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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆
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●謹賀新年・・・漢字の学習も再開です。のっけから訂正連絡ですみません・・・
●アクセス分析をみると、だいぶ前の記事・・・特に、「熟語の読み・一字訓読」シリーズが読まれている模様・・・当時の浅いレベルでは読み込み・調査不足のものがあったりして、ご迷惑をおかけしていると思います。
●誤りなど気が付かれましたら、当方にもご一報いただけると大変ありがたいです。
●訂正連絡・・・
・「熟語の読み・一字訓読(実践問題その28) 2014年10月04日 | 熟語の読み(音・訓) 」
・以下のように訂正しています。
「問題1 「洒」 ①洒心(
サイシン) - 洒(
あ ら)う ②洒涕(
サイテイ) - 洒(
そ そ)ぐ ③洒濯(
サイタク、セイタク) - 洒(
す す)ぐ ④洒腆(
サイテン) -洒(
つつし)む
*2016.1.4訂正:「洒腆」→「センテン」が正しいようです。詳細は、「漢検1級 27-②に向けての学習状況 その95」(2015年10月15日)をご覧ください。
問題2 「捫」 ①捫心(
モンシン) - 捫(
な )でる ②捫蘿(
モンラ) -捫(
と )る ③捫蝨(
モンシツ) -(
ひ ね)る 、(
ひねりつぶ)す
問題3 「徇」 ①徇陳(
ジュンチン) - 徇(
と な)える ②徇財(
ジュンザイ) - 徇(
したが)う ③徇察(
ジュンサツ) -徇(
め ぐ)る
<解説(周辺知識等)>
問題1
洒:サイ、シャ、セイ、セン、ソン、あら(う)、そそ(ぐ)、すす(ぐ)、つつし(む)①洒心:心を洗う、悔い改める。他に、「あらい、すすぐ」意の熟語:「
洒脱(シャダツ)」:俗気がなく、さっぱりしていること。あかぬけしていること。また、そのさま。洗ったようにさっぱりしている。「
瀟洒(ショウシャ)」:=瀟灑:すっきりとあか抜けしているさま。俗っぽくなくしゃれているさま。「
洒落(しゃらく)」=灑落:物事にこだわらず、さっぱりしていること。また、そのさま。洒々落々。「
洒豁(サイカツ)」=開闊
②洒涕:=流涕:涙をそそぐ、流す。他に、「そそぐ」意の熟語:「
洒掃(サイソウ)」=灑掃:(洒」・「灑」は、ともに水を注ぐ意。水をかけたり、ちりを払ったりして、きれいにすること。掃除。
③洒濯(サイタク・セイタク):洗濯する、あらいすすぐ、清潔にする、潔白にする。他に、上記①。
④洒腆(サイテン→
センテンへ訂正):恭しく祭る。他に、「
洒如(サイジョ→センジョへ訂正)」:恭しい、恭しくつつしむ。
*「うやまう、つつしむ」意のときは「セン」音よみ。
<周辺知識等>
●「洒」には上記のほか、①「おどろく、寒さに震える」の意 ②「高く切り立った、鮮やかなさま」の意 がある由。(大漢和)
①の熟語:
洒淅(ソンセキ):寒いさま、ぞっとする、畏れはばかるさま。
洒洒(ソンソン):冷え込む、寒さにおののくさま。
②の熟語は見当たりませんでした・・・。
●「
洒然(サイゼン)」にはさまざま意味がありようです。*
2016.1.4訂正 「サイゼン」だけでなく、音による意味分けがあります。下記の大漢和の①は「ソンゼン」、②は「サイゼン」、③は「センゼン」、④は「シャゼン」・・・詳細は、「漢検1級 27-②に向けての学習状況 その95」(2015年10月15日)をご覧ください。 字通:①心が洗われる
大漢和:①おどろくさま ②水がそそぐさま ③つつしむさま ④心がさっぱりしてわだかまりがないさま。
●四字熟語:
円滑洒脱、軽妙洒脱、滑稽洒脱、洒掃応対、洒掃薪水、洒洒落落 (しゃしゃらくらく)
●その他「洒」の熟語 :「
洒家(シャカ)」:「私」のこと、自称の語。余、己。「
洒屑(サイセツ)」:粉茶、茶店の語。「
洒墨(サイボク):揮毫」「
洒派(サイハ)」:分派、分離。
●
しゃれ 「洒落」:動詞「しゃれる」の連用形・・・「洒落」は
当て字。。「―を飛ばす」「―が通じる」「駄―」「―にならない」「お―をして出かける」「―者」など・・・「洒落者」「洒落本」もこの類い。
●
しゃら「洒落」: ①物事にこだわらず、さっぱりしているさま。しゃれているさま。いき。②しゃらくさいさま。生意気。③遊女。近世、越前でいう。
しゃらくさい(洒落臭い):しゃれたまねをする 」
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