曇りのち晴れ

気まぐれな私の独り言

御印祭・前夜祭

2011-06-21 | 日常
千本格子と石畳の情緒ある金屋町は、400年前
加賀藩二代藩主前田利長公が、当時の礪波郡
西部金屋から7人の鋳物師を呼び寄せて鋳物業を
発祥させた地、高岡銅器の発祥の地である。
その金屋町で6月19~20日「御印祭」が行われた。

「御印」とは、高岡鋳物師の祖先が朝廷から賜った
「仁安の御論旨」や利長公の許状など「由緒鋳物師」
であることを証明する重要文書(御印物)に由来して
いる。

7人の鋳物師には、御印地と呼ばれる宅地が与えられ
納税や労役免除、交通自由等手厚く保護されていた。
その前田利長公への報恩感謝と遺徳を偲び毎年、
前田利長公の命日である6月20日に御印祭が行われて
いる。
  (一部新聞等から引用)

7人衆の流れをくむ家に嫁いだからには、一度は
お祭りを見に行かねばと19日の前夜祭に出かけた。
金屋町公民館にご神体をお迎えして、小学生による
弥栄節踊りが 奉納された。
      
弥栄節(やがえふ)は、鉄を溶かす為に溶鉱炉へ風を
送る 「たたら」の足踏みを揃える為に歌われた作業歌
よく聞いてみると当時の光景がが偲ばれる。
たたら踏み踏みやがえふ唄うや エー
エンヤシャ ヤッシャイ
鉄も湯となる釜となるエー
エンヤシャ ヤッシャイ~~~

保存会の方々の街流しだけ見て帰ったが地元の
方々の街流し等で夜遅くまで盛り上がったようだ。
      

      

ちょっと感傷的になった前夜祭であった。

★たたら→足で踏んで空気を送る道具




コメント (2)
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