半農・半Xの生活

思いついたことを思いついた時に綴ります。

これで片が付いたわけでもない

2018年02月05日 14時11分44秒 | 日記
この結果は、全く予想できなかったことでもない。
勝負に例えるのは不謹慎とは思いつつ。
負けに不思議な負け無しで、敗因は必ずある。
例えば辺野古基地についての争点隠しであり、勝者は、
討論会の誘いに一切応じなかった。
とは言え、有権者には各候補の基地に対する立ち位置
は理解できていたとは思う。
当選者に投票した有権者の中にも基地に反対する者も
多くいたとことも否めない。
しかし、過去の8年間の国との対立が閉塞感と少しずつ
進む埋め立て工事を見るにつけ、あきらめも出た気がする。
抗うには相当なエネルギーが必要である。
政権や土建屋をはじめ経済界をもあげての応援、前回自主
投票だった創価学会票が今回は大きく流れて票差に大きく
現れた感がある。
見ようによっては、抗うことに区切りをつけ、巨額な経済
政策を選んだと言えば言い過ぎかも知れない。
いずれにしても、この結果はこの秋の知事選にも大きく影
響を及ぼしそうだし、基地反対派には大きなダメージに違
いない。

この騒ぎ、おそらく本土の人間にとっては、南国の島の出
来事ぐらいにしか感じていないのかも知れない。仮に辺野
古基地が完成しても未来永劫米軍基地として残るわけで沖
縄の負担が軽減するわけでもない。本土の人間も厄介払い
のような扱いで、沖縄の人達が基地反対を叫べば、反日だ
と喚き、あの悲惨な終戦から始まる沖縄の苦悩を理解しよ
うともしない。ましてや寄り添う気などあるわけが無い。
いずれにしても、遡れば沖縄処分からはじまる沖縄への処
遇、この先、茨の道は続く、沖縄の人達にとってこれで、
やれやれと言う気にはなれないと思う。
日本国憲法の上に位置する安保条約、日米地位協定がある
限り、沖縄はおろか日本本土には真の独立、平和国家とし
ての安寧など訪れない。