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暑寒の戯言

北海道の空から・・・・

苔桃

2006-03-22 | 暑寒の花達

コケモモ(ツツジ科)「苔桃」 2002.06.23 暑寒別岳

ツツジ科の常緑小低木。北半球の寒帯に広く分布し、日本各地の高山帯に生える。高さ一〇センチメートル内外。葉は短柄があって互生し、葉身は長さ約一センチメートルの倒卵形、または広楕円形で厚い。夏、前年の枝の先に長さ約六ミリメートルの鐘形で先が四裂した微紅色の花を数個つける。果実は径六~一〇ミリメートルの球形で紅色に熟し、甘ずっぱく、生食や、塩づけ、砂糖づけ、ジャム、果実酒などに加工される。葉は利尿、消毒、解熱、防腐などの薬剤として用いられる。
名の由来は、苔(こけ)のように地面を四方に這って伸びて、赤い果実を桃に見立てて、コケモモの名がついた。
北海道では、アイヌ語の赤い実という意味のフレップの名で知られている 。

花言葉は反抗心


燕万年青

2006-03-21 | 暑寒の花達

ツバメオモト(ユリ科)「燕万年青」 2002.06.23 暑寒別岳

ユリ科の多年草。東アジアと北米東部の山地にかけて離れて分布。日本では、本州中部以北のブナ林、針葉樹林などの温帯上部の林下に生える。高さ二五~五〇センチメートル。葉は長さ約二〇センチメートルの長楕円形で根もとに二~五枚つき、基部は鞘になる。初夏、花茎に六花被をもつ白い小さな花が群がって咲く。果実は径約一センチメートルの球形で黒藍色に熟す。
名前の由来は葉がユリ科の万年青に似ているためで濃藍色の果実を燕の頭に見立てたものという。

花言葉は崇高な精神、長命


御前橘

2006-03-20 | 暑寒の花達

ゴゼンタチバナ(ミズキ科)「御前橘」 2002.06.23 暑寒別岳

ミズキ科の常緑多年草。中部地方以北の山地の針葉樹林下に群生する。高さ七~一五センチメートル。茎の下部は木質化して鱗片がある。葉はおおむね楕円形で、先はとがり全縁。葉序は対生だが見かけは四~六枚ずつ輪生のように見える。夏、茎頂に短い柄のある花序を直立し、白い花弁のような四枚の総苞(ほう)片が平開して多数の微小な淡緑色の花をあらわす。果実は径一センチメートルぐらいの赤い球形で、多数集まってつき、甘味があって食べられる。
名の由来は「御前」は加賀の白山の主峰御前峰のこと。「橘」は葉と実がカラタチバナと似ていることからきた。

花言葉は耐久


三つ葉黄連

2006-03-18 | 暑寒の花達

ミツバオウレン(キンポウゲ科)「三つ葉黄連」 2002.06.23 暑寒別岳

キンポウゲ科の多年草。本州中部以北の高山の樹陰に生える。高さ五~一五センチメートル。根茎は黄色い糸状で地中を横にはう。葉は根生する三出複葉で長柄をもち、小葉は広倒卵形で縁に鋸歯がある。夏、花茎の頂に一個の花をつける。五枚の萼片は大きく白いので、花弁のように見える。根茎を健胃薬に用いる。
黄連は中国産の植物名
名の由来は黄連の葉の形に基づく。

花言葉は変身


猩猩袴

2006-03-17 | 暑寒の花達

ショウジョウバカマ(ユリ科)「猩猩袴」 2002.06.01 雨竜沼

ユリ科の多年草。各地の湿った山地の斜面に生える。高さ約三〇センチメートル。葉は長さ五~二〇センチメートルの幅の狭い長倒卵形で放射状に地面に広がる。春、葉間からのびた花茎の先端に紅紫色の六花被からなる広鐘形の花が集まって咲く。

名の由来は、花を猩々に、下に広がる葉を袴に見立てていう。

花言葉は希望