隅の老人のミステリー読書雑感

ミステリーの読後感や、関連のドラマ・映画など。

0380.天使の屍

2003年05月08日 | サスペンス
天使の屍
読了日 2003/5/8
著 者 貫井徳郎
出版社 角川書店
形 態 文庫
ページ数 295
発行日 2000/05/25
ISBN 4-04-354101-5

 

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息子の飛び降り自殺に両親はショックのどん底に突き落とされる。何の兆候も見られず、突然のことだっただけに父親は、納得できず息子の同級生に訊いて歩く。ところが同級生が次々と自殺していく・・・・。
今の世の中、何があるか判らないといわれているものの、中学生の自殺に発展する可能性に、いささか疑問に感じる点が無きにしも非ずだ。しかし読み物としては、我が子を亡くしたショックに負けず、事実に前向きに立ち向かう父親の姿が克明に描かれ、共感を誘う。

 

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