昨17日も雨は降ることなく、どんより雲の中を市内のあちこちへと出かけ3時に帰宅してから、安倍首相と野党3党の党首による党首討論を視聴です。安全保障関連法案については終始かみ合わず、安倍首相は「憲法の範囲内にある。解釈変更の正当性、合法性には完全に確信を持っている」と合憲性を強調でした。
共産党の志位委員長は、自衛隊による他国軍への後方支援について「兵站(へいたん)は武力行使と一体不可分で、軍事目標とされるのは世界と軍事の常識で、『武力行使と一体でない後方支援』という議論は通用しない」と主張でした。「後方支援」と言うと聞こえがよいですが兵站に他ならず、言葉巧みな安倍首相にごまかされていることが伝わりました。
市内中央大通り線の市役所交差点の花屋さんの前の額アジサイが咲き出しましたが、何となく雨がほしそうにも思える彩りです。ここを通る度に誰が植えたのかなあと思いながらの“目の保養”で、今日は赤信号だったのでフロントガラス越しに撮りました。下の写真は昨年、上越のJAあるるん畑で求めたハーブの一種の愛犬草で、一年草と思って放置していた鉢から新芽が出て、さらに小さな花が咲き出しました。
今日は9時から、衆院予算委員会集中審議をしばらく視聴です。質疑に立った自民党の小野寺元防衛大臣は、安保法制の切れ目のない法整備を力説し、安倍首相への後方支援です。その中で気になったのは自衛隊員の自殺について国民は誤解をしていると、一般成人男性の自殺率よりも少ない数だと言い出すので呆れてしまいました。
そういえば15日夜の報道ステーションでは、集団的自衛権の行使を違憲とする憲法学者だけでなく、合憲とする大東文化大学大学院浅野善治教授の合憲論も取り上げていました。浅野氏も小野寺元防衛大臣と同様で、あまり深く考えないで聞いていると「なるほど」と思える人が多いようで一種の怖さを感じました。
そして今夜の報道ステーションで、自民党高村副総裁が外務大臣だった99年当時、集団的自衛権の行使を強く否定していた映像を取り上げており目を見張りました。16年も経過すると自分自身の発言を忘れてしまう副総裁・・・、戦後最悪の戦争法案で岐路に立っている日本、もうここまで来ると国民に信を問うしかないのではと、ふとそんなことを考えてしまう終日です。