すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

高齢社会をよくする女性の会と、日野原重明・桜井よしこ・山崎豊子の戦争観

2015年09月27日 | 日々思うこと

金曜深夜の朝まで生テレビは「安保国会・若者デモと民主主義」で、SEALEsの奥田愛基さんと諏訪原健さんが出演し、片山さつき参院議員ら安保法制賛成者を相手に堂々と討論で4時近くまで視聴しました。

土曜日は「高齢社会をよくする女性の会 全国大会in長岡」に参加ですが、寝不足の上に深夜番組の影響もあって気分が晴れません。出かける前にPCデジタルニュースで、来月4日に104歳の誕生日を迎える医師、日野原重明聖路加国際病院名誉院が「武器に武器で対抗することは悪循環」と訴えていることを知りました。

日野原先生は、日本の現状に「武器に武器で対抗することは悪循環に陥る」と危惧を示し、憲法解釈の変更による海外派兵にも反対し「憲法の精神は互いに『赦(ゆる)す』こと。話し合いこそが国際問題の解決につながる」と訴え、清涼飲料のようにスカットして糸魚川駅へと急ぎました。

2日間に及ぶ大会のメイン会場はアオーレ長岡で、テーマは「大介護時代を地域で生きる~安心と覚悟~」です。先ず、高齢社会をよくする女性の会の樋口恵子理事長の挨拶で、今年83歳の樋口さんはお元気そのもので、 20年も前にお会いした頃と変わらぬパワーです。続いての記念講演「超高齢社会をどう生きるか?」は厚生労働事務次官の村木厚子さんで、新たな資料と情報で日本における現状と課題を熱く語られました。

少子高齢人口減少の日本にあって、国も地方もこのままでよいはずがないと全国各地から多くの人たちが集まりました。この大会は2年前から実行委員会で準備され、松川キヌヨ元県議が副実行委員長を務めていました。この日何よりも嬉しかったことは、松川キヌヨさんや多くの元女性議員や現職女性議員らとお会いでき、さらに新潟県女性海外派遣でご一緒だった人たちとの再会もありました。皆それぞれの立ち位置で頑張っていることが伝わり、私もエネルギーを充電して心温かくして帰途に着きました。

ところで今日の朝9時からのNHK日曜討論「安保法成立 日本政治の行方を問う」は、4人の論客による討論でしたが、桜井よしこ氏がジャーナリストとして大学教授らと一緒に出演していることにビックリです。この人の歴史認識もさることながら「国際情勢の変化」を強調し中国脅威論を・・・、法案が成立したことでより一層“右力”を発揮させる公共放送に首を傾げてしまう番組でした。

午後も遅くなってから美山公園での糸魚川クラフトフェアへと出かけました。雨が降ったり止んだりの中でも大勢の人でにぎわっており、今年は100人程の手仕事職人が全国から集まり、陶芸や木工などのお気に入りのブースを見て回りました。

夜9時からのNHKスペシャル「作家・山崎豊子~戦争と人間を見つめて~」こちらは名作を生んだ舞台裏など山崎豊子さんの真髄に迫る光る番組でした。再放送は30日(水)午前0時10分~(29日深夜)です。