1学期の終了とともに
お別れする先生との送別会があった
まだ若い女性
現在の学校では貴重な存在だった
今、全国の先生達の平均年齢は45才
35才から55才の先生が70%を占めている
20代の先生なんて10%に満たないのだ
昔は違った
20年前なら年に数回、先生の結婚というイベントがあった
今や職員室の話題ときたら
腰を痛めた話、尿酸値が高いという話
10年後には小学校も
おじいさん先生おばあさん先生で
いっぱいになることは目に見えている
教員採用の計画性のなさといったら致命的である
教育はある意味で職人的な仕事である
教員免許も採用試験もあまり意味はなく
先輩教師から教わったり
技術を盗んだりすることで
先生として熟練していく所がある
それが同じ世代ばかり
どばっと採用するものだから
(我が校の担任も皆 三・四十代だ)
空白の世代が出てしまい
技術の伝承がうまくいっていないのだ
さらに少子化の影響もあって
採用を絞るものだから
先生になりたくてなれない若者がたくさんいる
その癖教師の数が定数に足りないので
先生になれなかった若者を臨時に採用する
我が校にも臨時採用の講師が3人いた(15%だ)
学校もハケンの時代なのだ
それでいいのかなあ
おもしろいお兄さん先生
優しいお姉さん先生
おっかないお父さん先生
きびしいお母さん先生
いろんな世代の先生がいて
いろんな性格の先生がいて
それでこそ勉強以外の事も学べる学校になるのではないのか
もうちょっと計画的に採用していかないと
未来の教育もあぶないぞ
とりあえず3人の臨時採用講師の試験合格を祈る
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