今年の反省 序

今年も余すところ３週間足らずになってしまった。
本年は、今のところ個人的には、家族も含め大過なく過ごせたことは何より。
味わいきれなかった酒が数多くあることが何より心残りではあるが。それは、
来年以降の楽しみとしておこう。

それよりも何よりも、神経を逆撫でされるような気持ちを味わったのが安倍晋
三一派に乗っ取られたこの国の政治だろう。
その暴挙を挙げれば切りがない。
特定秘密法から始まり、とにかく自分のお友達で構成した私的摘諮問会議とや
らで決まったものを閣議決定し、数にものを言わせて立法化してしまう、

日本語が通じない希有な総理大臣を頂く国民は不幸かと言えば、それ程でも無
さそうで、支持率は６０％を有することから、この国の国民は彼が為すことを
受け容れているらしい。
とは言ってもこの夏に盛り上がった戦争法に反対したり、安倍政治を直ぐにで
も止めたいと思うまともな国民も数多くいるわけだが、悲しいかなこの怒りを
国会に届けるべくまともな政党が存在しないことが悩みの種である。共産党も
身を切る覚悟で団結を呼びかけているものの、民主党はメンツに拘っていてこ
の話も立ち消えになりうである。維新の党と一緒になる話で盛り上がっている
が、所詮、自民党の二番煎じのような政党である、来年の選挙には雲散霧消す
るだろう。

こうなると、安倍自民党が悲願するとする改憲も意外とすんなりと事が運び、
戦前回帰、戦争国家も現実のものになりそうである。

来年の参院選から選挙権が１８才以上となり、その連中がどの程度まともな判
断をしてくれるのかが気がかりではある。

マスメデイアは支配しているこの政権は盤石であり、当分逆風は吹きそうも無
く、神経の逆撫でどころか、生爪を一枚づつ剥がされる思いの年がそこまで来
ていることは確かである。

なにやら反省ではなく、愚痴に近いものになってしまったようだ。