すとう信彦 & his band

社会起業家(チェンジメーカー)首藤信彦の日常活動とその仲間たち

また株が下がる!

2008-11-20 22:50:09 | Weblog
また500円も株(日経平均)が下落。しかし、絶対額が下がり続けて、何か下落慣れしてきた感がある。十分に競争力のある企業がありながらこれだけずるずる株価がさがるのは、買い手が気持ちを整理して反転するタイミングをつかめないのだと思う。何よりも政治のテイタラクが痛い。麻生総理の失言、妄言、暴言を聞いていると、何かこのままずるずる経済が落ち込んでいくような気分になってします。不況のときはケインズのいうアニマルスピリットが不可欠だが、生き生きとした息元というより、ナメクジのような雰囲気になっている。
それにしても連日連夜の麻生失言、妄言は何かうっかりしていたとか、言い間違えたというものではなく、この人物の実像がそうなのだろう。普通、これほど失敗すれば落ち込むものだが、本人はこれが地なのか意外と平気。しかし、いつまで我々国民もこの茶番に付き合わされるのだろうか?虚しさと怒りの混ぜ合わさった不思議な気分だ。

地金の見えた麻生総理

2008-11-19 22:42:20 | Weblog
麻生総理の言動の劣化が激しい。元厚生事務次官に対する事件に対する姿勢もまるで他人事のような発言で、この凶悪事件に対する対応指示もそうだが、今の社会情勢からこのような事件が発生しているという認識がないのだろう。一連の事件がテロなのか否かは、犯人の声明もないから、現時点で明確でないのは事実だが、政府代表としては、類似事件の発生も含めて、はっきりした政府の姿勢を示すことが大事だろう。ネット掲示板などでは麻生首相の漢字の読み間違えがリスト化されているが、今日も被害者の怪我をカイガと発言した映像がネットで流されていた。まあ、それは言い間違えと強弁できないことはないが、全国知事会で、現在の医師不足の責任は医者にあるという発言。医療崩壊の現実を知らないのだろうか?麻生氏の迷言、暴言、それを平然とニュースで取り上げるようになったメディア各社の対応などを考えると、麻生政権の終焉もそう遠くないように思える。

元厚生次官への連続攻撃

2008-11-18 23:33:55 | Weblog
国会が参議院でテロ特措新法をめぐって空転し、会期内の成立が困難になった。政府はおそらく11月30日の会期を延長して衆議院の三分の二を使っての再可決のために臨時国会を延長するだろう。それでも、金融機能強化法案の行方も、なにより第二次補正予算案が提出されるのか否かも明確ではない。
このように、社会全体に閉塞感の漂う環境において二人の元厚生次官の自宅への攻撃が距離的に大きく離れた場所で発生した。これが厚生行政特に年金問題をめぐる政治テロなのか、個人的な恨みか、現時点では何もわからないが、犯行に計画性があることを勘案すると、犯人はやはり何らかの政治的意図をもっているのではと推察される。軍部内の暴走、不況の圧力そして社会不安を考えると、日本を軍国主義の路線に引きずり込んだ昭和初期の忌まわしい時代環境が思い出されてならない。一刻も早く選挙を行って、思い切った政治を行って社会を明るくしなければならないと思う。

やっぱり波乱序曲

2008-11-17 23:13:53 | Weblog
予想したとおり、麻生首相の帰国直後から波乱序曲スタート。民主党の党首会談要請が最初のキータッチとなったが、おそらく次のタッチは自民党主流派、それに反主流派がキータッチしはじめるのだろう。しかし、民主党の行動は何か切羽詰って唐突な感じがする。もう少しタメのある駆け引きがあってもいいと思う。案の定、メディアは選挙に追い込めない民主党の焦りのようなコメントが多かった。しかし、この話しはもっと裏がありそうだ。問題があるとすれば、いくらでも引っ張れるはずのテロ特措新法の採決の早期妥協約束が、自民党側に第二次補正予算国会提出の先送りをつけ込まれてしまったのでは?
最初のタッチがどの指、どのキーであれ、すでに曲は動き出した。麻生政権の支持率も危険水準の3割を一瞬で割り込んでしまった。このままでは景気対策も含め、複数の衝突が起こって終盤国会は極端に不安定なものになるだろう。気を引き締めて活動に向かおう。

秋雨の時期かな

2008-11-16 21:30:09 | Weblog
午前中はインターバンド事務所で12月のバングラデッシュ選挙の打ち合わせ。バングラはインターバンドとしては2回目の監視だが、前回はここまでイスラム圏のテロも高度化していなかったし、何よりも反日感情は強くなかったので、情報収集と同時により慎重な準備と覚悟がいるとスタッフと話し合った。事務所のPCが通信不能でまいった。
午後から街宣にでたが、氷雨がちらつき身にしみる。特に頭にふる雨滴は体を突き抜けるような瞬間がある。それでも多くの方からエールを送っていただき、一挙に体力気力回復といった感じになる。まあ、誰に聞いても、麻生政権はひどいという。新聞各紙は一斉に選挙が4月以降に順延みたいな話しを書いているが、これまでの経験から、こうした一斉報道はかえって怪しい。麻生氏帰国後は国会は大荒れになると思う。

