すとう信彦 & his band

社会起業家(チェンジメーカー)首藤信彦の日常活動とその仲間たち

巷に降る氷雨

2008-12-17 22:53:05 | Weblog
街頭に立つ間にも氷雨が髪の毛を通り抜けて頭に染み入る感じ。この寒空に派遣契約を打ち切られ、寮の退去を求められている派遣社員や期間工の皆さんの苦境はいかばかりか。他人事ではないが、何とかしようにも政府は何も具体的な行動に踏み切れない。連日のように文章表現で自民党内はコップの中の嵐。ボランティアの皆さんもつぎつぎ風邪にかかり、活動もペースダウンしそうだが、なんとか踏ん張っている。それでも時々、妙な動きがあると疑心暗鬼になる。今日は、連合に行って相談。いろいろアドバイスをいただき参考になった。やはり時々、自分を外側から見つめる必要があると痛感。今日の成果かな。
しかしまあ今日のニュースでぶったまげたのは、自民党幹事長の細田氏が離党しようとしている議員を「そんなやつには刺客を送って落としてやる...」みたいな恫喝をしたという記事だ。この人にはしっかり民主主義というものを教えてやる必要がある。小泉政治の負の遺産は明らかだろうが。いや自民党ではまだ小泉の刺客選挙が成功体験として引き継がれているのかも知れないね。政治も所詮、人が行うものだから、そこに憎悪や嫉妬の感情が入り込むのはやむをえないとしても、与党の代表者がする発言だろうか?何か氷雨よりも寒々としたものが体の中を突き抜ける。

最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
発想の転換を・・・ (主婦N)
2008-12-18 20:35:10
日頃の地道な政治活動地域活動、微力ながら声援を送っている一主婦です。

リーマンブラザーズの破綻により、アメリカのサブプライム問題が、雇用破綻、派遣切りの現実を産んでいます。確かに、これは大変なことなのですが、テレビ等で当事者の話をきいていると、ちょっとした発想の転換をしたらもう少し展望も開けるかも・・・と思うこともあります。たとえば、田舎に行くと、食の根幹の農業を60代~70代が担っていて、後継者不足、若者不足です。

あるテレビの特集で、失業した若者が、ハローワークで、「農場」を紹介されて、渋っているシーンがありました。

農場とか農家に雇用があるのなら、そこは、最も活路が見出されるところだと素人ながら思うのです。

今の日本が、成功した経済社会の夢をあきらめられない・・・というか、いつのまにか、今の若者も夢を見させられていたように思います。

考えてみたら、卒業して会社なり何なりに就職することに何の保障があるというのでしょうか・・・(極論です・・すみません)。

私は、農業のような分野にも活路を見出されるべきと思います(首藤さんは、農園をされていて興味深い発言されていますね)。今、テレビで流れている、「生産調整」という言葉・・・農業の世界では、とうの昔に行われていて、自給率がこんなになってしまいました。でも、国を挙げて対処しようとしていません。

でも、会社の生産調整には、異常なくらい反応するのが私たちの社会です。

政治には、もっと雇用をとかれた人々に、発想の転換を促すような提案を・・・これを契機に、生き方を見直せるチャンスにするような、そんな政策を望みます。

不安だ・・不安定だ・・・と不安をあおっていてもはじまらないと思うのです。
返信する
3000年のDNA (首藤)
2008-12-18 23:01:03
おっしゃるとおりです。ただ若者は土に親しんだ経験がないので、恐怖感があるのでは?小生などの年頃では、首都圏と言ってもごく狭い地域で、現在の住宅地になっている藤沢や府中などには子どものとき釣りにいったり、渋谷の自宅でもトイレは汲み取り式で、臭い思いをしたものです。
それでも一度、土に親しむと、たちまち3000年間蓄積されたDNAが活性化して、みなさん「いやあ、こりゃ俺の天職じゃないか」なんて思ったりするようです。さて、問題はそこからで、それを職業にするには、厳しい農作指導それに農家経営を成り立たせるノウハウや制度が必要ですが、そこらがメチャクチャにプアです。何より農業指導員が必要で、高齢の農家の皆さん全員がその能力があるわけではありません。
課題は山積ですが、現職に復帰したら、かならずこれにも手をつけます。
返信する
期待しています! (主婦N)
2008-12-19 12:02:06
お忙しい中、コメントをありがとうございます。
確かに、農業を第2次産業、第3次産業にする点においては、プアーですね・・・(実際、農家やJAなどが及び腰です・・あ、最近、農業を第6次産業と位置づける取り組みがあります。6次とは、第1次、第2次、第3次を全部たした数です。食品加工、流通、PRすべて含めて農業をとらえようという発想です)。

最近は、古くから伝わる作物を加工品にしてPRするような活動も広く展開をみせてきて、M城県のある村の村おこしを全面的に担っているのは、T北大学の大学院生で、その方は、住み着いてそこで活動していました。その方のIT技術が村おこしに役立っていて、年間3000人がグリーンツーリズムにそこをおとずれるそうです。

農業を担う・・というとちょっと重くなるのですが、
多面的に考えると、農業も関与の余地があると感じました。ただ、首藤様のおっしゃるように、継続するのは大変かと思います。でもそれを承知の上で、農業や村おこしにこそ、若い力が必要です。私の友人も厳しい研修を経て、茨城で百姓を始めました。インタネットで発信していて、おもしろい取り組みです。

また書き込みさせていただきます。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。