朝からBBCの速報をみていた。両陣営の参加者のコメントやスタジオでの評論家のコメントなどがリアルタイムで見れる時代のアメリカ代表選だが、実は最も参考になったのが昨夜のBSのオバマ・オムニー比較番組だった。両者がどいいういきさつで大統領選挙に登場してきて、11月6日の選挙のフィールドにたったかを要領よくまとめてあった。共通しているのは両者が若い・早い時期からただひたすら大統領を目標にキャリアデベロップメントに務めている状況だ。日本でも政治家は皆総理大臣を目指す...とは言うが、ここまで明確な目標を持って馬車馬のごとく最短距離を走る政治家はいないと思う。それにしてもすさまじいPR合戦というか、ネガティブキャンペーン合戦だった。両者で5000億円近いと報道されているが、次は1兆円相当にまで膨らむかも知れない。「はたしてこれが民主主義ですか?」と言いたくなるがそれはまた後日。
オバマ大統領は勝利したが、前途は開けていない。大統領になるまでは「共和党も民主党もない、黒人も白人もヒスパニックもない一つの合衆国」を標榜していたが、議会は両党の対立が激化し、民族間対立も、貧富格差も広がり、絶望が蔓延している。
そもそも途中まで圧倒てしかも、ロムニー氏がつぎつぎと失態と失言を繰り返している中で、ころほど接戦に追い込まれたのは、ようするにオバマ政権に対する不満の広がりだろう。グローバルな外交も、アジア太平洋の問題もさらに難しくなりそうだ。日本への圧力は確実に強まる。
今回のオバマの勝利にはオハイオなど自動車産業の州の貢献が大きかった。その意味でTPPを梃子として日本市場をこじ開けるオバマ政権の貿易圧力はさらに激化するに違いない。
オバマ大統領は勝利したが、前途は開けていない。大統領になるまでは「共和党も民主党もない、黒人も白人もヒスパニックもない一つの合衆国」を標榜していたが、議会は両党の対立が激化し、民族間対立も、貧富格差も広がり、絶望が蔓延している。
そもそも途中まで圧倒てしかも、ロムニー氏がつぎつぎと失態と失言を繰り返している中で、ころほど接戦に追い込まれたのは、ようするにオバマ政権に対する不満の広がりだろう。グローバルな外交も、アジア太平洋の問題もさらに難しくなりそうだ。日本への圧力は確実に強まる。
今回のオバマの勝利にはオハイオなど自動車産業の州の貢献が大きかった。その意味でTPPを梃子として日本市場をこじ開けるオバマ政権の貿易圧力はさらに激化するに違いない。