ともに見当たらず。
 困躓(コンチ):くるしみつまずく。行き詰まってくじける。困蹶。
 顚躓(テンチ):①くつがえりつまずく。つまずきたおれる。②転じて、世の苦しいめに遭うことをいう。
 倒躓・・・(大字源)熟語あるも意味掲載ナシ。でも大体わかりそう・・・。 *大漢和・字通ともに見当たらず。
 屯躓(チュンチ):(大漢和)つまずき苦しむ。つかれなやむ。

・その他
 躋躓(セイチ):昇降・・・詳細不明・・・要・再調査。字通からだったかも・・・。
➪(2017.7.29追記)字通:昇降 大漢和:上ることと下りること。昇降。「躓、下也」。

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