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暑寒の戯言

北海道の空から・・・・

白山千鳥

2006-07-10 | 暑寒の花達

ハクサンチドリ(ラン科)「白山千鳥」2006.06.25暑寒別岳頂上台地

ラン科の多年草。北海道、本州中部以北の高山のやや湿った草原に生える。高さ二〇~四〇センチメートル。根茎は掌状に肥厚する。葉は長さ五~二〇センチメートルの広線形で、基部は茎を抱き、三~六枚がまばらに互生する。夏、茎の上部に総状花序をつけ、淡紅紫色の不整正花が十数個かたまって咲く。唇片は長さ約一センチメートルで、長い距がある。

名の由来は、石川県の白山に多く見られ花の形を飛ぶ鳥に見立て千鳥の名を借りたことから

花言葉は誤解


深山半鐘蔓

2006-07-07 | 暑寒の花達

ミヤマハンショウヅル(キンポウゲ科)「深山半鐘蔓」2006.06.25暑寒別岳

キンポウゲ科のつる性落葉木本。北海道、本州中部以北の高山に生える。葉は対生して柄をもち、二回三出複葉で各葉は薄く卵形または卵状披針形で縁に粗い鋸歯がある。夏、葉腋から長い花柄が伸び濃赤紫色の鐘形花が下向きに咲く。

名の由来は、高山に咲く蔓性で花の形が半鐘に似ていることから

 


斑切大葉黄菫

2006-07-06 | 暑寒の花達

フギレオオバキスミレ(スミレ科)「斑切大葉黄菫」2006.06.25暑寒別岳頂上台地

スミレ科の多年草。北海道特産で道南から道北にかけての日本海側の山地に生える。特に雪の多い暑寒別岳山塊、ニセコ連邦、狩場山山系に多く見られる。
葉は長い柄があり、心臓形で鋸歯があり深く切れ込んでいる高さ一五~三〇センチメートルになる。

名の由来は、深く切れ込んだ大葉に、黄花を咲かすことから


奥蝦夷細辛

2006-07-05 | 暑寒の花達

オクエゾサイシン(ウマノスズクサ科)「奥蝦夷細辛」2006.06.25暑寒別岳 

ウマノスズクサ科の多年草。低地~亜高山の陰地に生える。茎は地中をはい、節が多く、辛みが強い。春、茎の先から長い柄のある長さ五~八センチメートルの心臓形の葉を二枚出す。新芽の出るころ、茎の先から細い花柄がのび、径一センチメートルほどの鐘形で紫黒色の花が一つ咲く。根は解熱剤となり、葉を煮だした汁は口臭をとる。

この花に似たウスバサイシンは、萼片が尖ってあまり反り返らず、葉が三角状で先が尖る

名の由来は、北海道の深山に見られ根が細く絡みが強いことから


蝦夷一華

2006-07-04 | 暑寒の花達

エゾイチゲ(キンポウゲ科)「蝦夷一華」2006.06.25暑寒別岳

キンポウゲ科の多年草。北海道、サハリンの山野の林の中に生える。高さ約一五センチメートル。葉は縁に鋸歯のある二回三出複葉だが、茎の頂には三枚の三出複葉が輪生。五月ごろ、茎頂に花柄を直立し、白色の五~七の萼片をもつ花を一個つける。実は細毛をかぶった卵形。

名の由来は、北海道に特産する花が茎の先に1個だけ咲くことから


衝羽根草

2006-07-03 | 暑寒の花達

ツクバネソウ(ユリ科)「衝羽根草」2006.06.25暑寒別岳

ユリ科の多年草。各地の落葉広葉樹林内に生える。高さ約三〇センチメートル。細い地下茎が横にはう。葉はふつう長さ四~一〇センチメートルの先の尖った広楕円形で茎の上部に四個輪生し、網状脈がある。初夏、淡緑色の花がただ一個咲く。花は外花被が四個で、内花被がない。雄しべは八。果実は液果で紫黒色に熟す。

別名 ツチハリ「土針」

名の由来は、果実をつけた葉状が羽子板で衝く羽根(羽子)に似ていることから

花言葉は友情


紫八塩躑躅

2006-07-01 | 暑寒の花達

ムラサキヤシオツツジ(ツツジ科)「紫八塩躑躅」2006.06.04暑寒別岳つつじヶ丘

ツツジ科の落葉低木。北海道、本州中部以北に生える。高さ二メートルほどになる。葉は倒披針形で枝先に数枚輪生状につく。五~六月、葉に先立って枝の先に径四センチメートルほどで五弁の濃紅紫色の花を二~三個つける。

別名 ミヤマツツジ「深山躑躅」

名の由来は、紫色の染料に何度も浸して染めたような色のツツジと言う意味
ヤシオの漢字は他に「八入」「八染」「八潮」「八汐」がある。

花言葉は優美


片栗

2006-06-07 | 暑寒の花達

カタクリ(ユリ科)「片栗」2006.06.04暑寒別岳2~3合目

ユリ科の多年草。北海道、本州、まれに九州、四国の山地の樹陰に生える。高さ約二〇センチメートル。春、地下の鱗茎から二葉を出す。葉は長柄をもち、長さ六~九センチメートルの先のとがった長卵形で、紫色の斑紋がある。四~五月頃、葉間から花茎を出し、茎頂に径四~五センチメートルの紅紫色の花を下向きに単生する。花被は六片で反曲する。鱗茎は良質のでんぷんを含み、片栗粉の原料。若葉は食用となる。

別名「堅香子」(かたかご)「傾籠」(かたかご)

名の由来は
「片栗」
食用にする根の鱗片が栗の片割れに似ていることから
「堅香子」    
育ってしばらくは片葉(一枚葉)で  葉に鹿子模様の斑点があることから「片葉の鹿の子」が転訛(てんか)して、堅香子(かたかご)の名になった                    
「傾籠 」    
籠を傾けたようにして咲くところから。 

