すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

原発回帰、お盆の各紙社説

2016年08月14日 | 地震・原発

お盆の13日の墓参りは先ず、檀家寺のご住職が家に来てから行くことにしており、太陽が一番高いお昼過ぎになりました。JR青海駅の南側の小高い丘の墓とはいえ、カンカン照りつく暑さで熱中症の一歩手前です。ここでも無縁仏(?)の荒れたお墓が目に付きますが、人が住んで居ての地域社会の営みを感じます。

ところで我が家の夏の定番は、赤紫蘇の葉っぱで作る紫蘇ジュースです。今は隣地で畑をしていないので、紫蘇の葉はご近所から梅雨明けにたくさんいただいています。いろんな作り方があるようですが、私はクエン酸で色素を出しながらホーローの大鍋で煮て、葉を取り出した後に喜界島の粗糖を入れてからもう一度沸騰させて保存です。

東京電力福島第一原発事故から6年目のお盆を迎え、節電が定着したことに加えて新電力への切り替えが進んだため、大手に対する電力需要は減っています。15年度の需要は5年前より約13%減で、ピーク時でも電気を十分に供給できることから政府はこの夏、震災後で初めて「節電要請」を見送っています。

12日に再稼働した伊方原発3号機については前にも書き込んでいますが、プルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料によるプルサーマル発電の危険極まりない原発で、9月上旬には営業運転に入る見込みです。

13日付け東京新聞の社説では『伊方原発再稼働 住民は誰が守るのか』、「日本一危険とされ、・・・最低限、避難の有効性がしかるべき機関に保証されない限り、原発は動かすべきではない」と綴っています。

また本日の新潟日報の社説でも『原発回帰さらに 福島の現実見えているか』と、伊方原発や高浜原発、そして山口県の中国電力上関原発についてふれながら、「原発をめぐるこれらの動きを見ると、福島の過酷事故を忘れたのではないかとの懸念が拭えない」と、鋭い指摘です。お盆に故郷へ帰っても、原発回帰だけは何としても避けねばと痛感する暑いお盆の一日です。

http://www.niigata-nippo.co.jp/opinion/editorial/20160814273362.html


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1 コメント

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檀家制度と原発 (みやまおだまき)
2016-08-14 23:39:37
原発再稼働の遅れは、確か記憶では「国民生活に危惧が・・・」と読売の社説でしたが、読売だけに別に驚きませんが東電の計画停電通告から解放され、電気代は騰がっても安心と生活の危惧は全く感じません。
酷熱の今夏も節電優先で乗り切りれます。東北住民の多大な犠牲でやっと判った原発制度と、キリスト教対策で強いられた檀家制度。
犠牲の大小でなく本来あるべき先祖の供養に際し、変えてみようと思う新盆でいます。
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