すとう信彦 & his band

社会起業家(チェンジメーカー)首藤信彦の日常活動とその仲間たち

TPPシンガポール会議報告

2013-03-13 23:30:58 | Weblog
ほぼ事実上の事務局会議としては最終回(残るは9月の署名直前の最終回のみ)のTPPシンガポール会議が閉幕。今朝、それにアメリカNGOの資格で参加した内田聖子さんが会議内容を国会内で開催された「TPPを考える国民会議」で報告。同時に、アメリカの貿易問題を監視するNGOグループ、パブリックシチズンのワラッチ代表がビデオメッセージをよせて、「日本の皆様、こんなにひどいTPPに加盟するのですか?あまりに屈辱的ではありませんか}と訴えた。
この会議ではやはり恐るべき内容が暴露された。完全秘密会という一方で数十の多国籍企業がそれぞれブースを設営して営業活動したり、もう完全に多国籍企業とアメリカ政府の共演・協働の様相を呈してきた。
中でもアメリカ貿易交渉担当高官より、まだ日本の参加が表明されていないのに、「日本は入れることになったが、カナダ・メキシコと同様に、後発参加国にはいっさい過去の交渉内容も開示しないし、すでに決まったことへの最低限や変更要請は拒否する...」みたいな発言が参加国になされたとのこと。これでは、例外を求めるとか、センシチブ品目はアメリカもあるから今後の交渉で認められる可能性がある...なんていう言い訳がまったく虚偽のものであることがわかった。諸外国が決めたことを自動的に飲まなければならないなら、国会もいらないし、憲法放棄にひとしい行為だと思う。こんなひどい状況は実は昨年からなんどもマスコミに報告したのに、一切報道されなかった。マスコミの責任もあまりに重いといわざるをえない。世も末とはこういうことだ。

最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (unimaro)
2013-03-17 16:16:50
お疲れ様です。
疑問なのですが、安倍等自民議員たちもわかってやっているはずなのですが、なぜそこまでしてやらねばならないTPP、なのでしょうか? 彼ら日本側の目的が全く見当つきません。まさか「指令されたからやる」だけではないでしょうし。また、TPPに乗じて国内利権の増大とか、今更ここまで疲弊した我国にそこまで求めるほど能無しでもないと思うのですが。
復活出来ないどころではなく、我が日本国が滅亡に瀕します。アメリカは、他のTPP加盟国にはそこまでやらないでしょうが、我が日本には可能な限り攻撃的に仕掛けてくるでしょう。そんなこと私にでも見当つきます、今までが今までですから。

なので、なぜ?
なのでしょう、どうか、何か見当付くようであれば、お教えいただければ幸いです。
これからもご健勝されますようお祈り申し上げます。

 unimaro 拝
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。