8月19-20日
世界遺産になる前から、富士山に登りたいと思って数年経つがなかなか決断ができなかった。毎年おこなう健康診断でも、悪いことがちらほら見つかりだす。自分の体力から考えると、今年が、最後のチャンスのように思えてきた。娘も同行してくれるというので、2週間前に、旅行会社のインターネット予約をする。2日間で1万5千円のパック。1日目は、6時半西船橋駅から、バスで富士山5合目吉田口10時到着。ペットボトル2本買う。ガイドのかたの指導で準備体操をして、約40人のグループが11時から登山開始する。(小学生とお母さんの組み合わせが4組と男女の若者グループが大半、60代の男性は、私を含めて3人だが、私が一番上に思えた。)先頭には、ガイドの女性が、歩き、しんがりは、添乗員の男性がつき、自信のない人は、前方に歩き、ガイドさんの歩きをまねして欲しいと言われたので、前方を歩くことにしたが、最初は、何の苦もなく、すいすい歩けると、後ろに回ってくれとガイドさんに注意されてしまった。歩道が固いところは、良かったが、だんだんと砂利道、岩場等歩きにくくなると、体力が消耗してくる。特に砂地では、足を前へ運んでも、後ろにずれて、重心がとれず、疲労感が増す。ストックか、金剛杖を買ってくれば良かったと後悔する。6合目、7合目になると脱落者が相次いで、添乗員のかたが、6合目、7合目の山小屋に連絡してくれて、自己負担で宿泊することができるようだ。8時には何とか8合目の予定の山小屋に到着した。8人くらいが到着しなかった計算だ。9時間もかかっているが、脱落者との連絡に添乗員が手間がかかってしまったのも一因だろう。山小屋で夕食のカレーを食べ、9時就寝、寝袋と毛布がぎっしり敷かれて寝返りも打てない狭いスペースである、寝袋の中で足が、延ばせないと思ったら、両足吊ってしまった。痛みをこらえて30分後に回復して、さあ眠ろうと思ったが、部屋内は、熱気で暑くて、眠れない。いびきもほとんど聞こえない。ついに一睡もできずに1時の起床時間になってしまった。ほとんどのひとも眠れなかったようだ。ただ、疲れが少しはとれた。外は、非常に寒かったが、ガイドさんから登頂するときは昨日の服装に1枚増やせばよいといわれていたので、ゴルフ用の厚手のシャツを着込んで、1時半に頂上を目指して出発するが、ひとでいっぱいで、前へ歩けない。止まると寒さが厳しく震えだすがリュックからレインウェアを出す気力がなくなってきた。登山道が込み過ぎて、歩けなくなったので、ガイドさんが機転を利かせて、下山道から登ることになったが、下ってまた、登る、また、予定よりもかなり遅くなってしまったので、休憩回数が少なめになってしまった。もう1時間で頂上となるところで、スタミナが切れて高山病の症状が出てきた。息は、吸うよりも、吐くほうに力を入れよといわれ、実行して何とか歩きだすが、また、ストップ。道の真ん中で座り込んでしまった。また、指の薬指も凍傷にかかったように感覚がマヒしてしまった。後30分で頂上だと言われて、発奮して登りだす。ふらふらになりながら、なんとか、4時に頂上の鳥居の前にたどりついた。お鉢めぐりの1時間コースは、辞退して、頂上の4軒の食堂の一つでトン汁を頼み、身体を温め、5時ころの御来光を待つことにした。ガイドさんからも、こんなに素晴らしい御来光は珍しいと言われ、やっと体験してよかったと実感できた。
帰りは、頂上へ登れずに今朝リタイアした5人を8合目山小屋でピックアップしてから、各々まっしぐらに下山した。下りは、3時間半で5合目に到着。
達成感が、一挙に湧いてきた。
●反省のもとで、是非携帯すべきものを記す。
1、帽子 2、手袋(軍手で十分) 3、レインウェア 4、防寒具(レインウェアの下に着るもの)5、ヘッドライト(手で持つ懐中電灯では、疲れる。)6、ステッキか金剛杖 7、Tシャツ(下着代わりにもなる。)8、ペットボトル2本と吊る道具(リュックを下さずに飲める工夫が必要)9、ティッシュペーパー 10、ばんそうこう 11、100円玉多数(トイレは、有料、それぞれ200-300円)
○あればよいもの
1、スパッツ(靴に石が入り込まない)2、カメラ
Xいらないもの
1、山小屋での着替え(疲れて着替える体力なし)
山頂からの御来光
4時半
4時40分
4時50分
4時55分
5時3分
5時7分
