会津八一&団塊のつぶやき

会津八一の歌の解説と団塊のつぶやき!

会津八一

2017-09-09 23:21:07 | Weblog
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放浪唫草・第41首(会津八一) 2014・5・7(水)

 自性寺(じしようじ)の大雅堂にて(第3首)    解説
     
  なほざり に ゑがきし らん の ふで に みる
           たたみ の あと の なつかしき かな

  (なほざりに描きし蘭の筆に見る畳の跡のなつかしきかな)

 畳の目の跡を南画の中に見る書家会津八一の眼。
 蕪村は和紙を畳の上に直において描き、岩肌の感じを出したと言う。