すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

平和憲法を生徒らに教えたアメリカ人教師

2016年06月09日 | 日々思うこと

先ず6月8日付け東京新聞、参院選に向けた野党4党の共通政策と自民党との主張の違いが一目瞭然なので貼り付けました。憲法や安保法制、基地・原発・TPPなどで大きく異なることが伝わってきます。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201606/CK2016060802000120.html

今夜は合併前の青海町へアメリカから、当時のAET第1号として赴任したカーナー先生(Christoher Conner)が来日したので、井戸端イングリッシュのメンバーのSさん宅へ集まりました。カーナー先生は1987年から約4年近く日本に滞在で、上の娘が中学3年生の時に出会いました。

忘れもしない12月8日、45人学級授業に目を輝かせたことがなかった娘は、カーナー先生の授業に目を輝かせて帰って来たことを思い出します。それは生徒らに真珠湾攻撃のことを話し、二度と戦争をしてはいけないこと、日本の国は憲法9条があり君たちが大人になってもこの憲法を変えてはいけないと平和の大切さを話したそうです。

当時の青海中学校といえば、コンピューターと柔剣道場とセミナーハウスを備えた県内屈指の臨教審の模範校そのもので、学力重視はいうまでもなく5教科のテスト結果上位15名を毎回ローカの壁に貼ることで保護者として首を傾げてきました。

あれから29年、カーナー先生は51歳になり現在はケンタッキー州のハイスクールで念願の日本語教師になり、今回は愛知県田原市とのホームスティーで5人の生徒と一緒に来日し、今夜は2年ぶりの再会でした。会話は12月8日のあの時の授業のことや娘の近況・・・、そしてアメリカ人はどうして日本語を学ぶのかとたずねると意外な答えが返ってきました。その第一は日本のアニメ漫画のため、2番目はコンピュータゲームのため、3番目は日本語の通訳、4番目は日本企業への就職、5番目が日本伝統文化ということです。

ケンタッキー州では大学進学の場合、ハイスクールで2ヶ国語を取得しなければならず、メキシコと隣接することで75%の生徒がスペイン語、残りはドイツ語とフランス語、日本語の選択はほんのわずかだそうで、それもアニメやゲームのためというから笑ってしまいました。

日本の首相よりも恒久平和を願い、憲法を変えてはいけないと一貫するカーナー先生、次に会う時はとんでもない日本になっていないようにと、今夜の参加者へ森ゆうこさんのリーフレット(討議資料)を手渡す強かな私でした。(笑)


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