隅の老人のミステリー読書雑感

ミステリーの読後感や、関連のドラマ・映画など。

1687.ハイパープラジア 脳内寄生者

2016年12月29日 | SF
ハイパープラジア
脳内寄生者
読了日 2016/12/29
著 者 望月諒子
出版社 徳間書店
形 態 単行本
ページ数 289
発行日 2008/01/31
ISBN 978-4-19-862472-9

 

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すところ今年もあと3日となった。年内に一度息子の入所しているケアホームに行こうと思っていたが、思うだけで終わってしまいそうだ。正月に2日ほどどこかに連れていく予定だが、以前と違い遊園地での乗り物への付き合いがだんだん苦痛になってきた。
ここ1-2年はもっぱら観覧車どまりで、ジェットコースターなど動きの速いものは僕の方が敬遠している。何年か前までは千葉市の動物公園が、息子のお気に入りだったのだが、採算が取れないのかどうか、乗り物の多かった遊園地部分が閉鎖されてしまったので、その後は鹿野山のマザー牧場や、袖ケ浦市の東京ドイツ村などに連れて行ってる。
知的障害者である彼は、今年6月の誕生日が来ると、満50歳を迎えるのだが障害のため、言葉はいくつかの簡単な単語しか言えない。それでも人の言うことは何とかその場の雰囲気や、態度などで判断できている。
難点は時としてパニック状態に陥ることで、そのため公共交通機関などの利用が困難なことだ。
高齢者の車の事故が多発していることから、僕もそろそろ免許証の返納を考えなければならないが、息子のことやカミさんのことを考えると、今しばらく必要かとジレンマに陥っているところだ。

 

 

24日クリスマスイブの日に8月以来4か月ぶりに散髪に行ってきた。正月を迎える時期になったので、ぼさぼさの頭は見苦しいだろうと思ったのだ。誰に会うわけでもないが正月には息子と出かけることもあって、長い髪は自分でも鬱陶しくなるので、仕方がなく行ってきた。
朝日町のカスミ(茨城県に本社を構えるスーパーマーケット。現在はイオングループに属している。)の建物内にあるカットオンリークラブという今時流行りの、というか理・美容組合に非加入の安価な料金で多店舗展開をしている店だ。普通の床屋さんのように洗髪や顔剃りはなく、名前の通りカットだけの処理で1回1,550円だ。こんな店がそっちこっちに出来ているから、従来の普通の床屋さんは大変だろう。
昔はそんな普通の床屋さんを利用していたのだが、今は1回の散髪に3千円も4千円もは払えないから、できるだけ安いこうした店を探しては通っているのだ。通っているとはいえ、3か月ないし4か月に1回だから、大きなことは言えないが。

 

 

の時期になるとテレビやラジオで今年の重大事件・ニュースなどと言ったものが発表されるが、国際的にはなんといってもアメリカの大統領選挙で、ドナルド・トランプ氏が大方の予想を裏切って当選したことその中の上位を占めるのではないか。
超大国アメリカのリーダーがもたらす影響が、来る新年に各国への影響がどんなものになるのか、気になるところだ。国内では多くの災害や事故が多発して、甚大な被害をもたらした。押し詰まってから来日したロシアのプーチン氏との日ロ首脳会談は、あっけにとられるほどに実りの見えなかったものに終わったが、今考えるとあれは何だったのだろう?そんな気にもなるのは僕だけだろうか。

 

 

僕はブログのタイトル通り物語は、スリル、サスペンスの横溢した作品が好きなのに、時として幸せな一家の日常シーンなどを読んでいると、こちらまで幸せな気分となり、このまま何事もなく進めばいいのに、などと思ってしまうことがある。自分でも嫌になるほど気の小さい部分だが、それも僕の一部分なのだ。
もちろんストーリーはそんな僕の思いとは裏腹に、彼らが残酷な事件に巻き込まれたり、殺害されたりするのだ。当たり前と言えば当たり前の話だが、ミステリーはそうした思いもかけない事件を起こすかもしれない、人間の行動の抑止力になっているともいわれる。
僕がミステリーを読むのはもちろんそんなことからではないが、人それぞれいろいろと事情があるだろうが、面白い本でも読んで、心を落ち着けていい正月を迎えてほしいものだ。
本書はタイトルにある通り、外科医師が手術の折にとんだことから、思いもしなかった結果になるという、メディカル・サイエンス・フィクションとでも言ったらいいか。この著者のいろいろと趣向を凝らしたストーリーに心惹かれる。

多分、これが今年最後のブログへの投稿となるだろう。ありがとうございました。皆さんよいお年をお迎えください。

 

 

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