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暑寒の戯言

北海道の空から・・・・

山荷葉

2006-04-11 | 暑寒の花達

サンカヨウ(メギ科)「山荷葉」 2004.06.13 雨竜沼
{花弁は濡れると透き通ったように見える}

1 メギ科の多年草。北海道、本州中部以北、近畿地方の深山の林下に生える。茎は一株一本で直立し、高さ三〇~六〇センチメートルで全体に短毛を生じる。根生葉は長柄をもち腎臓状楯形で径一五~三〇センチメートル、上部と基部に向かいあって深い二つの欠刻があり、縁は不規則な鋸歯がある。茎葉は二~三個あり、根生葉に似る。六~七月、茎頂に小さな白い六弁花を数個つける。果実は楕円形で黒熟する。山荷葉はキキュウの漢名の一つによる。
2 「ききゅう(鬼臼)」の異名。(メギ科の多年草。中国原産。茎は一株一本で直立する。葉は茎の先端に七~八葉つき縁に鋸歯がある。夏、茎頂の葉間にかくれて径約四センチメートルの紫色をした六弁花を四~五個開く。

名の由来は、山荷葉の「荷」は蓮のことで葉の付き方が似ているので、山に生える蓮という事からきている。


「果実」2006.08.14暑寒別岳

花言葉は幸せ


蝦夷紫陽花

2006-04-09 | 暑寒の花達

エゾアジサイ(ユキノシタ科)「蝦夷紫陽花」 2002.08.03 ポンショカンベツ川

1.ユキノシタ科の落葉低木。茎は高さ一・五メートルぐらいで根元から束生する。葉は対生し大形の卵形か広楕円形で先がとがり、縁に鋸歯をもつ。夏、球状の花序をつけ、ここに花弁状のがく片を四または五枚もつ小さな花が集まり咲く。がく片は淡青紫色だが、土質や開花後の日数等により青が濃くなったり、赤が強くなったりする。茎は材が堅く、木釘、楊枝をつくり、花は解熱剤、葉は瘧(おこり)に特効があるという。

2.ユキノシタ科アジサイ属の総称。ガクアジサイ、ヤマアジサイ、ハマアジサイ、タマアジサイ、コアジサイ、ツルアジサイなどを含む。

上記1,2は紫陽花の説明

名の由来は、青い花が集まって咲くという「集(あづ)真(さ)藍(あい)」からきて、「紫陽花」は誤用という。

花言葉は移り気


白根葵

2006-04-08 | 暑寒の花達

シラネアオイ(シラネアオイ科)「白根葵」 2004.06.13 雨竜沼

シラネアオイ科の多年草。北海道、本州中部以北の深山の陰地に生える。高さ約四〇センチメートル。葉はふつう三枚を互生。下部の二葉は柄をもち径一〇~三〇センチメートルの腎臓状円形で掌状に五~七中裂し縁に鋸歯がある。上部の一葉はほぼ円形で小さく柄はない。夏、茎頂に、花弁がなく青紫色の四個の萼(がく)片をもつ、径約七センチメートルの花が咲く。日本特産の1科1属1種の植物。

名の由来は、日光白根山に多く、花がタチアオイに似ていることから。

花言葉は優美

 
シラネアオイ 2004.06.13 雨竜沼登山道


黄花石楠花

2006-04-07 | 暑寒の花達

キバナシャクナゲ(ツツジ科)「黄花石楠花」 2010.06.20 暑寒別岳

ツツジ科の常緑低木。本州中部以北の高山帯に生える。茎は地上を横にはい、枝は斜上して高さ一五~五〇センチメートルになり、基部は数年残存する鱗片に包まれている。葉は有柄、長さ三~五センチメートルの長楕円形または倒卵形で上面にはしわがあり、枝端に輪生状に密生。夏、枝先に数個の花柄を出し、黄色花を横向きにつける。花冠は径三センチメートルの漏斗状鐘形で五裂し、上部の内面に斑点がある。

名の由来は、
1.枝分かれが多く曲がっていて、まっすぐの枝が1尺もないことから
2.シャクナゲの材で作った箸を用いると子供の癪(しゃく)が治ったことから
3.石楠花(しゃくなげ)と漢名で書き、これは、漢名の石南花(せきなんか)を誤用して、石楠花と書いて、音読みから、シャクナゲの名になったという説

花言葉は壮厳


キバナシャクナゲ 2005.06.19 暑寒別岳頂上台地


水芭蕉

2006-04-06 | 暑寒の花達

ミズバショウ(サトイモ科)「水芭蕉」 2002.05.05 箸別川

サトイモ科の多年草。北海道・本州中部以北の山地の湿原に生え、尾瀬ケ原のものは特に有名。高さ約三〇センチメートル。葉は花後に伸び、根生し狭楕円形で肉が厚く、長さ八〇センチメートル、幅三〇センチメートルにもなる。五~七月楕円形の白い仏焔苞の中に棒状の黄色い肉穂花序を作る。

名の由来は成長した葉が芭蕉布の材料にするバショウの葉に似ているから。

花言葉は美しい思い出


ミズバショウ 2002.06.01 雨竜沼湿原


蝦夷立金花

2006-04-04 | 暑寒の花達

エゾリュウキンカ〔キンポウゲ科)「蝦夷立金花」 2002.05.05 箸別川

キンポウゲ科の多年草。高さ50~80㎝、花は直径3.5~4㎝、葉は幅10~30㎝になり、とがった三角形の鋸歯があるものが多い。リュウキンカとの区別は、エゾリュウキンカが葉柄の断面が中のすき間が円形であるのに対 して、リュウキンカは葉柄の断面が馬蹄形で中のすき間が楕円形である。

