すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

未知の領域への自衛隊と米山知事

2016年11月16日 | 日々思うこと

とうとう自衛隊が未知の領域へ踏み出す「駆け付け警護」が閣議決定されてしまいました。殺し殺される危険を伴う新任務の南スーダンへ向かう陸上自衛隊の青森市の緊張感が伝わってきますが、国会でのアベ首相や稲田朋美防衛大臣の、その言い分に非人間性を感じる一日です。

そして今日は厳しかった知事選から丁度1ヶ月、いよいよ米山隆一新知事にとっての初の県議会臨時議会の開催日です。午後1時からは米山知事の所信表明で、知事には未知の領域で少し緊張した面持ちです。小山芳元県議が「傍聴席には約100人ほどで、選挙で一緒に戦った県民の顔を見つけて笑顔を見せる知事が印象的だった」と・・・。

秋も深まり頚城の山々もかなり白くなってきましたが、なかなか雑事に追われて写真を撮ることができません。街中の糸魚川駅の近くの建物に真っ赤なアイビーが絡まり、2軒分の家を独占で3階まで延びる力強さです。

夕方急いで帰宅し、孫たちのサッカーの練習日なので夕食の準備をしながら、NHKや民放各局での県議会ニュースに耳を傾けました。米山知事は「命と暮らしを守り、現在と未来への責任を果たす」を基本理念として、県政の方向性を示す6つの柱を示しました。「安全への責任」「食と農を守る責任」「命への責任」「雇用の責任」「住民参加への責任」「教育への責任」の6つです。

柏崎刈羽原発の再稼働問題については、①福島第一原発事故の原因の徹底的な検証、②原発事故が私たちの健康と生活に及ぼす影響の徹底的な検証、③原発事故が起こってしまった場合の安全な避難方法の徹底的な検証、この三つの検証がなされない限り、再稼働の議論は始めることはできないとする考えを改めて示しました。

またTPPから新潟県農業を守ることや、住民参加の対話型県政を実現するなどと、県政の諸課題について米山カラーを折り込みながらの力強い所信表明でした。臨時議会は18日までの3日間で、明日が自民党・民進党による代表質問です。

昨日は車屋さんにお願いし、早めにスノータイヤに交換です。またいただいた花梨でジャムに初挑戦ですが、皮が硬くブルーベリーのように簡単にはいかず悪戦苦闘です。皮と種に一番咳止め効果の養分があるので丁寧に裏ごしですが、残ったものはもったいないので、熱いお湯でエキスを出し切ってホットドリンクにと冷蔵庫で保存することにしました。厳しい冬を前に、何事も“備えあれば憂いなし”の晩秋の一日です。