会津八一&団塊のつぶやき

会津八一の歌の解説と団塊のつぶやき!

会津八一 1549

2017-09-26 19:17:13 | Weblog
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放浪唫草・第56首(会津八一) 2014・7・12(土)

 観世音寺の鐘楼にて(第2首)     解説

  いたづき の たぢから こめて つく かね の 
        ひびき の すえ に さぎり は まよふ 

  (いたづきの手力こめて撞く鐘の響きの末にさ霧は迷ふ)

 病身だが力を込めて鐘をついた。その響きは夕霧とともに漂い消える。