猪突猛進 鈴木研究室へようこそ

関西医療大学大学院 教授である鈴木俊明研究室の紹介や鈴木が日頃考えている教育・臨床・研究への思いを熱く語ります。

1月塾は有難うございました。

2020-01-07 08:43:00 | 日記
1月塾は定員を遥かに超えて多くの方々にお聞きいただきました。

吉尾先生との会は、一見 対局している2人の話を松田先生が上手くまとめていただいている会になっています。

参加者はいつも吉尾先生の講習会に参加されている方々、私の講習会に参加してくれる方々、そして新人の方々に分けられるようです。

2人の評価は異なりますが、患者さんを改善させるということは共通しているわけです。
また、もし2人が同じ患者さんを評価、治療をする際、同じような治療になるのではないかと想像するわけです。

患者さんの評価、治療は様々な方法があって良いわけですが、詳細で正しい評価に基づく治療が必要になります。

私は、これからも運動学的な解釈を多くのセラピストが正しくできるように教育していきたいと思っています。私の考え方はセラピストとしての根底にあるものと考えています。

先日、私の部下が、運動学的な評価を積極的に行っていましたが、急に別の考え方を勉強したいとの話がありました。私は本心で、それも良いのではないの と思いますが、その反面、このくらいで理解したような思いになっても困るよね とも思うわけです。

広く学んで治療に対応することも良いと思いますが、私達の評価の考え方は詳細で深く、この考えを理解するのも多くの時間が必要になるわけです。

私も毎年 新しい閃きがあります。もし、私が運動学的な観点に、別の観点からの評価を取り入れて講演させていただいたら、聞かれている方からの印象は 様々な観点からの考えを取り入れている良い評価 と思われるでしょう。しかし、その反面、自分の運動学的な考え方の深みは止まってしまうと思うわけです。

そのため、私はこれからもこの運動学的な評価を大切にしていきたいと思います。



新年を迎えて

2020-01-04 10:42:00 | 日記
毎年同じことの繰り返しですが、12月31日は大学で仕事をして、お世話になっている方に挨拶まわりをして、夜はゆっくりテレビをみて過ごしました。1月1日は国家試験合格祈願に大阪天満宮へ行き、2日は京大でお世話になった先生のご自宅での新年会に参加させていただきました。新年会への参加者は日本で活躍されている研究者ばかりで、毎年大変刺激になります。また、本学大学院修士論文の提出が年始すぐにありますので、正月中にも論文の査読が行われており、全く正月らしい雰囲気ではありません。しかし、若手研究者を育成していくためには非常に大切な活動であると思います。
このような感じで今年も始動いたしました。頑張っていきたいと思います。

さて、明日(5日)は1月塾です。12日は関西理学療法学会 講習会「動作分析の基礎」、夜はワークシフト  講習会「トップダウン評価」、13日はウェルネス教育研修センター 講習会「多裂筋、最長筋、腸肋筋 の講義と実技」、19日は関西理学療法学会 講習会「歩行の運動学」をさせていただきます。多くの皆さんとお会いできることを楽しみにしています。

明日の1月塾は既に締め切りをさせていただきましたが、他の講習会は現在、受付しております。

関西理学療法学会 http://enro.info/egijyutu/gijyutu.htm

ワークシフト https://www.workshift.info/seminar/?id=349

ウェルネス教育研修センター http://www.wellness-miwa.jp/seminarlist.html


写真は、ボスが勤務されているIowa大学で行われた国際学会での写真です(Iowa大学 神経内科 100周年記念誌から)



1月12日には関西理学療法学会での講習会をいたします。 運動と現象

2020-01-01 19:23:00 | 日記

技術講習会
動作分析に必要な「運動と現象」について理解する。
 1.日時  2020年1月12日(日) 
       10時~16時 
 2.場所  神戸リハビリテーション福祉専門
       学校 9F 講堂
 3.講師  鈴木俊明先生(関西医療大学大学
       院)
 4.定員  50名 
 5.参加費  会員3,000円、学生会員2,000円、非会員8,000円 
 6.問合せ先  関西理学療法学会事務局 
 7.備 考  
内容 :
動作分析を正確に行うためには、解剖学、運動学の知識が重要である。
この際 に、動作を実際に行われている運動であるのか、ある運動から生じる現象であるかを明確に判断する必要がある。
例えば、「立位での下腿前傾」は「下腿前傾」は運動ではなく、「足関節背屈」という運動によって見られる現象である。
本講習会では、運動と現象を正確に理解することを目標とする。
最終的には、患者のビデオから運動と現象を明確に判定できるようにしたい。

参加を希望される方はホームページまたは、secretary@enro.infoまで必要事項を記載のうえお申込み下さい。