ずっと以前、脊損の患者さんをたくさん診ている泌尿器科のドクターの講演で「頚損の患者さんは、自律神経過反射の影響が大きく、昔からある叩打圧迫による排尿は、とても危険なので膀胱瘻がいい。」という話をされていました。
確かに、膀胱直腸障害で排尿トラブルが多い頚損の患者さんは、いつも尿路感染と追っかけっこで、うまく尿が出ないと血圧が激しく上下して、嫌な汗をかいていたりします。
頚損でも、手が使える方は自己導尿をされたりしますが、上位頚損だと人に頼らざるえません。
ベット上では、コンドームタイプのコンビーンやユリドームなどの採尿器を使用するにしても、長時間外出時はバルンカテーテルを入れることになります。
バルンは、どうしても尿路感染のリスクが高いですし、浮遊物で詰まりやすかったりします。
さらに、バルンの入れ替えを訪問看護師に依頼することがあり、男性の導尿は原則医師という問題もあって、「やって下さい。「」「出来ません。」って言う話になったりします。(緊急時はしますが・・)
今日も頚損の患者さんが「車椅子で座っていると、バルンが詰まって尿漏れしちゃうんですよ。」と言っていました。
長く叩打圧迫をしたりすると、膀胱自体が変形することもよくあると聞いたことがありますし、憩室などがあると、そこに沈殿物がたまって感染が悪化しやすいなんてことも聞いたことがあります。
うちの患者さんは、ここ数年頻繁な叩打圧迫はしなくなっていますが、どうしても残尿を絞り出すため軽くトリガーポイントを叩いたり、最後に圧迫をするかたはまだまだいらっしゃいます。
でも、このところ大きなリハビリ病院では、頚損の方は最終的に膀胱瘻を造設することが主流になっているそうです。
今日も、患者さんが「膀胱瘻のしようかな・・」と悩んでいました。
膀胱瘻だと、入れ替えは比較的簡単になりますが、尿路感染は同じようにおこしますよね。
でも、流出が順調であれば、自律神経過反射のリスクもなくなるので、やっぱりその方がいいのかな??
うーん。どっちがベストなんだろ??
確かに、膀胱直腸障害で排尿トラブルが多い頚損の患者さんは、いつも尿路感染と追っかけっこで、うまく尿が出ないと血圧が激しく上下して、嫌な汗をかいていたりします。
頚損でも、手が使える方は自己導尿をされたりしますが、上位頚損だと人に頼らざるえません。
ベット上では、コンドームタイプのコンビーンやユリドームなどの採尿器を使用するにしても、長時間外出時はバルンカテーテルを入れることになります。
バルンは、どうしても尿路感染のリスクが高いですし、浮遊物で詰まりやすかったりします。
さらに、バルンの入れ替えを訪問看護師に依頼することがあり、男性の導尿は原則医師という問題もあって、「やって下さい。「」「出来ません。」って言う話になったりします。(緊急時はしますが・・)
今日も頚損の患者さんが「車椅子で座っていると、バルンが詰まって尿漏れしちゃうんですよ。」と言っていました。
長く叩打圧迫をしたりすると、膀胱自体が変形することもよくあると聞いたことがありますし、憩室などがあると、そこに沈殿物がたまって感染が悪化しやすいなんてことも聞いたことがあります。
うちの患者さんは、ここ数年頻繁な叩打圧迫はしなくなっていますが、どうしても残尿を絞り出すため軽くトリガーポイントを叩いたり、最後に圧迫をするかたはまだまだいらっしゃいます。
でも、このところ大きなリハビリ病院では、頚損の方は最終的に膀胱瘻を造設することが主流になっているそうです。
今日も、患者さんが「膀胱瘻のしようかな・・」と悩んでいました。
膀胱瘻だと、入れ替えは比較的簡単になりますが、尿路感染は同じようにおこしますよね。
でも、流出が順調であれば、自律神経過反射のリスクもなくなるので、やっぱりその方がいいのかな??
うーん。どっちがベストなんだろ??
ご存知かもしれませんが、
「脊髄損傷における排尿障害の診療ガイドライン」が出版されましたので、参考にされるといいと思います。日本排尿機能学会、日本脊髄損傷医学界でまとめられたものです。
参考までに、、、。
「脊髄損傷における排尿障害の診療ガイドライン」知りませんでした。
ぜひ参考にしたいと思いますし、患者さにも教えてあげたいです。(^^)/