連休もあっという間に過ぎた昨夕6時、自民党総裁選で再選が正式に決まったというアベ首相の記者会見をNHKがご丁寧に生中継です。昨年度には名目で490兆円だったGDP国内総生産を600兆円を目標ということで、強い経済と子育て支援、社会保障をアベノミクスの新たな「三本の矢」と位置づけです。今国会で成立した労働者派遣法改悪で非正規労働者がさらに増えて結婚もままならずにいる若者たち、その出生率が容易に回復できるのでしょうか。
安保法制や沖縄辺野古、そして原発再稼働を忘れさせるため「1億総活躍社会」などと言葉巧みで、マスコミといえば19日未明の強行採決の後が連休ということもあってか、安保法制の報道が消えて何事もなかったかのようです。これでは大半の国民はまたアベノミクスの第2ステージに騙され続けてゆくことでしょう。
今日は小雨の中を能生谷棚口地区まで車を走らせました。2ヶ月ぶりの「えほん」での陶芸教室です。実は9月に入ってから稲刈りのこの時期は“秋の花粉症”がひどく、かかりつけの眼科医の目薬とマスクが欠かせない毎日です。集中力にも欠け陶芸教室どころではないので作陶をせず、コーヒーもいただかずに粘土を持ち帰えることにしました。
帰り道の県道沿いのハサの例の“うさぎ人形”は、稲刈りを終えたお米に場所を占領され、道端のサルビアの花が満開です。近年はコンバイン機での稲刈り作業で、お米をハサで干す農家が少なくなっていますが、ここ能生谷ではまだ見ることができる秋風景です。
連休最後の23日に隣りの孫たち親子は自宅から自転車で、能生弁天岩までの往復40キロを完走です。国道を走るので危険ではと案じていましたが、海岸の防波堤沿いの道をかなり走れるようで、途中で休憩しながら3時間をかけて目的地の弁天岩に到着とメールが届きホッとしました。小一の下の孫は車輪がまだ小さいこともあって、この日は待機でした。そんなこともあって今日は能生までの国道を運転しながら、この長い道のりをよく完走したなあと・・・。
長いといえば本日、通常国会として過去最長となった国会が事実上閉会です。そしてアベ首相といえば「私も含めて日本人の誰一人として、戦争など望んでいない。世界に誇る民主主義国家の模範であるこの日本において"戦争法案"といったレッテル貼りを行うことは根拠の無い不安を煽ろうとするものであり全く無責任である。この法制については、世界のたくさんの国々から支持する声が寄せられています。」と・・・。
首相よ、先ずは自国の多くの憲法学者や国民の声に耳も傾けず、民主主義のルール違反の無責任さはどっちなのか、「戦争を抑止する法案であり、世界の安全と平和と安全に貢献することの証である」と、さらに「いかにして子どもたちに平和な日本を引き渡していくか」とウソぶき、戦争など望んでいないと言いながら公然と武器を輸出するとはどういうことなのか!?。ウソと虚構で塗り固められたアベ政権、新たなペテンの始まりを黙って許してよいのかと悩める一日の終わりです。