下山風景
世界遺産になる前から、富士山に登りたいと思って数年経つがなかなか決断ができなかった。毎年おこなう健康診断でも、悪いことがちらほら見つかりだす。自分の体力から考えると、今年が、最後のチャンスのように思えてきた。娘も同行してくれるというので、2週間前に、旅行会社のインターネット予約をする。2日間で1万5千円のパック。1日目は、6時半西船橋駅から、バスで富士山5合目吉田口10時到着。ペットボトル2本買う。ガイドのかたの指導で準備体操をして、約40人のグループが11時から登山開始する。(小学生とお母さんの組み合わせが4組と男女の若者グループが大半、60代の男性は、私を含めて3人だが、私が一番上に思えた。)先頭には、ガイドの女性が、歩き、しんがりは、添乗員の男性がつき、自信のない人は、前方に歩き、ガイドさんの歩きをまねして欲しいと言われたので、前方を歩くことにしたが、最初は、何の苦もなく、すいすい歩けると、後ろに回ってくれとガイドさんに注意されてしまった。歩道が固いところは、良かったが、だんだんと砂利道、岩場等歩きにくくなると、体力が消耗してくる。特に砂地では、足を前へ運んでも、後ろにずれて、重心がとれず、疲労感が増す。ストックか、金剛杖を買ってくれば良かったと後悔する。6合目、7合目になると脱落者が相次いで、添乗員のかたが、6合目、7合目の山小屋に連絡してくれて、自己負担で宿泊することができるようだ。8時には何とか8合目の予定の山小屋に到着した。8人くらいが到着しなかった計算だ。9時間もかかっているが、脱落者との連絡に添乗員が手間がかかってしまったのも一因だろう。山小屋で夕食のカレーを食べ、9時就寝、寝袋と毛布がぎっしり敷かれて寝返りも打てない狭いスペースである、寝袋の中で足が、延ばせないと思ったら、両足吊ってしまった。痛みをこらえて30分後に回復して、さあ眠ろうと思ったが、部屋内は、熱気で暑くて、眠れない。いびきもほとんど聞こえない。ついに一睡もできずに1時の起床時間になってしまった。ほとんどのひとも眠れなかったようだ。ただ、疲れが少しはとれた。外は、非常に寒かったが、ガイドさんから登頂するときは昨日の服装に1枚増やせばよいといわれていたので、ゴルフ用の厚手のシャツを着込んで、1時半に頂上を目指して出発するが、ひとでいっぱいで、前へ歩けない。止まると寒さが厳しく震えだすがリュックからレインウェアを出す気力がなくなってきた。登山道が込み過ぎて、歩けなくなったので、ガイドさんが機転を利かせて、下山道から登ることになったが、下ってまた、登る、また、予定よりもかなり遅くなってしまったので、休憩回数が少なめになってしまった。もう1時間で頂上となるところで、スタミナが切れて高山病の症状が出てきた。息は、吸うよりも、吐くほうに力を入れよといわれ、実行して何とか歩きだすが、また、ストップ。道の真ん中で座り込んでしまった。また、指の薬指も凍傷にかかったように感覚がマヒしてしまった。後30分で頂上だと言われて、発奮して登りだす。ふらふらになりながら、なんとか、4時に頂上の鳥居の前にたどりついた。お鉢めぐりの1時間コースは、辞退して、頂上の4軒の食堂の一つでトン汁を頼み、身体を温め、5時ころの御来光を待つことにした。ガイドさんからも、こんなに素晴らしい御来光は珍しいと言われ、やっと体験してよかったと実感できた。
帰りは、頂上へ登れずに今朝リタイアした5人を8合目山小屋でピックアップしてから、各々まっしぐらに下山した。下りは、3時間半で5合目に到着。
達成感が、一挙に湧いてきた。
●反省のもとで、是非携帯すべきものを記す。
1、帽子 2、手袋(軍手で十分) 3、レインウェア 4、防寒具(レインウェアの下に着るもの)5、ヘッドライト(手で持つ懐中電灯では、疲れる。)6、ステッキか金剛杖 7、Tシャツ(下着代わりにもなる。)8、ペットボトル2本と吊る道具(リュックを下さずに飲める工夫が必要)9、ティッシュペーパー 10、ばんそうこう 11、100円玉多数(トイレは、有料、それぞれ200-300円)
○あればよいもの
1、スパッツ(靴に石が入り込まない)2、カメラ
Xいらないもの
1、山小屋での着替え(疲れて着替える体力なし)
山頂からの御来光
4時半
4時40分
4時50分
4時55分
5時3分
5時7分
下山風景