パンドラ猟奇犯罪検屍官・石上妙子 | ||
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読了日 | 2020/02/16 | |
著 者 | 内藤了 | |
出版社 | KADOKAWA | |
形 態 | 文庫 | |
ページ数 | 323 | |
発行日 | 2017/04/25 | |
ISBN | 978-4-04-104765-10 |
リーズ最後の『BURN猟奇犯罪捜査班 藤堂比奈子』のところでも書いたが、本書はそのシリーズから生まれたスピンオフ作品の一つだ。いつか読むと思うが、スピンオフ作品は他にもう1冊、『サークル猟奇犯罪捜査官 厚田巌夫』というのがあって、もうしばらく僕にとっての楽しみが残っている。
石上妙子はこの作品では、まだ女子大生で研究員時代の話である。後の藤堂比奈子シリーズでも、何度か紹介されているが、石上妙子女史は若きその当時、客員教授であるジョージ・C・ツェルニーンに好感を持って授業に励んでいたのだ。彼は後のシリーズでは昆虫学者として重要な役割を担っている。
藤堂比奈子シリーズには、この他にも個性的なキャラクターが数多く存在して、ストーリーの展開を盛り上げていた。素人の僕が何を言っても始まらないが、そんなパーソナリティを別の物語の主人公に据えて、新たなシリーズ作品の生まれることをひそかに願っている。
そうなれば膨大なドラマが出来上がるのではないか。そんなことを考えるだけでも楽しい。
女優の波留氏を主演に作られたドラマでは、石上妙子女史を原田美枝子氏が演じて、存在感を示していた。僕はこの女優さんは、若い頃より中年になった現在のほうが、より魅力的になったと思っている。ドラマや映画はこんな中堅の俳優さんが、活躍することにより一層面白いものが作れるとも思っている。
どちらかと言えば近頃のドラマは、若い世代に向けたキャスティングが多いような気がするが、テレビ朝日で放送された『やすらぎの郷』、『やすらぎの刻~道』は、年配の俳優さんがたくさん出演して、重厚なドラマとなっていた。
倉本聰氏の優れた脚本に、その功績は認められるのだが、やはりそれを企画したプロデューサーの腕前だろう。
昔は、ドラマと言えばTBSと言われた時代もあった。僕らの年代にはその頃活躍して、今はもう鬼籍に入っている人も多いが、今のドラマにキャスティングしたいような俳優さんもいて、世の中なかなか思うようにはいかないものだと思うが、時代は巡るというから、少し経てば今の若い人たちが歳をとって、同じようなことを考えるのか。 また、話がわき道にそれた。
毎日、新たな感染者が発生して、新型コロナウィルスの勢いは衰えない。
特に首都東京の、緊急事態宣言発出以降の、記録的な感染者数は爆発的な感染(パンデミック)を予告するようだ。
日はあいにくの冷たい雨で、仕事は明日に伸ばすことにした。小雨程度ならその日の内に済ますのが僕の流儀なのだが、低気圧の関係で本降りの雨となっているから、仕方がない。
それにしても、毎日のように新たなコロナ感染者が出るのは、どうした具合か。
僕だけは、私だけは、と考える人が多いのか? 感染経路が不明な感染者、というのはそうしたことではないのかと思うが、人にはいろいろとその人なりの都合もあるから、一口に批判することはできない。
僕の仕事は人と接する仕事ではなく、三密とはかかわりないから、緊急事態宣言の自粛要請事業からは外れている。それでも、個人的には週末の外出は自粛して、スーパーへの食糧買い出しはウイークデイにしている。
木更津地方には新たな感染者の発生はないが、県内の感染者数が日ごとに増えている状況は、恐怖心をあおる。専門家によれば、今の感染者数は2週間前の状況で、現在の感染者は2週間後に分かるという。
緊急事態宣言の効果が判明するのは1か月後だとの事。何にしてもその1か月後の効果を期待して、希みをつなげるしかないのか?
ヤダネッタラ、ヤダネ!
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