漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!! ➪ “俳句”

我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

手賀沼の水鳥  ツブリ(鷸子)

2016年01月09日 | 手賀沼散歩(手賀沼日記)
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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●つぶり(鷸子)・・・「カイツブリ」ともいう。「カイツブリ」の古称が「にお(鳰)」 *カンムリカイツブリとは違う。

(左上方はカモです。右下がツブリ=カイツブリ=にお(鳰)。とても小っちゃい水鳥です。)

●もっと拡大してみると、意外に怖い顔している水鳥です・・・しょっちゅう、水に潜るので、なかなか撮影するのが難しい鳥です。


●当て字で「鷸子(つぶり)」(漢検漢字辞典)。*音読みなら「イ(ヰ)ツシ」。
*なお、余計な話ですが、(現行音にはない)「鷸(シュツ、ジュツ)」で「鷸子(シュツシ・ジュツシ)」と読むと、「はしたか・はいたか(鷂)」の意味だそうです(大漢和)
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<フォトチャンネル>
ツブリ(鷸子)とカンムリカイツブリ(冠鳰)の画像


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syuusyuu 漢検1級 模擬試験問題 (27-③用) その12

2016年01月09日 | 模擬試験問題
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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●「syuusyuu 漢検1級 模擬試験問題 (27-③用) その12」の配信です。まだまだ材料は残っていますが、とりあえず、27-③向け模試はこれで最終回とします。残された問題群は断片的・断続的に、後日、ご案内するかもしれません。 
●今回の難易度・・・
 *やや難:(一)音読み 
 *難  :(四)語選択、(八)対義語・類義語
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<syuusyuu 漢検1級 模擬試験問題(27-③用) その12 >  制限時間 60分以内を厳守のこと

(一) 次の傍線部分の読みをひらがなで記せ。1~20は音読み、21~30は訓読みである。(30)1×30
1.爰に大圜在り 
2.敝蹻を棄てるがごとし 
3.旋室、便娟として窈窕なり  
4.氓の蚩蚩たる、布を抱いて糸を買う  
5.姥姥を救恤する  
6.種々の貢物を紮裹す 
7.君、の如く、民、水の如く  
8.清渠に哢吭を聞く 
9.その言動に悁忿を禁じ得ない  
10.圉人に牧畜を委ねる 
11.彼の将軍の勢、屓贔たるものあり 
12.嵬嵬とした山容に圧倒される 
13.瀬戸内には巒嶼が多い 
14.怎麼、何の所為ぞ 
15.戛瑟の音が聞こえる 
16.発兌の不足を補うため、找兌を実施する 
17.雁書を拆開す 
18.枳句を伐り、道を開く 
19.山に枹櫟あり 
20.罩汕で魚をとらえる  
21.異国の地をう 
22.機を織るの音が聞こえる  
23.の茎は丈夫で軽いので、乾かして杖とする 
24.土間にが敷き並べてある 
25.小包をひもでげる 
26.道がわからず、あちこちう 
27.は昆虫や蚓などを食べるモグラ目に属する動物だ 
28.兄弟でもないのにこの二人は彿っている 
29.水に空が彿かに映っている
30.あまりの悲しみにぶ 

(二)次の傍線部分のカタカナを漢字で記せ。(30)2×15
1.太陽の周囲にヒガサが見える 
2.年賀状をシタタめる 
3.悪戯の罰としてチョウチャクされた 
4.ダカツのごとく、嫌われる 
5.大晦日、宝くじのチュウセンがあった 
6.雑煮の食べ過ぎで胃がモタれる 
7.子供の頃に罹る“はしか”はマシンともいう 
8.今年、フスマ雪を見た
9.飼料にフスマを混ぜる
10.身分あるシンシンの士である 
11.文明の進歩、シンシンたり 
12.草木の茂り、シンシンたり 
13.ケンエンたる美女の舞を観る  
14.成果があがり、ケンエンとせぬ面持ちである 
15.単調な仕事にケンエンの感を覚える