270円のマツタケご飯

2008-11-15 22:36:36 | すとう信彦の料理談義
麻生首相がひたすら選挙を逃げ回っているので、会期末に向かってそのうちにまた緊張し国会運営も行き詰るとは思うが、とりあえずは目前の解散はあるまいというところから、スタッフの皆さん含め順繰りに小休止をとることにして、小生も久しぶりに農場に向かった。ところが、協働作業の時間にだれもいない。ああ、例年、収穫祭のあとは一回休むのだっけと思い出した。農園は整然と冬野菜が定植され、まぶしいまでの光景。小生のポーションも皆さんでカバーしていただいたか、ブロッコリーも水菜も大根もレタスも皆立派に育っていました。ただひたすら感謝!大根など収穫しているうちに仲間が何人か集まってきて、白菜を前に政治談議。ついつい力が入ってしまう。
カブを間引き収穫して、今夜はカブとシーフードのクリームシチューにすることにした。
川和の農園からララポートに行って、食材を見ていたら、ななんとトルコ産マツタケが732円とある。中国・北朝鮮やカナダ産というのは知っていたが、トルコ産とはね?それでも最近はフィンランドからも輸入しているらしいから、マツタケというのは世界中で採れて、しかも現地ではにおいがきつくて食べないから、けっこう安価に輸入できるらしい。トレイにパックされたトルコ産マツタケは重さで値段が決まっているらしく、ばらつきがある。何と270円というのがあったので、躊躇無く購入(実はそれでもけっこう悩んだ)。
洗ったあと、薄切りにして、薄口醤油と酒につける。米は一度洗って乾かしておく。あとは定量を炊飯器をセットして、水気がなくなりそうなころ、蓋をあげて軽く味付けされたマツタケを入れて余熱でしばらく置き、炊き上がれば、かき混ぜれば出来上がり。本モノと見間違えるばかりのマツタケご飯ができました...といいたいところだが、本物を知らないので、まあ自己満足かな。
ただし、ホワイトシチューとは必ずしも会わなかったな。マツタケご飯はやはり金目の煮つけがいいかな。

IMF改革とオバマ政権

2008-11-14 23:20:23 | Weblog
20カ国緊急金融会議がワシントンで始まる。オバマ氏は参加せずにオルブライト元国務長官を代表として送り出した...このことにオバマ(その政策スタッフ)の持つ高い能力と新政権への覚悟とをひしひしと感じる。テーマは現在のサブプライムローンの破綻による世界金融危機への対応だけでなく、IMFの改革、より正確に言えば、ブレトンウッズ体制の改変が浮かび上がる。1944年夏いまだ大戦の帰趨も明確でなかった時期に、ニューハンプシャー州のブレトンウッズに各国財政首脳が集まり、戦後の世界経済体制を議論した。その結果、IMF,IBRD,そしてITOの三機関による管理システムが作られた。そのうち貿易の管理を目的としたITOが流産し、GATTと姿をかえて細々と世界貿易を管理した。そのIMFが世界情勢の激変を受けて危機にたたされたのが、1970-73年の経済危機であったが、その時も今と同じに唯一の超大国アメリカの足を引っ張ったのがベトナム戦争だった。いまやIMFはヨーロッパや日本の登場ではなく、EUの確立そしてBRIC諸国の登場によって本質的な構造変革を迫られている。今回の会議はその意味で緊急金融対策会議などを超えた歴史的な新国際金融制度の出発点となるかもしれない。はたしてそこへ不動産バブルの不良債権処理を実績にのこのこ出て行く日本側に、この会議の位置づけも意味も理解されているのだろうか?
問題はオバマである。民主党がすでに過去の人となった元国務長官オルブライト女史を担ぎ出してくるには、新しい国際金融管理のグランドデザインへの構想を模索しようとするのではないかと思う。オルブライト以外にもその路線で活動しそうな民主党系の人材の顔が目に浮かぶ。何の確証もないが、大統領選後の一連のオバマのすばやい動きには背筋が寒くなるような戦慄を覚える。

麻生氏には政局より政策より大事な遁走?