名の由来は、黄金色の花が立ち上がって咲くことからこの名がある。茎や葉の形が フキに似て湿地に生える事から別名ヤチブキとも言う。

花言葉は幸福


増毛弟切

2006-04-03 | 暑寒の花達

マシケオトギリ〔オトギリソウ科)「増毛弟切」 2002.07.28 暑寒別岳

オトギリソウ科の多年草。増毛山系、天塩山系、渡島、檜山、後志だけに分布する北海道固有種。高さ30~70cmの多年草で黄色い花びらに長い雄しべがよく目立つ。

名の由来は、増毛に生える弟切草。弟切草は兄が秘密にしていた鷹の傷薬の事を弟が他人に漏らしたため、怒った兄に切り殺されたと言う平安時代の伝説から名づけられたもの。

花言葉は、秘密


深山竜胆

2006-04-02 | 暑寒の花達

ミヤマリンドウ(リンドウ科)「深山竜胆」 2002.07.28 暑寒別岳

リンドウ科の多年草。北海道、本州中部以北の高山の草地に生える。高さ約一〇センチメートル。茎の下部は分枝し地に伏す。葉は卵状披針形で対生し基部は茎を抱く。夏、梢頂に先の五裂した濃青紫色の花が一~三個咲く。

名の由来は,深い山に咲き又根は熊の胆よりももっと苦く,熊よりランクの高い架空の動物竜の胆の苦さのようだ,ということより。

花言葉は正義


梅鉢草

2006-04-01 | 暑寒の花達

ウメバチソウ(ユキノシタ科)「梅鉢草」 2002.07.28 暑寒別岳

ユキノシタ科の多年草。北海道、本州、九州の山野の日当たりのよい所に生える。高さ一〇~四五センチメートル。葉は円形または心臓形。夏から秋に五弁の白い花を一輪つける。実は球形のさやになる。
名の由来は、花が天満宮の梅鉢紋に似ているところからこの名がある。

花言葉は不滅


大葉溝酸漿

2006-03-31 | 暑寒の花達

 オオバミゾホオズキ(ゴマノハグサ科)「大葉溝酸漿」 2002.07.07 ポンショカンベツ川

ゴマノハグサ科の多年草。各地の山野の水辺に生える。高さ一〇~三〇センチメートル。茎は下部で分枝、葉は短柄をもち対生し、葉身は卵状楕円形で縁に粗い鋸歯がある。初夏、梢上の葉腋に先の五裂した黄色い筒状花が咲く。
名の由来は花後に、萼片が実をホオズキのように包むのでこの名がついた。

 花言葉は変わらぬ愛


立亀葉草

2006-03-30 | 暑寒の花達

タチカメバソウ(ムラサキ科)「立亀葉草」 2002.07.07 ポンショカンベツ川 

ムラサキ科の多年草。北海道、本州の山地の渓谷などの湿った所に生える。高さ約三〇センチメートル。茎・葉ともに短毛を散生。下部の葉は長柄をもち、葉身は卵円形で長さ三~五センチメートル。初夏、枝先に白または瑠璃色の小さな花がまばらに1〇個ぐらい咲く。花は柄をもち先が五裂して平らに開いている。
名の由来は葉の形が亀の甲羅に似ていて、体全体がほぼ直立するところから。

花言葉は記憶


紅葉唐松

2006-03-29 | 暑寒の花達

モミジカラマツ(キンポウゲ科)「紅葉唐松」 2002.07.07 ポンショカンベツ川

キンポウゲ科の多年草。北海道、本州中部以北の深山の林下に生える。高さ六〇センチメートル内外。葉は長柄をもち根生。葉身は心円形で幅五~二〇センチメートル、掌状に五~一〇裂して裂片の縁は欠刻状。夏、茎頂に白色の小花を多数散房状につける。花には早落生の萼片があり、花弁はない。
名の由来は葉を紅葉に、花を唐松に見立てての名である。

花言葉は光栄


小褄取草

2006-03-28 | 暑寒の花達

コツマトリソウ(サクラソウ科)「小褄取草」 2002.06.23 暑寒別岳

サクラソウ科の多年草で、亜高山帯の湿原に生え、高さは7~10センチ。上部の葉腋から2~3センチの花柄を出し、上向きに直径1センチほどの白色の花を1個つける。
花の由来は花弁の褄取に起因します。褄は和服の襟先より下の縁の部分で、ツマトリソウの花びらの先が淡紅色になるため。

花言葉は初恋

 


大立壺菫

2006-03-27 | 暑寒の花達

オオタチツボスミレ(スミレ科)「大立壺菫」 2002.06.23 暑寒別岳

スミレ科の多年草。北海道や、本州の尾瀬の水湿地に生えるスミレの一種で、茎は直立して高さ三〇センチメートルぐらいになる。葉は大形のハート形で春から夏に上部の葉腋から出た花柄の先端に、淡紫色の長さ一五~二〇ミリメートルになる花をつける。

名の由来は、「坪」は道端や庭の意味で、身近な所で見られることから「立」は、花の盛りを過ぎると茎がしだいに立ち上がってくるところから。「大」は葉や花が大型なところから。

花言葉は誠実


蔓樒

2006-03-23 | 暑寒の花達

ツルシキミ(ミカン科)「蔓樒」 2002.06.23 暑寒別岳

山地の林下に生える雌雄異株の常緑低木で、高さ50㎝ほどになる。茎の下部がつる状に横にはうのでこの名がある。葉は長さ4-6㎝で互生するが、枝先に集まってつくので輪生に見える。
名の由来は幹が匍匐するため。

花言葉は純潔