漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!! ➪ “俳句”

我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

漢検1級 27-②に向けての学習状況  その72 故事成語・慣用句関連問題 緇衲 磚(甎)茶

2015年10月01日 | 日記
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●広辞苑その他から・・・
<故事成語・慣用句関連問題>*解答は末尾に・・・👍
セイキュウの力(つと)め   *家事のこと 
フタイの土(ど)に往生する  *極楽浄土のこと
③貴人よりヘンキを賜る
④ごカサンを祈る
⑤ごタショウを祈る
キュウセキを共にする
コウゼツの官         *宰相のこと 「口舌の徒」の「口舌」ではありません。
コウビンに託して送る
⑨貴簡、有り難くラクショウ致しました
⑩酷く悲しく、ルイエンに沈む
●広辞苑&漢検漢字辞典第2版から・・・
①「緇衲(しとつ)」・・・当ブログ模試で出した「緇衲(しとつ)」=僧衣とか僧侶とかの意味・・・
・広辞苑や他の(ネット上の)国語辞典でもほとんどが「しとつ」だったので、そのまま出題していましたが、これも前から気になっていたので調べました・・・現行の「衲」の音読みは「ドウ、ノウ」だけなので・・・。ちなみに、漢検漢字辞典第1・第2版とも、この熟語は載ってません。
・大漢和「シドウ」字通「シトウ」(←音に「ノウ、ドウ」と載せているのになぜ「トウ」なのか、字通はまったくよくわからん)、大字源「シノウ、シドウ」漢字源(当熟語なし)・・・
・大漢和には「ドウ、ノウ、ゼイ、ネイ」の音あり、「ノウ」は慣用音とも記載あり。字通の解説に「衲は訥に通じる」との説明があったので、この辺から「トツ」音になったのかも・・・よくわかりませんが・・・。
・いずれにしても、「シトツ」としている漢和辞典は(調べた限りでは)ありませんでした・・・なんで国語辞典は「シトツ」なんだろう???
・疑問を残しつつ、とりあえず、「シトツ」で覚えておく。ただ、「シノウ」でも「シドウ」でも間違いにはならないと思うんだけどなあ(^^;)
②「磚(甎)茶 (たんちゃ、だんちゃ)」・・・磚・甎の現行音は「セン」しかないのに、なぜ「タン」?なぜ「ダン」?
・漢検漢字辞典では「タンチャ。ダンチャとも読む」となってる。広辞苑は「タンチャ」のみ・・・。
・正確にいうと、「磚茶」で「タンチャ(ダンチャ)」、「甎茶」という熟語の方はこの熟語自体の記載なく読みもなし。ただ、「磚」は「甎」の俗字とあるので、同じ意味・熟語と思われます。
・正解というか、わかりやすかったのは大言海・・・「タンチャ。タンは慣用音。正音はセン。」
・字通・大字源には当熟語記載なし、漢字源で「タンチャ」・・・「セン(漢音・呉音)、タン(慣用音)」と記載あり。
・ほとんどの漢和辞典で音は「セン」か「タン」・・・漢検漢字辞典では「セン」のみ(現行音も「セン」のみ)。どこから、漢検漢字辞典の、もう一つの読み、「ダンチャとも読む」が出てくるのか・・・よくわからない(ーー)
・もしかしたら、大漢和の音には「セン、タン、ダン、タ、ダ」とあるので、ここらへんから「ダン」が出てきているのかも。しっかし、「ダンチャ」っていうのはちょっとわかりづらいと思う(ーー)

<故事成語・慣用句関連問題 解答>
①井臼 ②不退 ③偏諱 ④加餐 ⑤多祥 ⑥休戚 ⑦喉舌 ⑧幸便 ⑨落掌 ⑩涙淵

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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その71 類義語問題

