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我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

漢検1級 27-②に向けての学習状況  その79 蛭  語選択問題

2015年10月05日 | 語選択
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●広辞苑から・・・
<語選択問題A>
①宴会の席または文雅の席などの美称。
②こまごまとしたつまらない話
③目には感じない電磁波。日焼けの原因となり癌を誘発する。
④つりあいのとれない説・矛盾した説
⑤悲哀のあまり甚だしく痩せ衰えること
<語群>
(きせき、おんざ、けいえん、さだん、きんがいせん、せきがいせん、はせつ、びゅうせつ)
<語選択問題B>
①めでたい先例 
②よどみなく論説することの喩え  *これは超難問と思います👍できる人はスゴイ!!👍 
③とりとめのないこと・でたらめなこと
④物事の土台
⑤地味のこえてゆたかなこと
<語群>
(かしょう、こんたい、るげん、きょせつ、まんらん、ひき、かちょく、ひじょう)

●漢検漢字辞典第2版・・・「蛭(ひる)」の字・・・
・模擬試験問題の音読み問題で「まるで蛭螾のような小人物だ」と出題しました。漢検1版・漢検2版とも、熟語・読みが掲載されています。
・意味は、「蛭(ひる)とみみず。転じて、虫けらのようにつまらない人間。」←ここまでの意味・解説は、漢検にはナシ。
*同様に、(虫けらのように)「つまらないもの、つまらない人間の喩え」に使われる熟語で、
「螻蚓(ロウイン)」=「螻螾」、「螻蟻(ロウギ)」などがあります。他にもいろいろとありましたが対象外漢字のものも多いので、割愛。
*ちなみに、螻(けら、おけら)。螻蛄(ロウコ、けら)。
<注>
・「膵蛭」・「水蛭」などは音読みでは「スイテツ」「スイテツ」と「テツ」音で読むようですので、「蛭螾」の音読みとは異なるようです。
・これらの熟語は漢和辞典には掲載されておらず、国語辞典に載ってました。漢検1・2にはナシ。


<語選択問題A 解答>
①瓊筵 ②瑣談 ③菫外線 ④跛説 ⑤毀瘠
<語選択問題B 解答>
①嘉躅 ②鋸屑 ③孟浪(漢検2にもあり。「もうろう」とも読む。)④根蔕 ⑤肥饒

👍👍👍 🐑 👍👍👍
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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その78  菘

2015年10月05日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
●採取した含羞草か合歓・合歓木・・・勢いよく育ってます(^^)

●さて、超難問です・・・難問というか、ここまでくるとクイズだな、こりゃ・・・でも、もしかしたら、植物にチョー詳しい人なら簡単なのかも。
・同義語問題:「大青」=「スウラン」
 *ヒント:草の名、藍の一種。アブラナ科の越年草。葉から藍色の染料をとるため栽培された。
●手を触れたところだけ、葉を閉じます(^^) かわいい・・・(^^)

●漢検漢字辞典第2版から・・・
・「菘(すずな)」の「菘(シュウ、スウ、すずな、とうな、つけな)」の字
・第2版では、「つけな」以外、すべて掲載されている。音熟語は掲載なし。
・「すずな」は和訓(邦語)。「とうな」は「唐菜」、「つけな」は「漬菜=唐菜、白菜の類」のこと。(大漢和その他から)
<熟語その1>
・大漢和「菘圃(シュウホ)=すずなの畑」、「菘菜(スウサイ)=蔬菜の名。とうな。」「菘藍(スウラン)=草の名。藍の一種。」「菘芥(スウカイ)=からし菜」・・・「菘圃」だけ「シュウ」読みですが、他は慣用音の「スウ」読みでした。他の辞典もほぼ同様。
・ただ、大字源には「スウラン」ではなく、「菘藍(タイセイ)」とあったのが気になったので、「たいせい」でいろいろ調べた。
・広辞苑や大言海を調べても埒あかず、大辞林にまで調査を広げたら、「大青(タイセイ)=アブラナ科の越年草。中国原産。葉から藍色の染料をとるために栽培された。漢名:菘藍、大藍。」とあったので、これかあ!!・・・と判明した次第。そのあと、「大青」で広辞苑をよくよく読んでみたら、同じようなことが説明されていて、最後のほうに「菘藍、大藍」とも書いてあった。(大言海には「大青」なし)
<熟語その2>
・模擬試験問題で「・・・春初の早韮、秋末の晩菘は菜食の味として勝れる・・・」(字通)という音読みの問題を出題した記憶が・・・。
・下付きの熟語は多くは「字通」からですが、ほかに、「温菘」「青菘」などがありました。例によって、音読みの振りはありませんでしたが、慣用音の「スウ」で読んでおけば良いと思っています👍
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●スウランの答「菘藍」
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<追記>27-①向け 実践問題 ー文章題その16ー
2015年5月16日 森鴎外「伊沢蘭軒」の文章題で「... 菜の花に菘字(シュウジ)を用ゐたのは、医家だけに本草綱目に拠つたのである・・・」という問題を出しました。これは原典振りによると、「シュウ」と読んでいたようです。ご参考まで。

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熟語の読み・一字訓読 (その208) 紕 紮 紲 紿 紵 絆

2015年10月05日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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●熟語の読み・一字訓読(その208)です。
<紕:ヒ、かざ(り)、かざ(る)、あやま(り)>
・かざ(り)・かざ(る):縞冠素紕=縞冠と白糸の縁かざり、紕飾=ふちかざり
・あやま(り):紕繆=あやまり・たがう、紕越=あやまり、紕戻=あやまり、紕漏=錯誤、紕僻=あやまり
*字通:くむ(ひもでくむ、ぬう)、へりかざり、ふちかざり、毛織物、績苧うみお の読み・意あり。
*「肩紕う(かたまよう)」:広辞苑:着物の肩のあたりの糸が乱れ破れる。大言海:布帛の経緯(たてよこ・ヌキタテ)、片寄りまがう、また、皺よる
<紮:サツ、たば(ねる)、から(げる)、とど(まる)>
・たば(ねる)、から(げる):結紮、紮緊=しっかりむすぶ、紮脚=脚をしばる、紮縛=しばる、紮裹(サッカ)=包む
・とど(まる):紮営=駐屯・宿営、紮兵=駐在兵、紮住=営を張って駐箚する。
<紲:セツ、きずな、つな(ぐ)>
・きずな:繋紲、銜紲・・・
・つな(ぐ):羈紲、紲絏=つなぐ
<紿:タイ、あざむ(く)、ゆる(む)>
・あざむ(く):欺紿(ギタイ)・・*「詒(タイ)」に通ず。
・ゆる(む):(糸が古くなって弱る意)「紿、緩なり」・・・「紿(ゆる)い=緩い」
<紵:チョ、いちび、あさぬの>
・いちび、あさぬの:紵麻=真麻、紵衣=麻の布衣、紵絮(チョジョ)=麻くずの綿、紵布=麻布、紵縞=麻布と練り絹 *「あさぬの」はいちびで作る。
<絆:ハン、バン、きずな、ほだ(す)、つな(ぐ)>
・きずな:羈絆、絆縄(ハンジョウ)=ほだし、きずな、ほだしづな
・ほだ(す)、つな(ぐ):脚絆、絆驥=駿馬の脚をしばる・驥をつなぐ。絆縛=しばる・つなぐ。絆繋=つなぐ。絆拘=拘束する。*絆創膏

👍👍👍 🐑 👍👍👍

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