なってみないとわからなかった

２日の夜勤のときというよりももっと前の28日の土曜日ごろから忍び寄っていたと思う。つわりのような気持ち悪さから始まり、4日にはやっと歩ける状態だった。池袋から12時半の特急に飛び乗って所沢に着くとタクシーでかかりつけの病院に一目散に行った。13時が締め切りの時間だが、２分ほど遅れて入った。「今日は数人患者さんがいたからよかったが、ゆとりを持ってこないと充分な治療ができないでしょう。今吐き気止めの注射をしときますが、明日になっても治まらなければ明日10時頃いらっしゃい」といわれた。案の定5日も具合悪くて点滴してもらった。点滴しても状態はすぐには良くならなかった。４日の夜は、私自身、命の危険を感じた。頼りない自分しか、いない感じだった。今は、柔らかいうどんも食べられるようになってきました。いろいろなプレッシャーが、ぐるぐる回っていた。レッスンのこと、病院勤務のこと、孫が生まれることで何ができるかとか、リフォームのこと、その支払いのことなどなどである。わあわあと泣きたい私がいた。か弱い、小さな恵美子だったの。やっと立ち直った。それはつんく♂さんだっ
た。衝撃だった。もっともっと大変な人の勇気に、頭をがあんと殴られた気がした。少しずつ胃腸炎もよくなったからだろう。やっとこさっとこ、前向きに考えられるようになってきました。