すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

歴史に残る日、悪しき首相と安保法案と・・・

2015年09月18日 | 日々思うこと

北陸新幹線の開業から半年が経過し、便利さに慣れっこになっている今朝は「はくたか」から長野で「かがやき」に乗り換えて上京です。月刊『食べもの通信』編集の家庭栄養研究会の役員会で、会議終了後の夕方に国会前へ行く予定でしたが、東京駅から地下鉄丸の内線で国会議事堂前が直ぐ近くであることに気がつき会議の前に変更です。

地下鉄の出口から外に出ると雨がポツポツと・・・、傘を持参しなかったことを悔やみながら、ここで引き返してはなるものかと雨に濡れながら歩きました。7月17日の時とは違って、今日はそれほど遠回りをせずに議事堂正面前に着きました。まだ午前中ということで車道には車が行き交っているものの、周辺の歩道には“金曜デモ”の多くの人が集まっています。7月にはのぼり旗があまり見られなかったのですが、今日はかなりの旗が広範囲になびいており危機感が高まっていることが伝わります。

ぐるっと回ると「教え子を再び戦場に送るな」の日本教職員組合や、石川や富山・鹿児島など遠方からの高教組の旗もあり準備待ちといった様子で、それぞれのエリアがあるのかなあと感じました。午後1時からの会議に遅れては大変と地下鉄永田町へと急ぐと、いつの間にか雨は上がっていました。途中で国立国会図書館前のお知らせ板の特集展示「1945 終戦の前後、何を読み、何を記したか」という大きなポスターが目に留まりました。

特集展示は10月5日から11月2日までの開催で次回の上京の折にでもと思いながら、帰宅してから国立国会図書館HPを開くと、関心度はさらに高まり知らないことが満載でした。ここ国会図書館の前には、過去の戦争の歴史を一番学んでほしい安倍首相がいる国会議事堂です。これまでのホルムズ海峡での機雷掃海などの“例え話”が崩れ、違憲と言われようともなりふり構わず強行採決し成立しようとする歴史に残る悪しき首相そのものではないでしょうか。

戦後の安全保障の大転換ともなる安保関連法制は、これからの日本の国のカタチを大きく変えてゆくことでしょう。今夜はあくびをしながら報道ステーションとNEWS23を視聴で、国会周辺は夜11時半を過ぎても帰ろうとしない大勢の人たちでいっぱいの映像です。この最悪の法案は与野党攻防の中で深夜に可決成立の動きですが、それまで目を開けてはいられそうもない長い一日でした。