漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!! ➪ “俳句”

我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

漢検1級 27-②に向けての学習状況  その96 磬 慧 景 筴 蔕 倅 噫 萱 縒  藉 

2015年10月15日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●漢検漢字辞典第2版から・・・音の読み分け・・・
①「磬」(ケイ、キン、は(せる))
・「ケイ」:への字形の打楽器・・・磬鐘(ケイショウ)、磬折(ケイセツ)、鐘磬(ショウケイ)、磬控(ケイコウ)ー磬(は)せる
・「キン」:礼拝や読経のときに打ち鳴らす仏具=磬(キン)
②「慧」(ケイ、エ、さと(い)、かしこ(い))
・「ケイ」:慧眼、慧悟、慧敏・・・
・「エ」:慧眼(エゲン) ←仏教用語。 慧可断臂(エカダンピ)
③「景」・・・現行音は「ケイ、エイ」のみだが・・・
・景迹(キョウジャク) 
④「筴」(キョウ、サク、はし、はさ(む)、めどぎ、はかりごと)
・「キョウ」:はし(箸)、はさむ の意の場合・・・辞典には熟語記載なし。
・「サク」 :めどぎ・ぜいちく、はかりごと・計画 の意の場合・・・辞典には熟語記載なし。
⑤「蔕」(タイ、テイ、へた、うてな、とげ、ねもと)
・芥蔕(カイタイ)、苦蔕(クタイ、クテイ)、根蔕(コンタイ、コンテイ)  *「芥蔕」だけは「カイタイ」のみ。
⑥「倅」(サイ、ソツ、せがれ、たす(け)、にわ(か))
・「サイ」:たすけ、副の意のとき・・・倅車(サイシャ)
・「ソツ」:辞典には熟語記載なし。
⑦「噫」(イ、アイ、ああ、おくび)
・「イ」 :噫乎(ああ) ・噫嗚(イオ)
・「アイ」:噫気(アイキ、おくび)
⑧「萱」(カン、ケン、かや、わすれぐさ)
・「カン」:萱草(カンゾウ)
・「ケン」:萱堂(ケンドウ)、椿萱(チンケン)
⑨「縒」(シ、サク、ふぞろ(い)、みだ(れる)、よ(る)、よ(り))
・「シ」:参縒(シンシ)=糸のふぞろいなさま
・「サク」:縒綜(サクソウ)=入り乱れるさま
⑩「藉」(シャ、セキ、むしろ、し(く)、か(りる)、か(す)、よ(る)、かこつ(ける)、ふ(む))
・「シャ」:藉口(シャコウ)
・「セキ」:狼藉(ロウゼキ)、藉田(セキデン)=籍田、藉藉(セキセキ)

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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その95 洒

2015年10月15日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●<漢検1級 27-②に向けての学習状況  その80>の「鋸屑(キョセツ)」・・・言葉や文章がよどみなく出てくるたとえ・・・
・はずかしい・・・漢検漢字辞典第1版にも第2版にも「鋸屑(キョセツ)」の意味②として、出てました(^^;)しかし、出典や意味の説明がないと、あっさりと読みすごしそうなところですねえ。漢検漢字辞典を隈なく読んでいる人には簡単だったのかも(^^;)・・・失礼しました。
●漢検漢字辞典第2版から・・・その1(雑談)・・・
・「鸚猩(オウショウ)」という熟語掲載あり。  *「鸚鵡(おうむ)と猩猩(しょうじょう)」のこと。どちらも人のことばをまねる。
・ま、漢検に倣って読んでおいたほうが良いでしょうが、大漢和・大字源では「オウセイ」。漢字源・字通には熟語なし。でも、漢検さんはどこから「オウショウ」を採録したんでしょう???
 *ついでに、漢検辞典に載っていた「鸚哥(インコ)」・・・一応念の為、調べたら、大漢和「オウカ」、大字源「オウカ、インコ」、漢字源「オウコ、インコ」、字通「オウカ」・・・ま、もうどうでもいいけど。ちなみに、「哥」は当て字で「コ」と読ませているのがありますね、哥倫比亜(コロンビア)とか国名で・・・。
●漢検漢字辞典第2版から・・・その2(音での読み分け熟語)・・・
・「洒洒落落(サイサイラクラク、シャシャラクラク)」の「洒」・・・今回、大幅に音読みの種類&音読み分けの熟語ともに増加していました。要注意かも。
①サイ、セイ:すすぐ、そそぐ、あらう ・・・洒掃(サイソウ)、澣洒(カンサイ)
②シャ:さっぱりとしているさま    ・・・洒脱(シャダツ)、洒落(シャラク)、瀟洒(ショウシャ)
③セン:つつしむさま         ・・・洒如(センジョ)
④ソン:おどろくさま         ・・・洒然 ←読みの振りはなかったが、「ソン」の所での熟語掲載なので「ソンゼン」と思われる。ただし、以下末尾の説明にも注意してください。
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<注>
・以上が漢検漢字辞典第2版上の「洒」の熟語ですが(ちょっとややこしくなりますが)、①「洒然」 ②「洒如」についてはちょっと注意が必要かも。
①「洒然」
・大漢和 ①「おどろくさま」のときは「ソンゼン」 ②「つつしむさま」のときは「センゼン」 ③「水がそそぐさま」のときは「サイゼン」 ④「心がさっぱりしているさま」のときは「シャゼン」と読みが分けられていました・・・これは面倒でも非常にわかりやすい。やはり、漢検辞典は不親切・・・間違いではないが説明不足ですね。 *大漢和以外の3辞典の読み・意味は、またマチマチでかなり混乱すると思うので掲載は割愛します。大漢和以外の読みもあるようです。
②「洒如」
・大漢和・大字源ともに「センジョ」。字通は「サイジョ」=恭しい。漢字源は熟語なし。ま、字通は、この際、無視ですね(^^;)
③その他、
・洒洒(シャシャ)=さっぱりと執着しないさま
・洒洒(ソンソン)=寒くておののくさま(大漢和)、冷え込む(字通)、「洒淅(ソンセキ)」=寒い(字通)
・洒腆(センテン)=饗儀を鄭重にすること(=洗腆)(大漢和) *「洗腆」については以前の記事で紹介済み。
のような熟語もありました。ご参考まで。
・「洒」は、文章中の意味によって読み分けをしっかりしないといけない漢字なのかもしれません!!
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