半農・半Xの生活

思いついたことを思いついた時に綴ります。

反転攻勢のきっかけはあるのか

2015年11月14日 06時43分48秒 | 日記
8年前にみっともない辞め方をしたと時は、誰もがこれで安倍の政治生命は
絶たれたと思っただろうし、まさか再び首相の座に就くとは思わなかっただ
ろう。そんな安倍を国民の6割が評価支持しているらしい。
一般の企業であれば、社長の座を突然放り投げたら信用できない人間として
烙印を押され復権は難しいだろう。
今の安倍は、周りの盤石さはまるで難攻不落の要塞のようだ。
民主党政権時、全てにおいて悪意を持った報道をしていたマスメデイアは、
完全な応援団であるから殺人を犯さない限り、政治家として致命的な問題も
相当な悪事もスルーである。
安倍のミクスの失敗も言及もしないし、却ってありもしない効果をでっち上
げ礼賛する。とにかくすること為すこと及第点をつけるのだ。
今や、安倍チャンネルのNHKを始め批判的な言葉はタブーとされている。
何より財閥企業を始めとした大企業が選挙までも支える大スポンサーなのも
盤石さを増す。

昨年の憲法違反の閣議決定を陰で主導したように、悪知恵に長けたお付きの
官僚くずれが悪知恵を授け、段取りを取り仕切っているのも心強いだろう。
加えて、世間の空気だろう、ネトウヨ、国民会議などこのところの蠢きが俄
に露わになって調子づいている。公共施設を管理する地方公務員でさえ、最
近は護憲派の集会、学習会などの利用も認めないなど、憲法99条を守るべ
き公僕が、異常な忖度を発揮しているのだから、否が応でも政権の悪口など
口に出せない雰囲気を醸成している。

果たして、戦争法案や辺野古の人権蹂躙の横暴、原発再稼働などの国民の意
思を慮ることもしない、金と銃剣とブルドーザーで主権者国民をなぎ倒す暴
政を為す傲慢不遜な暴君を政権の座から引きづり下ろすことが可能だろうか。
この情勢では、とても来年の参院選で自民党を惨敗に追い込むことなど到底
無理だろう。そうすれば彼らが悲願とする、改憲など苦もなく果たせるだろ
う。 

やはり、安保法案の時のようなデモクラシーの重要性を訴えたように知性を
有する人々の結集を団結をもって国民的なうねりを起こさないことには、如
何ともしがたいのだが、お上のすることに間違いはない、政治は政治家に任
せておけば良いという、抗うと言う字は見たこともないようなお優しい人間
が多い現状を見るにつけ暗澹たる気持ちになる。