半農・半Xの生活

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自然エネルギーにはエネルギーが要る?

2012年09月03日 10時00分41秒 | 日記
この週末、小水力発電シンポジウムがあったので、参加した。
事例発表などの参加発表者は、主に東日本が中心で、北は富
良野、東は富山である。
参加者は約100名で、各自治体やNPOの事例発表がに行わ
れ、一般参加者は高齢者の姿も見られ、熱心にメモをとる姿
も見られ、現在、再注目されているエネルギーであると強く
感じた。

           
           シンポジウム風景
 
           
           事例発表風景

地形が急峻で水が豊富な日本では、明治以来水力発電が主力であ
った。昭和初期には、あの東電が長野県の大きな川である千曲川や
犀川などにダムを造り発電し首都圏に送り続けて来たが、核発電で
無駄な電気を作り過ぎたせいで、水力発電もほとんど稼働していな
い状況で、3.11後の事故を受けて最近、水力発電もフル稼働に
近い状況だと思われる。

電気の地産地消を考えたら、狭いエリヤで括って、そこで必要な電
気を起こすことが最も望ましい姿である。それも全て風力、太陽光、
バイオマスなどの小水力の自然エネルギーで賄えれば最高である。

しかし、自然エネルギーが叫ばれて久しいが遅々として進まない状況
でる。そこにはいろんな問題がある。規制が多すぎること、手続きが
煩雑であること。行政が真剣ではなく腰が重いこと。特に経産省など
は、原発利権を死守したいがために、自然エネルギーには、全くと言
って良いほど力を入れてこなかった。
環境省がおためごがしに、地球温暖化対策と称して、幾ばくかの補助
金を出す程度では無かったのか。

このシンポジウムに参加して、強く感じたのは、やはり、手続きなどの
簡素化などとともに資金も含めて行政の強力なバックアップが必要だと
思う。
そうでなければ、自然エネルギー計画も入り口の所で頓挫してしまう。




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