すずりぶたのにっき

すずりぶたとはすずり箱のふたのこと
昔の人はこのふたを裏返して
花や果物を飾ったとか
そんな粋なくらしがしてみたい

悲劇は笑い話から始まった

2007-01-26 | その他
◆笑い話は昨日の夕方起きた。次男Mと学校のインターネット教室の帰り道、彼はY君と徒歩(小走り)、アタシは自転車に2つのランドセルを乗せて伴走。Y君と別れ、自宅まであと10mもないだろう角を曲がり数秒後、次男がこけた。やや後ろを走っていたアタシは急ブレーキをかけて彼の右で止まった。ここから記憶はスローモーション。瞬時に私は判断したのだ。左に倒れたら次男もろともアタシも怪我をして、もしかしたら自転車が右側のドブ(用水路)に落ちる。ということは、アタシは右に倒れる方がいい。自転車は道路に残して、アタシだけがダイブすれば…。思惑通り、アタシは綺麗に足からドブにダイブした。ラッキーなことにこの日の水深は15cmほど。ドブに落ちたのはアタシと次男のランドセルのみ。次男もコケて膝をすりむいただけで、自転車も無事。を確認して沈み込まないうちにランドセルを救い上げた。通りかかりのおばさんが自転車から降りて「良かったね、水が少なくて。上手に落ちたね、流石若いからだね~私だったら……」と誉めてくれた(?)◆この武勇伝、笑い話だわ~と、少し笑みがこぼれつつ帰宅。玄関でジーンズを脱ぎ風呂で足を洗う。そして、次男のランドセルと中身を長男にも手伝ってもらって乾かす。拭いて拭いてドライアーを当てて。教科書やノートは、すぐに救い上げたからふちだけが濡れていて、ドラーヤーとストーブでなんとか乾きそうだ。その間に洗濯を~。履いていたブーツを先ず洗ってシューズ乾燥機に。ジャケットとカバンが汚れていたのでポケットの物を出して洗濯機へ。玄関に脱いだままのジーンズも洗濯機へ…スイッチON!◆次男のランドセルの中身もなんとかなってきた。次男は自分で膝に絆創膏を貼って、さっさと外へ遊びに行ってしまった。アタシは新しいジーンズを履いて(←それまでパンツ1ちょうかよっ)、こたつに入る。ほ~と溜息ついて、カバンから出した荷物を片付けて…◆ここでアタシは初めて悲劇に気付く。「あれ?携帯は?」ジャケットとカバンの荷物の中にもない。ということは…ジーンズのポケットだ!慌てふためいたワタシの脇でアタシの携帯に電話をかける長男。アタシは急いで洗濯機に駆け寄る。洗濯機の中は水がたっぷり。ドラム式なのでドアがすぐに開かない。急いで脱水モードに切り替える。排水がすんだ所でドアを開け、水をたっぷり吸ったジャケットとジーパンを引っ張り出して脱衣場は水浸し。そして洗濯機の残った水にプカプカと携帯電話が浮いていた。「母さん、携帯繋がらないよ」と長男が呑気に言う。「当たり前でしょ…ほら」◆掬いあげた携帯をタオルで拭いて、充電池を外してドライアーでひたすら乾かす。が電源が入らない。携帯ショップに電話をかけて訊いてみると、「電源が入ればなんとかデーターが残っていると思います」との返答。ショップ閉店まで1時間少々あったが、アタシは携帯復活にかけてみることにした。ひたすらドライアーの送風を当てて復活を願った。11時過ぎに眠い目をこすりつつ、電池を入れてみると、バイブ音とともに電源が入ったようだ。液晶画面はどう見ても復活しそうにはないが。望みを繋いだまま今朝に…◆朝はいつもより1時間も早く目が覚めてしまった。電池をもう一度入れてみると、昨夜と同じくブルブルと携帯が動いた。家事を一通り終え、ショップ開店時間を待って水浸し携帯と、その前に使用していた携帯も一応持っていざ出陣。ショップの姉ちゃんが慣れた手つきで電池を入れ電源を入れるが、朝のように電源が入らない。もうダメか…と肩を落としたが、パソコンに繋ぐと、どうやら、アドレスとスケジュールはデーターが残っているとのこと。「写真とお気に入りはちょっとだめですね」…と。あぁ、救われた。すぐに機種変手続きをしてもらい、データを移して貰った。機種代にポイントを使って5000円、充電コード900円…更に「更新手続き料が2100円来月分の通話料と一緒に引き落とされます。」と。ちょっと痛い出費。◆笑い話がこんな悲劇になるとは…帰り道は新しい携帯の使い方を模索しつつ重い足取りで帰宅。旦那と近隣友人にメールで悲劇を伝える。励ましメールに少しずつ元気を取り戻したアタシです。あぁ早くこの悲劇も笑い話になりますように。そして早く新しい携帯に慣れますように。新携帯は、らしくないベビーピンク色です。