花言葉は初恋        


岩銀杏

2006-04-20 | 暑寒の花達

イワイチョウ(リンドウ科)「岩銀杏」 2005.06.19 暑寒別岳 8合目

リンドウ科の多年草。本州中部以北の高山帯の湿地に生える。高さ約二〇センチメートル。葉は腎臓形で先がやや凹み、へりに鋸歯があり、長い柄があって根ぎわから生じる。八月頃、直立する花茎の先に直径約一二ミリメートルの漏斗状で先が深く五裂した白い花を数個ないし十数個つける。
ミツガシワと似ているが花冠に毛が無い。別名ミズイチョウとも言う。

名の由来は、葉が銀杏に似ていることから。岩と付いたのは不明。(暑寒別岳では上に扇風岩が見えた)

花言葉は純潔


信濃金梅

2006-04-18 | 暑寒の花達

シナノキンバイ (キンポウゲ科)「信濃金梅」 2012.06.24 暑寒別岳

キンポウゲ科の多年草。中部以北の本州、北海道の高山の花畑に生える。高さ三〇センチメートルぐらい。葉は互生し円形で掌状に五全裂し、裂片には欠刻状の鋸歯がある。根生葉には柄があるが茎葉は無柄。八月頃、茎の上部に五~七枚の黄金色の花弁状萼片をもつ花を開く。花は径四センチメートルぐらい。果実は袋果の集まった複果で球形。

名の由来は、長野県信濃に多く産する黄色い梅に似た花を付けるため。


檜扇文目

2006-04-17 | 暑寒の花達

ヒオウギアヤメ(アヤメ科)「檜扇文目」 2005.07.25 雨竜沼

アヤメ科の多年草。北海道・本州中部以北の高層湿原に生える。花茎は高さ六〇センチメートルに達する。葉は長さ三〇~六〇センチメートルの剣状、基部は紫紅色を帯びる。花茎は一~三の枝を出し、初夏、アヤメに似た紫色の花が咲く。

名の由来は、花が文目(アヤメ)に葉が檜扇(ヒオウギ)に似ているため。
文目も檜扇もアヤメ科の多年草。
檜扇の由来は葉の重なりかたが昔の公家が使った檜で作った扇に似ているため。
文目の由来は葉が並列して立つ様から美しい綾(あや)があると考えての名。( 黄と紫の虎斑紋を指してつけた名)

花言葉は誠意


綿菅

2006-04-16 | 暑寒の花達

ワタスゲ(カヤツリグサ科)「綿菅」 2005.07.25 雨竜沼

カヤツリグサ科の多年草。北海道・本州中部以北の湿原に生える。高さ二〇~五〇センチメートル。葉は線形で三稜がある。夏、茎頂に長楕円形の花穂をつける。花後、果実の下にある白い毛が長くのびて綿をまるめたような形になる。


名の由来は、白い穂を綿に、葉をスゲにたとえて。

花言葉は努力

 


ワタスゲ 2005.07.25 雨竜沼湿原


蝦夷甘草

2006-04-14 | 暑寒の花達

エゾカンゾウ(ユリ科)「蝦夷甘草」 2005.07.25 雨竜沼

ユリ科の多年草。主としてヤブカンゾウをさし、ときに同属のノカンゾウ、ハマカンゾウ、ニッコウキスゲなどをも含む。各地の原野、山地などに広く分布し、夏に、橙赤色ないし橙黄色のユリに似た花を数個つける。若芽や花は食用になる。
別名「禅庭花」(ゼンテイカ)とも言う。
「甘草」は本来「萱草」と書く。萱草色とは黄色に赤みを帯びた色

名の由来は
「甘草」    葉が癖が無く甘味がすることから
「萱草」   1.忘れ草という意味(万葉集に歌われる) 2.葉を萱(茅)に使われる
「禅庭花」  1.日光の戦場ケ原を中禅寺の庭に見立てたことから。                   
        2.元は湿庭花(湿った地の花の意)といったのがいつの間にかゼンテイ                    カ と訛ったことから。

花言葉は憂いを忘れる


エゾカンゾウ 2005.07.25 雨竜沼湿原


蝦夷麒麟草?金黄花

2006-04-13 | 暑寒の花達

エゾノキリンソウ(ベンケイソウ科)「蝦夷麒麟草」 2005.08.14 暑寒別岳

1 ベンケイソウ科の多年草。各地の山や海岸近くの乾いた岩の上に生え、観賞用として庭園などで栽培されることもある。茎は叢生し、高さ約三〇センチメートルになる。葉は多肉質で長さ三~四センチメートルの長楕円状倒卵形、縁は上半部に鋸歯がある。夏、茎の上部で多く枝分かれし、径一二ミリメートルほどの黄色五弁花を多数つけた平たい花序となる。若葉は苦みをとってあえ物や浸し物にする。《季・夏》
2 「らしょうもんかずら(羅生門蔓)」の異名。

花言葉は警戒


鬱金空木

2006-04-12 | 暑寒の花達

ウコンウツギ(スイカズラ科)「鬱金空木」 2004.06.20 暑寒別岳

スイカズラ科の落葉低木。北海道、本州北部の山地の谷間などに生える。高さ一~一・五メートル。若葉には二本の毛線がある。葉は卵円形でやや堅く、へりに鋸歯があり、葉脈の上には毛がある。夏、淡黄色で長さ三~五センチメートルの漏斗状(ろうとじょう)の花が咲く。

名の由来は、「鬱金」は花の黄色から(鬱金から採る染色に使用される黄色)「空木」は茎が中空なことから。

花言葉は秘密