(三)次の傍線部分のカタカナを国字で記せ。(10)2×5
1.常緑のツガの木は超高木だ
2.スギの花粉で目が真っ赤だ
3.子はカスガイ
4.シギ立つ沢の秋の夕暮れ
5.イカルガの宮は聖徳太子が造営したといわれる

(四)次の1~5の意味を的確に表す語を下の語群から選び、漢字で記せ。(10)2×5
1.書の巧みな人。 能筆。能書。
2.酒を飲んで愉快になること
3.うらない
4.たまのうてな。立派な御殿。
5.あおうなばら、大海
<語群>
(きゅうけつ、けいだい、かんちょう、めいてい、かしゅ、しぜい、めいかい、ぜいき)

(五)次の四字熟語について、問1と問2に答えよ。 (30)   
問1 次の四字熟語の(1~10)に入る適切な語を下の語群から選び漢字二字で示せ。
(20) 2×10
1.ア.君恩(  )
2.イ.蠹居(  )
3.ウ.跛立(  )
4.エ.錯臂(  )  
5.オ.翼覆(  )
6.カ.(  )之情
7.キ.(  )同音
8.ク.(  )一呼
9.ケ.(  )衆流
10.コ.(  )大樹
<語群>
(せつだん、れいげん、うく、かいがく、きざ、ふうい、しんぴ、さじん、きしょ、しょうけい)
問2 次の11~15の解説・意味にあてはまるものを、問1のア~コの四字熟語から一つ選び、記号(ア~コ)で記せ。(10)2×5
11.兄弟の深い愛情
12.無作法なさま
13.おごり高ぶらない人のたとえ
14.腕を組み衣を左前に合せた夷狄の風俗
15.つとめて自ら奮起するたとえ

(六)次の熟字訓・当て字の読みを記せ。(10) 1×10
1.地楡 2.葦雀 3.天蚕 4.鼯鼠 5.妄榧 6.巧婦鳥 7.金線草 8.浮薔 9.回青橙 10.蝦蛄

(七)次の熟語の読み(音読み)と、その語義にふさわしい訓読みを(送りがなに注意して)ひらがなで記せ。 (10)1×10
ア.1.跳踉 ― 2.踉る 
イ.3.褫奪 ― 4.褫ぐ 
ウ.5.藹然 ― 6.藹やか 
エ.7.羂結 ― 8.羂る 
オ.9.箍斂 ― 10.斂める 

(八)次の1~5の対義語、6~10の類義語を下の語群から選び、漢字で記せ。語群の語は一度だけ使うこと。(20)2×10
<対義語>
1.足蹠 2.復任 3.穎哲 4.蒼穹 5.吻合 
<類義語>
6.崩御 7.猩猩 8.嵌谷 9.博奕 10.神罰  
<語群>
(ぶくげ、こんよ、しょうがくぼう、ちょぼ、しご、しんこく、きちゅう、そくふ、しゅんぐ、しょうか)

(九)次の故事・成語・諺のカタカナの部分を漢字で記せ。 (20)2×10
1.ココウの讒言
2.鳶、フソを掴んで鳳凰を恐る
3.シスイの学
4.ケンシの幸      
5.雉子のヒタ使い
6.エイフを請う
7.ハンドクが愚痴も文殊の智恵
8.江河はロウシを満たす能わず
9.コカツを呑む
10.山に猛獣あればレイカクこれがために採られず 

