ニャン氏の事件簿 | ||
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読 了 日 | 2020/10/29 | |
著 者 | 松尾由美 | |
出 版 社 | 東京創元社 | |
形 態 | 文庫 | |
ページ数 | 264 | |
発 行 日 | 2017/02/24 | |
ISBN | 978-4-488-43908-8 |
々僕はこの作者の新作が出ていないかを、Amazonなどで探してみている。
ライトノベルと言えるような軽い内容のストーリーが、ちょっとした日頃のストレスを解消してくれるからだ。若い頃はコテコテの本格派だった(今でも多少その傾向は残っている)が、最近嵌ったのは、「准教授・高槻彰良の推察」という、民俗学の先生とおかしな耳を持つ学生とのコンビが、持ち込まれる怪奇な現象に体当たりの活躍をするシリーズだ。
こちらも怪奇現象を追求する高槻准教授の、自身の不気味な過去にかかわりがあるのか、民俗学の講義は至極まじめな一方、怪奇・不思議の世界に惹かれる準教授の可笑しさが交錯して、面白く進むストーリーだ。
さて、松尾由美氏の作品群はミステリーが絡んではいるが、どちらかと言えばファンタジーとも呼べる作品で、独特のユーモアや、ペーソスともいえるストーリーで、僕の興味をそそる。
昔から猫はミステリーの要素として、エドガー・アラン・ポーの時代から、描かれている。
昔の一時期日本映画の全盛期時代には、ホラー映画ともいえる一分野で、化け猫映画が目白押しと言う時代もあった。
赤川次郎氏の“三毛猫ホームズ”を始めとして、猫が活躍するミステリーは数あるが、なんと言っても僕の頭から離れないのは、もうなくなってしまったが、女流ミステリー作家の草分けともいうべき、仁木悦子氏だ。
彼女の『猫は知っていた』は、映画にもなったほどで、江戸川乱歩賞のごく初期の受賞作でもあって、忘れることのできない作品だ。
ア!、話がだんだんそれてきた。
僕の話は大部分が無駄話で、終始することが多いから、気を付けないと何を言ってるのかわからなくなる。
日は朝からどんよりとした曇り空で、気温は割と高めなのだが、温かさを感じないのは、お天気のせいか。
世間は相変わらずのコロナ感染者の増加を憂いており、一層のテレワークを推進したり、不要不急の外出の抑制をしたりと、第4波の発生を抑え込もうとしている。
しかし、素人考えながら、もう第4パは始まっているのではないかと思うが・・・。
世の中十人十色と言うのか、いろいろな人がいて、マスクを巡って逮捕されるという人がいることに、驚いてはいられない。僕もカミさんを乗せてスーパーへの買い物に付き合っているから、危険な目に合わぬよう気を付けよう。
# | タイトル | 発行年月 |
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1 | ニャン氏登場 | vol.68 2014年12月 |
2 | 猫目の猫目院家 | vol.74 2015年12月 |
3 | 山荘の魔術師 | vol.75 2016年2月 |
4 | ネコと和解せよ | vol.76 2016年4月 |
5 | 海からの贈り物 | 書下ろし |
6 | 真鱈の日 | 書下ろし |
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