こぶた部屋の住人

訪問看護師で、妻で、母で、嫁です。
在宅緩和ケアのお話や、日々のあれこれを書き留めます。
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休み明けは怖い!

2012-08-15 23:31:12 | 訪問看護、緩和ケア
夏休み明けは、本当に怖いですね。

休み中に何があったか、まったくわかりませんから・・。
土日を含めてたった4日ですが、やはりいろんなことは起こっているんです。

お土産を抱えて出勤すると、私の机の上にはメモ書きの山。
ダイレクトメールの山。

ため息の出るようないろいろが、たくさん報告されていました・・。

何よりショックだったのは、先日来緊急電話が毎日あった患者さんT男さんが亡くなっていたことです。
近い将来、それは予測されていたことですが、この数年のかかわりの中で、驚かされるような事件が多かった分、なんというかすごく寂しいし、残されたご家族のことも含めて、どこか心残りなお別れになってしまいました。

担当ナースは、「T男さんは、潮時と知って自分で逝ったんだと思う。だって、いいお顔をしていたから。」と言っていました。
彼女は、本当によくT男さん親子を支えていましたから、たぶんすごく寂しいんじゃないかと思います。

あとは病診連携で、どうもうまくいかないケースやら、週末に相談されてお顔だけ見に行き、即受診していただいた呼吸器疾患の患者さんが、やはり肺炎で入院されたという話などなどで訪問の合間にあちこち連絡を取るだけで、あっという間に時間が過ぎていきました。

そんななかで、あらたな転移巣が見つかった患者さんの今後の方針も、すごく気になりました。

終末期の患者さんと言っても、そういう呼び方をするのは医療者サイドだけで、当事者はそんな呼ばれ方されたくないでしょうし、まだまだ戦いたいと思っている方も少なくありません。

たとえ、全身転移をしていても、化学療法やそれがだめならそれに代わるものを模索しています。

だからこそ、巷ではあらゆる民間療法や、法外な料金をふっかける代替え療法なども、横行しているわけです。

なかには莫大なお金をかけ、日々の生活を切り詰め、借金してもそういう治療法などに望みを託すかたもいらっしゃいます。
「それは全く効果がありません。効いた人を見たことありませんよ。」などとはいえるわけもなく、それをすることが患者さんやご家族にとって生きる支えであるのならば、それは見守るしかありません。

最前線の治療法でさえ、時期やタイプによって、効果はまちまちです。

でも、それに望みをかけたいと思うのは、誰だって同じですよね。

私たちは、それによってかえって悪化したり、苦しんだりするケースを見ていますが、それだって最後の望みにかけたい思いは、自分に重ねても理解できます。

でも・・
実際問題、当たり前の日常生活(実はこれが一番難しいと思う私です。)や穏やかな時間や、家族の経済的困窮などの犠牲の上に選ぶ、高額な民間療法や代替え療法などに対して、そういうものに法外な金額を要求する人たちに、憤りを感じずにはいられないのです。


だいぶ話はそれました。(~_~;)

ところで、うららは5日ぶりに我が家に帰ってきました。


でも・・
預ける前から出ていた湿疹が改善されていません。
うーん。悪化しているかも・・。
脱毛すごいし、一部禿げてます。
シャワーをしたら、とめどなく抜けるので焦りました。脱毛犬・・・

アトピーかな~。シクシク・・(T_T)

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