(十)文章中の傍線(1~10)のカタカナを漢字に直し、傍線(ア~コ)の漢字の読みをひらがなで記せ。 (30)書き2×10 読み1×10

「・・・烈女阿正(おまさ)の如き、(1)ギキョウ深愛、貞節の如き美徳は之を貴き今日の(2)ジョウシグンに求むべからず、蓋し吾人が之を求め得ざりしは其眼界の狭きが為ならん、而れども方今の人心は其外界の進歩に殆んど反比例して、其撲茂、忠愛、天真の如き品格を消磨して、唯物質的の快楽を遂ぐるに、汲々たるは、掩はんとして掩ひ得べからざるの事実に非ずや、思ふて此に至る吾人は賈生ならざるも、未だ嘗て之が為に長大息せずんばあらず、古来未だ嘗て亡びざるの国あらず、而して其亡ぶるや未だ嘗て其国民が当初の品格を失墜したるに因らずんばあらず、(ア)噫、今に及んで百尺(3)カントウ、更に一歩を転ぜずんば、吾人は恐る、「古(むか)し我先人が文明を買ひし価は国を亡ふ程に高直なりき」と(4)ハクセキ人種に駆使せられながら我子孫のツブヤカんことを。
 夫れ文武の政、布て方策に在りと雖も、之を活用するの政治家なくんば空文となりて過ぎんのみ、憲法はスタイン先生をして感服せしむるも、民法は「コード、ナポレオン」に勝ること万々なるも、国会は開設せらるも、鉄道は網の如くに行渡るとも、之を利用するの政治家、実業家にして、依然たる封建時代の御殿様たり、御用商人たらば憲法も亦た終に何の律ぞ、鉄道も亦終に何の具ぞ、昔、蕃山熊沢氏は(イ)曰へり堂宇伽藍の(5)ギギたる今日は即ち是れ仏教衰微の時代也と・・・
・・・ 故に今日に及んで、我文明の進路を一転すべきの策、唯国民をして其理想人たるに適ふべき最大純高の英雄を仰がしめて以て国民の品格を高くするに在る耳、其教訓、其訓誡を論ずるの外、其如何に世を経過せしかの摸範を示して以て向ふ所を知らしむるに在る耳、唯其の言語が訓戒とするに足る耳ならず、併せて其行為を以て訓戒とするに足るべき者を求めて、之を仰視せしむるに在る耳、孟軻氏曰く、伯夷の風を聞く者は、(6)ガンプも廉に、(ウ)懦夫も志を立る有り、又曰く柳下恵の風を聞く者は、(エ)鄙夫も寛に、(7)ハクフも敦しと、吾人は其生涯の行為、(オ)磊々落々、天の如く、神の如く、「シミ」なく、(カ)疵なく、万世の師範たるに足るものを世界の中に求めて之を頂かざるべからず。
・・・蓋し大いなる国民は大なる英雄を奉じ、小なる国民は小なる英雄を奉ず、此理必しもカライル氏を待ちて後に知る程の秘密に非ず、国民の理想とするところ低くんば、其国民も亦低からざるを得ず、国民の理想とするところ高くんば其国民も亦高からざるを得ず、故に吾人は英雄を仰がざるべからず、而して其英雄は最大至純の者ならざるべからず。
 吾人は今(キ)爰に印度の公子とナザレの(8)モクショウとを比較せんとする者に非ず、何となれば、斯る議論は「宗教家」として徒らに争論の資を作るが如きものたるのみならず、其の生長の年歴さへ、種々の説ありて殆んど神秘時代に属するが如く見ゆる(ク)瞿曇氏とヲーガスチン帝の時に生れ、タイベリアス帝の時に殺されし、純然歴史上の人物たるイヱス、キリストとを比較せんことは少しく不倫の嫌あればなり、而れども吾人は爰に確乎たる信用を以て、イヱス、キリストの人品は(ケ)信に世界の師範として仰ぐに足るべきものなることを敢言せんとす、思ふにゾロアスタル、釈迦の如き文籍未だ備はらず考証未だ(コ)全からざる、時代に属する人は之を置く、歴史以後の人、ソクラテスと雖も、プレトーと雖も、孔丘、老冉、荘周と雖も、之をイヱス