会津八一&団塊のつぶやき

会津八一の歌の解説と団塊のつぶやき!

会津八一 1552

2017-09-29 21:20:05 | Weblog
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放浪唫草・第58首(会津八一) 2014・7・21(月)

 観世音寺の鐘楼にて(第4首)     解説 

  つき はてて くだる しゆろう の いしだん に 
           かれて なびかふ はた の あらくさ 

  (撞き果てて下る鐘楼の石段に枯れて靡かふはたの荒草)

 枯れ草の靡く鐘つき堂は閑散としている。菅公の悲哀と一人旅の八一が目の前に浮かんでくる。