すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

再び『買い物は投票なんだ EARTHおじさんが教えてくれたこと』

2018年11月14日 | 本・雑誌・映画

今日は晴れたり曇ったりで、洗濯物よりも干し柿優先の一日です。隣りの孫たちは給食後に下校で、庭仕事をしていたら下の孫はランドセル持参で「オセロをやろう!ばば、負けても泣かないでね」とやって来ました。

ところで10月1日初版の、藤原ひろのぶさん(文)と上越のお友達の法生(ほう)ちゃんこと長澤美穂ちゃん(絵)による絵本『買い物は投票だ EARTHおじさんが教えてくれたこと』(発行 三五館シンシャ 1200円+税)の売れゆきが順調で、新潟県内の書店売り上げ上位ランクです。

12日夜に直江津図書館で藤原ひろのぶさんの講演会があり、参加予定でしたが悪天候で見合わせたことで友人Fさんから盛況であったことを伺いました。

藤原ひろのぶさんは「病気を治そう」健康管理人や、バングラデシュに学校を建設、ギニアで製氷工場を作ったりネパールで山羊を育てていることもあって、こんなやさしい絵本になるのだなあと感じます。また上越のお若いママのKさんが、メモ程度といいながら素晴らしい報告をfbでまとめられていたので、その一部をシェアします。

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と~っても盛会でした♪なんだか嬉しかったです☆ざっとメモッたことを・・・

日本人の弱さとして、

1.メディア操作に弱いこと

2.思考の二元化に陥りやすいこと

3.拝金主義(お金を稼ぐために仕事をしている)をあげられていました。

1.メディア操作に弱いこと

・A、B、Cという選択肢を平等に選べるようにするのがメディアの本来の役割。
・日本のメディアはスポンサーがついてしまうので、スポンサーの意に反することは報道できない。

操作されている例)モンスタードリンクは大量の白砂糖と大量のカフェインだけの飲み物だが、イメージ操作されて、さもいいもののように思いがち。→かなり売り上げを伸ばしている。(受験生の大量飲用、常飲の学生の異常行動など現代社会の問題のひとつ)

2.思考の二元化
EX)むかしの「あんぱんまん」はバイキンマンがいなかった。いまの「アンパンマン」はしょくぱんまんや、カレーパンマンとともにバイキンマンをぼっこぼこにする。

「正義と悪」の二元化。正義なら何をしてもいい的な刷り込み。桃太郎に退治された鬼の子どもからしたら桃太郎は親の敵。見る方向が違えば事情が変わってくる。

こういった二元化は壁を作ってしまい、コミュニケーションの妨げとなる。

3.拝金主義
何かを消費し、その支払いのためにお金を稼ぎまた使う、という消費者マインド。
いつからか、命よりも地球の環境よりも、自分たちの消費生活優先に。

【どう生きるか・生き方】

どうして同じ時代に生きて、一方では一日一食もママならず、一方ではまだ食べられる食事をを捨てているのか?生まれた場所がちがうだけでこんなにも生活が違う。なぜ??

→私たち日本(先進国)の生活を支えているからこんな生活になっている(搾取)。
私たちはこういった人たちに支えられて、飽食の時代を生きているという意識をもち、そろそろお返ししていきませんか?

【こんな言葉あるのがおかしい】
・社会貢献:あたりまえでしょ 仕事とはお金を稼ぐものではなく、社会にある問題を解決していくこと。

・フェアトレード:フェアじゃないトレードがあるってこと?

・優先座席:わざわざ書かれないと席が譲れなくなってきている??

それってだれもがもっているのやさしさじゃない?? こういうやさしさが使えなくなってきているのが今の日本。

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まだまだメモは続きますが、この辺で。

たとえば・・・、家族や友達の誰かが怪我をしたら、「大丈夫?」とか病院に連れて行ったりとかするわけです。

おなかがすいたら何か食べようよ、と作って与えたり、自分の食べ物を分け合ったりすると思うのです。これは、結構誰もが持っている心なのではないかなと思います。

この気持ちを向けられる範囲が、現代社会においては、だんだんだんだん狭くなってきているのだな~と感じました。

駅で誰かが困っていても誰も声をかけずに通り過ぎていくような・・・みんな時間がなくてイライラしている、自分のことで精一杯。

インディアンが7代先のことを考えて生活していた、には及ばなくても、、

家族や友人とする分かち合いが誰とでもできれば、それだけで世の中よくなっていく気がします。

ちょっと自分のやさしさが及ぶ範囲を広げてみる。講演では、割り箸を洗って何回か使うとか言っておられたかな。ただそれだけでも変わります、と。

ひろのぶさんがバングラディッシュのスラムにいくと、お客さん扱いをされて、普段よりちょっとよい食事を出してもらえるそう。

そしてスラムの子どもたちがまずひろのぶさんへ第一声にいうことには「おなかすいてないですか?どうぞ」らしいです。

自分たちは普段食べていなくておなかがすいているに違いないのに、まず長い旅をしてきたひろのぶさんを気遣う。率直に、素敵だな~と思います。

「貧困」、という言葉を聴くと、自分ではどうにもできないとてつもなく大きな問題に思いがちだけど、そうではなくて、そういった人たちに支えられて自分の生活があること、

そういう人たちにたくさん与えてもらって自分の生活が成り立っていること、を常に感じられる感受性と意識を持ちたいと思いました。そしてお返ししていく意識も。まずは、そういった貧困の状況と、私たち一人ひとりのつながりとを知ること。

知ったら想像してみてみること。想像してみたら、ちょっと行動を変えてみること。それが「勇気」だよ~とセミナーではお話されました。

ひとりの力はちっぽけだと思いがちだけど、決してそうではないこと。希望に満ちたお話でした♪

年代を超えてホッとするお薦めの絵本は隣りの孫たちへもプレゼントで、また各地の読み聞かせの会でも活用されており嬉しく思います。この21日(水)には、紀伊國屋書店新宿本店9階で「藤原ひろのぶ×ほう出版記念講演会」も計画されていますが、すでに満席のようです。


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