昨日の衆院憲法審査会では憲法学の専門家3人を参考人に質疑が行われましたが、憲法解釈変更による集団的自衛権の行使を含む安全保障関連法案について、3人全員が「憲法違反」というニュースに驚きました。
特に自民公明党が呼んだ早稲田大の長谷部恭男教授は、安保法案について「憲法違反だ。従来の政府見解の基本的な論理の枠内では説明がつかない」と明言です。与党の参考人が政府の法案を否定するという異例の事態で、この後の菅官房長官は「違憲ではないという学者は他にもたくさんいる」と、まさに“人選ミス”とでも言いたいのでしょうが何ともおぞましい会見でした。
また3日には、憲法学者171人が安保関連法案は「憲法違反」で重大な問題をはらんでいるとして国会に対し、拙速に採決を行わないよう求める声明を発表し、明治大学の浦田一郎教授ら6人が会見です。「どのような場合に武力行使ができるのか重要な論点で、答弁が総理大臣や各大臣によってまちまちで、多くの国民が法案の全体像を理解できていない。このような状況で採決するのはあまりに危険で、民主主義社会における重要な法律の通し方としては失格と言わざるをえない」と述べていました。
今日は朝からどんより雲の中を、上越市三和区まで車を走らせました。目的地は陶芸教室の先生の音&土(ねんど)工房で、何度も行っているのにいつも道を間違えてしまいます。以前は三和区総合事務所の方へ行ってしまい、「通りが一つ違っています」と言われても街なかとは違い一つといってもかなり離れているので閉口しました。
今日は同じことを繰り返すまいと思いながら国道8号から18号バイバスに入り、しばらくしてイオン大型店の所を左折し水田の中をどんどん東へ進むと「あれっつ?」、253号の方向へと・・・。さあここからが大変で、カーナビを三和中学校に設定したものの碁盤の目のような道ではないのでグルグルと大回りをしてやっと到着です。
最初に一つ道を間違いおかしいと思ったら直ぐに引き返せばよいものの、ヘンな自信と思い込みでとんだことになってしまい、そんなことで憲法学者らからも「憲法違反」と言われる安保法案と重ねてしまう一日でした。写真は三和区からの帰途、きれいな四角錐の米山(992.5m)を遠くに見ながら広い越後平野の水田を撮りました。