2015年10月01日 | 類義語・対義語
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●漢検漢字辞典第2版から・・・
・我孫子図書館で、何気に、巻末の四字熟語・故事成語・熟字・当て字一覧を見ていたら・・・新たな発見をしました!!
・(第1版と見比べてるわけではないので不正確ですが)
 ①故事成語で1つ、
 ②熟字・当て字で4つか5つ、
 巻末に新しく追加されているものがあった・・・あやしいぞお(^^)。
・新?故事成語:「六親和せずしてコウジあり」・・・「孝慈
・新?熟字・当て字:「煎汁」「鐙靼」「牛縻」「完骨」「円座」・・・ヌケモレあるかもしれませんが、自宅に帰って第1版と比べたら、これらは巻末に新出でしたよ・・・「煎汁(いろり)」以外は、当ブログ模試で出題ずみですね👍 順に、「みずお」「はなづら」「みみせせ(せせ)」「わろうだ」
・本文中にはすべて掲載されているのに、わざわざ、巻末に昇格?させているところが怪しいですねえ・・・。これで1~2点は取れるかも(^^)
・ついでに、新出ではありませんが、故事成語で「トウソ魚肉の際」ってのがあやしい・・・私の勝手な判断ですが(^^)・・・「刀俎」・・・
●広辞苑から・・・類義語の問題です。勘や連想力を養うために試してみてください👍
<類義語問題A>
①末世 ②平行棒 ③脱税 ④詩情 ⑤嘉尚 ⑥死去 ⑦閑雅 ⑧還暦 ⑨隠遁 ⑩朝廷・皇居 
<語群>
(がんせい、じょち、かほう、ほぜい、しゅくせい、へいかん、ぎんこん、えんかん、かこう、がんろう)
<類義語問題B>
①淑慝 ②神罰 ③天地・宇宙・乾坤 ④伽陀 ⑤狡猾 ⑥朝夕 ⑦計略 ⑧比丘 ⑨開帳 ⑩微行
<語群>
(こっし、けいかつ、きちゅう、ぞうひ、げじゅ、しんこん、けいがん、えんしゅつ、ふうさい、ちゅうさく)

<類義語問題A 解答>
①叔世 ②平杆 ③逋税 ④吟魂 ⑤過褒 ⑥捐館 ⑦舒遅 ⑧華甲 ⑨巌棲(栖) ⑩巌廊
<類義語問題B 解答>
①臧否 ②鬼誅 ③覆載 ④偈頌 ⑤慧黠 ⑥晨昏 ⑦籌策 ⑧乞士 ⑨啓龕 ⑩燕出

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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その70  語選択問題

2015年10月01日 | 語選択
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●広辞苑から・・・
・引き続き、広辞苑所載の熟語から語選択問題です・・・。
<語選択問題A>
①父に死なれた妾腹の子
②あわてること・あわてもの・うろたえること
③24節気の一。穀物を蒔く時期の意。
④妻に死に別れること(荘子の故事)
⑤ぬきあし、恐れるさま 
<語群>
(はしゅ、ぼうしゅ、とちめんぼう、ようげつ、こぼん、いげつ、しゅくせき、きょくちょく)
<語選択問題B>
①旅立ちや門出に贈る品物や金銭または詩歌など 
②亡び無くなってしまうこと
③空に吹きすさぶ大風
④つかまえどころのないこと・世俗に逆らわず世の流れのままになること
⑤卯の刻(今の午前6時ごろ)に飲む酒。寝酒。
<語群>
(うしゅ、いんかい、とってい、ぼうしゅ、じんせん、てんぴょう、ひょうふう、じんめつ)
<語選択問題C>
①文章のあやのあざやかなさま
②命の終わること・終身・生涯
③言行が度をこえてはげしいこと
④自分の務めをおろそかにすること、投げやり
⑤わるづよい敵
<語群>
(りょうらん、かんえん、きょうてき、こうはい、ひつみょう、きげき、ひげき、ゆうめい)

<語選択問題A 解答>
①遺孽 ②栃麺棒 ③芒種 ④鼓盆 ⑤蹙蹐
<語選択問題B 解答>
①贐餞 ②湮晦 ③天飆 ④突梯 ⑤卯酒
<語選択問題C 解答>
①奐焉 ②畢命 ③詭激(=矯激) ④曠廃 ⑤梟敵

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熟語の読み・一字訓読 (その204) 籤 籥 粤 粢 粳 

