しょーきゅーし

怪しい妖しい尚休の、一寸気抜けの(含む危ない、過激)プレゼンツ&箴言?を

気の流れ

2006年02月18日 17時58分16秒 | 身体
 自分的には、気の流れと言っているが、考え方としては、東洋医学で謂う所の「気」と似ている。が、似ているだけ、と言うかその流れを汲んでいる。陰陽道の様なものだ。鍼灸の経穴にしても、日本とあちら側とでは違ってたりするし。

 「気」の流れは、当然、身体に対して使われるのだが、見えない。が診得るし観得る。

 空気は見えないが、風という形で流れ出せば認識出来るのと同じ。水も、湿気や水蒸気の状態では、感知しづらいが、凝縮し雲になり雨となれば目に見えるようになる。

 山に行って森の中に入ると、木々の間に道が観得る。道と言うより、人の通った跡や動物の通った跡が判ると言った方が良いかも。だから、迷う事は無い。

 山に樹があり川が流れる。日本の山は、険しいところが多いが、木々が茂り森となっている処が多い。樹は気に通じ、森は杜となり盛に通じる。
 山が険しい分、川も流れが急で激しい所が多く、滝も多い。滝は瀧で龍に、流は竜に通じたりする。
 水は、川から海へ流れ、蒸発によって空に上がり、風に運ばれ雲となり、雨となって大地や山に降り注ぐ。森は水を保持し、やがて水は、泉や清水として湧き出しその滴が集まり川となって流れ出す。その循環が四季折々の自然と同調する事によって、成り立っている。

 身体も同様に類推すれば、循環を繰り返しながら自然と、四季と同調しているものなのである。

 身体の中を流れる物と言えば、「血」とかリンパ液、体液などが有るが、「気」も、目で見えないだけで、流れているのである。
 気の流れを、水の流れに例えてみれば解り易いかも知れない。

 水は、基本的に高いところから低いところに流れる。
 流れ出した水は、川となり海に注ぐ。が、途中には、瀧のように流れ落ちることで空気と交わる事も有り、大地に滲み込み土と交わる事も有る。
 水が全て地下に潜り、水の無い川も有れば、止められた事により湖、沼となるものも在る。太く大きく集まる川もあれば、細く小さく分かれる川もある。川でなくとも用水や堀等もある。
 流れるから川であり、滞れば水は濁り最後には腐敗する。流れるからこそ浄化も期待できる。無理にとめれば洪水となり、止まってしまえば枯れる。

 気の流れは身体を廻るが、溢れたり滞ったりすれば、所謂、病気の状態となる。怪我をすると、逆に溢れたり滞ったりする。止まったり枯れたりはもう・・・。
 
 当然の事ながら、人(の持つ性)によって、流れ方は違う。
 ゆっくり流れる人もあれば、激しく流れる人も居る。問題なのは、その流れが地表にあって川になっていれば良いのだが、大概は、地下水脈として潜伏している、伏流水の状態になっている事なのだ。では、どうするか。

 その水を利用するためには、井戸を掘れば良いのである(所謂、穴を)。

   今日の箴言
<モノをみる時は、目で見るだけでは情報が足りない事を自覚すべきである。往々にして人は自分の目で見たものが全てであるかのような錯覚を起す。物事は、あらゆる感覚を持って観れば、見えない筈のモノも観得る。>