、キリストに比すれば、光芒太だ減ずるを覚ふ、是余一人の私言に非ず、又「クリスチァン」の偏説にも非ず、歴史を編む者、悉く之を認む、ルーサーも之を認め、ギボンも之を認め、レナンも亦之を認む、我日本の精神的改革を図る者焉んぞ目を此に注がざる、吾人は似て非なる者を悪む、更に名を宗教に借りて実なき者を悪む、聞く獅子の身中に虫ありて獣王だも、猶之が為に殺さると、彼の宗教の名を以て、世に行はるゝ虚礼、空文は奚ぞ基督教の獅身虫に非んや、それ(9)ハンリは以て侵叛を防げども之が為に其の室内の(10)レイロウを遮るべし、世の所謂神学なるもの、礼式なるもの、或は恐る之れが為に基督の品格を蔽はんことを、而れども仁を啖ふ者は穀を割らざるべからず、其永々しき祈祷に辟易し、其クド/\しき礼拝に辟易して、其内に存する甘実を味ふ能はずんば、寧ろ智者の事ならんや、基督嘗て曰へり我は道なり、生命なり、光なりとシンコに基督教を脩めんとするもの、シンコに基督教を攻撃せんとする者、焉んぞ其の本に返りて、基督の品格を研究せざる、庶幾(こいねがはく)は以て無益の争論を止むべし。・・・」「英雄論(演説草稿)」(山路愛山)(明治二十四年一月)
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<syuusyuu 漢検1級 模擬試験問題 (27-③用) その12 標準解答>
(一)
1.たいえん 2.へいきゃく *ぼろ草履 3.べんけん・べんえん 4.しし *ニコニコ笑いながら。 5.ぼぼ *老女 6.さっか *包む 7.う(「杅(ウ)」の別体字。「盂」と同じ、はち・わんの意。) 8.ろうこう *鳥の声 9.えんふん 10.ぎょじん(「ごじん」も可か) 11.きひ *強くて力あるさま 12.かいかい 13.らんしょ 14.そも・しんも 15.かつしつ 16.そうだ 17.たくかい 18.きこう(*からたちの曲がった枝。曲る意のときは句(コウ)。) 19.ほうれき(*小楢(こなら)のことらしい) 20.とうさん *魚とりかごと掬いあみ
21.さすら(漢検2でも訓読みに昇格してないから難度大か・・・) 22.おさ 23.あかざ 24.しきがわら(漢検2) 25.から 26.さまよ 27.はりねずみ 28.にかよ 29.ほの 30.むせ
(二)
1.日暈 2.認 3.打擲 4.蛇蝎・蛇蠍 5.抽籤 6.靠・凭 7.麻疹・痲疹 (*「痳(リン)」は不可。) 8.衾 9.麩 10.縉紳 11.駸駸 12.蓁蓁・榛榛 13.妍艶 14.慊焉 15.倦厭
(三)
1.栂 2.椙 3.鎹 4.鴫 5.鵤
(四)
1.嘉手 2.酣暢 3.蓍筮 4.瓊台 5.溟海
(五)
問1
1.海壑 2.棊処 3.箕坐 4.左袵 5.嫗煦 6.鴒原 7.笙磬 8.振臂 9.截断 10.馮異
問2
11.カ 12.ウ 13.コ 14.エ 15.ク
(六)
1.われもこう 2.よしきり 3.やままゆ 4.ももんが・むささび 5.もみ 6.みそさざい 7.みずひき 8.みずあおい 9.だいだい 10.しゃこ
(七)
1.ちょうろう(注) 2.おど 3.ちだつ 4.は 5.あいぜん 6.おだ 7.けんけつ 8.くく 9.これん 10.ひきし
(注)2017.9.5追記:「跳踉」の読み:大字源・新漢語林は“ちょうりょう”。踉:“ロウ”は慣用音。“リョウ”は漢・呉音。“チョウリョウ”の方が適切と思う。なお、漢検辞典には本熟語の掲載あるも読みは掲載されていない・・・。