2015年10月01日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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●熟語の読み・一字訓読(その204)です。
<籤:セン、くじ、うらな(う)、くし、ひご>
・くじ:当籤、抽籤、籤子=①くじ ②しるし・札、神籤(みくじ)
・うらな(う):神籤(シンセン)、籤語=予言・籤(くじ)の文句、籤詩
・くし:竹籤(チクセン) *竹をけずり物を貫くに用いるもの
・ひご:(大・字になし。邦語か・・・)竹籤(たけひご)
*牙籤(ガセン、ゲセン):象牙製の小さい札。書名を記して書物の帙の外に下げて目印とするもの。
 <2017.7.13追加・加筆>
 (漢検2)
 籤:セン くじ・ひご・くし
 意味:①くじ。おみくじ。ふだ。占いのふだ。「抽籤」「当籤」
    ②うらなう。ためす。
    ③かずとり。ものを数えるときの竹の棒。
    ④くし(串)。物をさし通す竹ぐし。
 下つき:牙籤(ガセン)・抽籤(チュウセン)・当籤(トウセン)
 大見出し:籤(くじ) 籤(ひご)〈御神籤〉・御御籤(おみくじ)空籤・空鬮(からくじ)竹籤(たけひご)抽選・抽籤(チュウセン)富籤(とみくじ)

 (大字源)
 籤題(センダイ):書物の表題。題簽。
 牙籤(ガセン):①蔵書の一つ一つを捜し出しやすいように付けた象牙製の札。②(俗)歯ブラシ。つまようじ。
 書籤(ショセン):書物の題名を記して張り付ける紙片や布片。題簽。
 漏籤・・・熟語掲載あるも意味掲載ナシ・・・

 *大字源では、「籤」の意味は、
  ①くじ。おみくじ。神意を問うて吉凶を占うのに用いる札。「籤詩」
  ②うらない問う。
  ③しるし。表題。「書籤」
  ④ふだ。また、書札によって上申する。「・・・投ㇾ籤・・・」
  ⑤するどい。同)尖。類)鋭
  ⑥つきさす。また、物を刺し通す、先のとがった細長い棒。

 *「牙籤」「牙箋」について
・広辞苑では、
牙箋(ガセン):「象牙で作った箋(セン)③」とあって、「箋③」のところに、「巻子本の軸や帙簀(ちす)の紐に結びつけ、または冊子に挿入し、検出の用に供する札。竹・木・象牙などで作り、書名や年号などを記し、その上部に孔をあけ、紐を通したもの。籤(セン)。」とあり、この意味では「牙箋」=「牙籤」となるようだ・・・。
また、「牙籤(ゲセン)」が別に掲載されており、そちらでは、
「牙籤(ゲセン)」:(ガセンとも)象牙製の小札。書名を記し、書物の帙(ちつ)の外に下げて目印とするもの。
とあるので、やはり「牙箋」=「牙籤」で良いようだ・・・。

 *その他
  漢検2掲載熟語「蠹簡(トカン): 虫が食った書物。」を調べていたら、
 「蠹簡を“籤整“”するを要す」(黄庭堅)という文章に出遭った・・・意味は不詳だが、おそらく、この「籤」は牙“籤”とか書“籤”とかと同様の意味の“籤”だろう・・・。

<籥:ヤク、ふえ> *籥=笛に似て短く3孔または6孔のふえ
・ふえ:籥舞、籥師・・・
・その他:(「鑰」に通じ「かぎ」の意) 籥動=かぎをうごかす、籥口=口を閉じて語らない・・・*「籥」にさらに他の意味もあるも略・・・
<粤:エツ、オチ、ここ(に)、ああ>
・ここ(に):粤若(エツジャク)=曰若(エツジャク)=ここに(発語の辞)
・ああ:熟語なし。歎息の声。「粤(ああ)」
・その他:粤宛(エツエン)=よく従う・よく従って逆らわない。 *「粤犬吠雪」
<粢:シ、きび、こくもつ、しとぎ、もち>
・きび:粢盛(シセイ)=神饌に供える黍稷、粗末な食事、粗食、糲粢(レイシ)=玄米ときび
・こくもつ:粢盛=神饌に供える穀物=粢食(シシ)
・しとぎ、もち:(「しとぎ」は邦語。神前に供える餅のこと)粢餅(シヘイ・しとぎもち)
・その他:(酒の意あり)粢酌(シシャク)=酒 *「粢」が「斉、斎」と通じ「さけ」「みき」の意に通じる由(字通)。
<粳:コウ、うるち、ぬか>
・うるち:粳稲(コウトウ)=うるちの稲、粳粱(コウリョウ)=うるちの粱、粳米(コウベイ・コウマイ)=うるち米、粳糧(コウリョウ)=米穀(字通)・うるちの食糧(大漢和)
・ぬか:(邦語。我が国では「糠(ぬか)」と同じく、「ぬか、あらぬか」の意で用いる。)

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