いい加減にしたらどうだ。

消費税税率引き上げを唯々諾々と受け入れ、嬉々として駆け込み
消費に奔走する国民を尻目に、平和憲法の根幹を蔑ろにする法案
や国民主権や基本的人権までも国会軽視で成立されても無関心で
今日の糊口を凌ぐにことに汲々としている国民の様は、何とも無
様である。

偏向マスメデイアが流す日本周辺の緊張の高まりという常套句で、
憲法九条を無きものにし、交戦による流血が余程見たいのか、シ
ョウザフラッグに応え、都合の良い憲法解釈で集団的自衛権の行
使容認をし、更には時代にそぐわなくなったからと平和主義を捨
て去り、積極的平和主義と嘯き武器輸出三原則の実質廃止を行う。
こんな偏狭なナショナリストを本人いわく最高責任者に戴く国民
は何とも哀れであるが、悲しいかな当人達はその姿に気づかない。

増税や円安による物価の高騰の反動で、消費の減少で、これから
景気は下落傾向となるのは必至であろうとも、これから発表され
る景気動向や指数は、おそらく下駄をはかせたりした捏造データ
であろうし、これによって、来年の消費税１０%は、成立するだろ
うから、広く国民から収奪された血税は、財務官僚であるシロア
リの甘い汁は潤沢に確保されることとなる。

挙げ句は、自分の懐さえ潤えば、国民がどうなろうが知ったこと
ではないという買弁連中で組織される産業競争力会議が、勝手に
決めて、国会で審議されることもなく、即実施される国家戦略特
区とやらで、多国籍企業にやりたい放題されて、悲哀をみる国民
が格段に増えることが予想される。なにしろ労働者の人権さえも
岩盤と一緒にされドリルの刃で粉砕されるのだから。