(八)
1.足趺 2.服解 3.蠢愚・惷愚 4.坤輿 5.枝梧 6.昇遐・升遐 7.正覚坊 8.深谷 9.樗蒲 10.鬼誅
(九)
1.虎口 *人を陥れるためにする告げ口。 2.腐鼠 3.泗水 4.牽糸 5.頓 6.郢斧 7.槃特 8.漏卮 9.胡羯 10.藜霍
(十)
(1)義侠 (2)娘子軍 (3)竿頭 (4)白皙 (5)巍々 (6)頑夫 (7)薄夫 (8)木匠 (9)藩籬 (10)玲瓏
(ア)ああ (イ)い (ウ)だふ (エ)ひふ (オ)らいらい (カ)きず (キ)ここ (ク)くどん (ケ)まこと (コ)まった

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漢検1級 27-③に向けて その97 ・・・老饕、老大哥・・・

2016年01月09日 | 日記
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

<漢検1級 27-③に向けて その97 >
●真冬の特訓・・・「syuusyuu模擬試験問題(27ー③用)」・・・このあと、最終模試(第12回目)を配信します。27-③まで、あと1か月切った!! 
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●ちょっと嬉しい話・・・
<「自ら笑う、長安に老饕となるを・・・」「物の天美を聚め、以て、吾が老饕を養う・・・」「老大哥・・・」
・これらは、<洫:キョク、ケキ、みぞ、ほり>について、漢検・漢字辞典第2版も調べながら、音訓整理を再度し直している途上で見つけた熟語や文例・・・なぜ、こんなのを見つけたかというと、
 ①「洫」の「ケキ」音が気になったので調べ直していた。(第2版では、音訓すべてあり。「洫(みぞ)」「溝洫(コウキョク)」、意味「田の間のみぞ。ほり」。)
 ②漢検辞典のことは置いておいて、「ケキ」に意味分けなどがあるのかどうかを調べた・・・そしたら、
 大字源:「キョク」=みぞ、ほり、水門、むなしい、みだれる、やぶれる・・・、「イツ」=深い意 (熟語なし)*ただし、「キョク」にも“深い意”あり。
 漢字源:「キョク(漢音)」「コク(呉音)」・・・「キョク」で大字源とほぼ同じ意味。
 字 通:「キョク」音のみ。説明の③に「“溢”に通ず」とあり、熟語「老洫」あるも、読み・意味なし・・・文例はあり(荘子・斉物論)。
 ・・・ここまでで、「ケキ」音、発見できず、やっと大漢和で見つけた。
 大漢和:①、②は上記とほぼ同じ音・意味。③・④で「ケキ、キャク」音あり・・・ア.“みぞ”・・・イ.川の名(洫水) 
 ・・・で、③の「ケキ」の説明のところで、「溢に通ず。老洫。」とあった・・・今まで「ロウキョク」と読んでいたけど、もしかしたら「ロウケキ」か「ロウイツ」と読むのかと思った。
 ・・・大漢和もこの洫の部分では「老洫」とあるだけで、読みが振ってなかったので、念のため「老・・・」の方で載ってないかどうか調べたら、載ってた!!
 ・・・「老洫(ロウキョク)」だった・・・おっかしいな、と思い、再度、大漢和の「洫」の所に戻って、よく読んだら、①②の「キョク」音のところにも、同じ意味があることがわかった・・・だから「ロウキョク」でもおかしくないということがわかった。 *川の名の洫水も「キョクスイ・ケキスイ・キャクスイ」で読んで良さそうだった・・・これは余計な知識だけど。
・で、ついでに、というか、たまたま、この「老・・・」のところで「老洫」をさがしていたら、目に入ったのが目新しい熟語で、「老饕」や「老大哥」・・・
 ・「老饕(ロウトウ)」=字通:老いて貪欲なる者(字通)「自から笑う、長安の老饕となるを・・・」(自嘲の詩)。
            =大漢和:食を貪する者をいう。「饕」はもと財を貪する物をいう。「物の天美を聚め、以て、吾が老饕を養う」
 ・「老大哥(ロウダイカ)」=①年長者に対する敬称 (②以下の意味は省略。)
・「饕」なんて「饕餮(トウテツ)」、「哥」なんて「哥哥」・「鸚哥」ぐらいしか知らなかったけど、こんな感じで、こんなところから、思わぬ新しい熟語や文例を発見して、自身の知識を増やすことができました。辞典などを調べていて、楽しいのはこういうところにもありますね👍・・・はは、こういう所からも、模試問題作成のための熟語や文例を仕入れることができます(笑)

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