こぶた部屋の住人

訪問看護師で、妻で、母で、嫁です。
在宅緩和ケアのお話や、日々のあれこれを書き留めます。
看護師さんも募集中!!

食欲の冬??

2009-12-01 22:10:18 | 訪問看護、緩和ケア
このところ、なんだかんだと食料が集まります。
お土産やら、頂きものやらでおやつバイキング状態です。
これでも半分くらいかな。

ミカンも大量で、○□さんちの庭のミカンやら、△さんの田舎から送ってきたミカンやら、昼過ぎにはめぐみ在宅クリニックからもおいしいミカンが送られてきて、これも試食大会みたいになっています。

ちょっと前までは、柿が数種類ありましたし・・・

それを片っ端から味見をしていくと、これは恐ろしいことになります・・・
それにしても、誘惑が多すぎます。

新入ナースのMさんが「これは、確かに太りますね…」とつぶやいていました。

もちろん学生さんにもご協力いただいて、たくさん食べてってもらいます。



ステーションの流れも少し変化が出てきました。

しばらく引くばかりだった潮が、少しずつ満ちてくるように、入院していた患者さんが次々に帰ってきます。
そして、新患さんのご依頼が、ぼちぼち増えてきて、これからまた年末にかけて忙しくなってくるのでしょう・・

夕方、小澤先生と今井先生が突然ステーションに来てくれました。
このところ、状態が落ちてきた「ちょい悪おじいさん」のTさん。
朝に訪問した状態を担当のあやちゃんが報告していたため、先生も往診帰りに今後の指示を伝えに寄ってくださったのです。

新入ナースのMさんが、「あっ・・本物の小澤先生。」とつぶやくのを見て、すぐにご紹介しました。

ちょい悪おじいさんは独居ですが、「たとえ、誰もいないところで死んだとしても、最後まで病院には行かない。ここで死なせてくれ!」と常々いっており、それは間もなく本当のことになりそうです。

ヘルパーさんもケアマネさんも、私たち訪問看護師もそれを応援しています。
もちろん、ご家族も納得しています。
後は、苦痛がないように、最後までTさんらしくいられるように、みんなで送りたいと思っています。

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2 コメント

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ミカン祭り〓 (りょう)
2009-12-03 20:52:49
少しご無沙汰していますが毎日ブログは拝見させて頂いてます

うちのステーションでも果物がいっぱいとくにミカンです。みんなで均等に分けるのですが我が家にはすでにママ友から頂いた(ミカンを栽培・販売している)ミカンが大量にあり食べきれません


地域性もあるのか自宅で亡くなる方はほとんどいません。痰が詰まったとか急変したなど計画的ではない人がほとんどです。
希望されている方はいるのですが家族の理解・協力が得られません。病院で亡くなるのが当たり前という考えの方がほとんどです。訪問看護師として力不足を感じる瞬間でもあります。
最後の最後の時間を大切にしてあげたいという気持ちは尽きることがありません。
ブログを拝見するたび夫が神奈川県に転勤してくれないかな~と思っていますが可能性はないようです
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まだまだ、これからの課題です。 (こぶた部屋の住人)
2009-12-04 00:06:01
在宅死は、いろんな条件がそろわないとなかなか難しいですよね。
特に、看取りを出来る医師と看護師、なによりもご家族の理解、本人の希望。
これは、最低限度必要ですよね。

草の根的に、訪問看護の存在や、在宅医の活動などを知ってもらえるようにするには、やはり地域を巻き込んでいくしか無いかもしれませんね。
りょうさんの想いが届くことを願っています。
(発起人になってみるのもいいんじゃないでしょうか?)
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