2008-11-13 20:35:20 | Weblog
案の定、給付金については全国の自治体から火を噴くような批判が巻き起こった。実はそれはまだ知事・政令指定都市首長のレベルで、実際に事務を担当する自治体は問題の巨大さに口を閉ざしている。高額所得者の線引きをするには、個人情報である所得申告と住民情報である世帯を一致させなければならないが、まさか電卓やエクセルのドラッグでするわけではないから、三菱UFJ銀行端末統合とまではいかないにしても巨大ソフトが必要となる。その開発費と時間それにバグが出た場合の対応など考えると気が遠くなる。何よりもそれは新規にソフトを発注するのだが、その費用を予算化すれといったい幾ら事務コストがかかるかわからない。それは保険未払いや年金のトラブルを見ればいいだろう。実は今日、地方議員とこの問題で話したが、そんな費用はないので、金持ちが辞退したぶん、お金があまるから、それを充当したらというアイデアが議会ででているとのこと。確かに、お金はカバーできるのだが、それはある種のネコババじゃないか?制度が犯罪を助長するようなことがあってはならないだろう。
さらに仰天したニュースは政府自民党はこの給付金を盛り込んだ補正予算案を国会に提出しないで臨時国会を閉会するという?!一瞬一刻でもはやくキャッシュを困窮層に提供するために、選挙(政局)を実施せず、あえてより国民生活に必要な補正予算の実施(政策)を選択したのではなかったのか?!ナイフを振りかざして襲ってくる犯人に、それを逮捕すべき警官が通行人をほって真っ先に逃げ出したテレビニュースを見たことがあるが、麻生氏の遁走はまさにこれに匹敵するのでは?
連日のように麻生氏の人を食った記者会見の内容が報道されるが、新聞記者というのは辛抱強い人たちなんだなと思う。いやあ小生などがその場にいたら何を言うかわからないね。記者にならないでよかった。

迷走から大迷走へ

2008-11-12 23:24:59 | Weblog
与党間協議で2兆円給付の大枠がきまった...と言っても、きまったのは政府が責任をとらず、具体的支給方法も決まらず、高額所得者の足きりも含め最後はすべて自治体に下駄をあずけるという仰天の合意。しかし、それでも現実の問題が解決できない。すべての自治体がすべて所得制限をしなければそれはそれで可能だろうが、それでは困窮家庭生活支援の意味がない、麻生政権の目玉政策が羊頭狗肉だということになる。それですら、窓口の自治体の作業量とリスクは大変なものだ。i以前の地域振興券でも数百億の費用がかかったが、今回は1000億のレベルを超えるのでは?そうした支払い事務を可能にするコンピューサーソフトの作成時間とコストも想像を超えるものとなろう。そうした追記費用はどこに予算化されているのか?それとも補正予算で新たに組み込むのか?横浜で区単位で手続きをするとなると、窓口に何十万の該当者が殺到したらどうなるのか?支払いを現金となれば、区役所が事実上、銀行になる。銀行送金となるとこれだけの事務量ではかならず大量の間違い送金が生じるだろう。そもそも受取人が世帯主になるのか、別会計の配偶者、家にいる高校生になるのかも...要するにすべて市町村に依存することになる。隣町と待遇がことなれば、住民訴訟の対象ともなるだろう。
本来、政府が責任を持って実行すべき政策と基本基準を自治体に丸投げするなら、もう自治体は独立国になったらよい。
基本的な疑問だが、財源の特別会計の流用が法改正なしにできるのか、個人ベースで把握されている所得と税額が個人情報問題に触れずに世帯ベースで集計できるのか?それもわからない。
こうした問題点を予想した上で補正予算案を11月末の臨時国会期限までに国会に提出しなれれば、年度内に支払い(ばら撒き)を実行するのすあ困難だが、政府もう補正予算案の臨時国会提出は見送る可能性が大きい。
結論的に言えるのは、これを短期の景気対策に使うのは、デッドロック(動かないカギ)だということだ。
給付金問題ははからずも政府はもはや機能していない、政権放棄状態にあることを露呈させた。選挙で野党への転落を恐れる自民党政府が選挙を逃げるのは、わからぬわけではないが、それなままず内閣総辞職をして、政府を新たに形成する必要があるだろう。

麻生総理のやりたいことは総理大臣!

2008-11-11 23:59:23 | Weblog
神奈川連合の大会に出席。ゲストで来ていた社民党代表の福島瑞穂さんの話しでは、麻生さんは別にやりたいこと(郵政民営化、アジア外交、洞爺湖サミット...)があるからとか、何かやりたいから総理大臣をやっているのではなく、要するに総理大臣というポストの役をやりたいだけだ、好きな趣味も総理大臣だとの辛口批評。皆さんなっとくしたと思う。そのあと廊下で立ち話して、「それならいつ総理に飽きてやめるのか?」と聴いたら、安倍総理と同じで1年はやりたいのではないかとの分析。なるほどね、そういう見方もあるのだなと感心はするが、そんなことであと一年も粘られたら、日本はもうメチャクチャになってしまうだろう。一刻も早い退陣か解散をもとめなければならない。
しかし、どうもこうも寒いね。選挙も先延ばしとなり、駅頭演説も心なしか気が入らない感じがする。