隅の老人のミステリー読書雑感

ミステリーの読後感や、関連のドラマ・映画など。

2048.教場

2021年09月09日 | 警察小説
教場
読了日 2021/05/22
著 者 長岡弘樹
出版社 小学館
形 態 単行本
ページ数 324
発行日 2015/12/13
ISBN 978-4-09-406240-3

 

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末の紹介文によれば単行本が2013年6月に刊行されたというから、僕も多分その頃にこの作品が評判になったことを知ったのだろう。著者がその前に短編作品『傍聞き』によって、日本推理作家協会賞の短編部門を受賞したことももちろん知っており、読んでもいたから、この作品も読もうと思っていた。
だが、例のごとく僕の単なる気まぐれから、大分時が過ぎ去った。それにしても8年だ、時の流れのすさまじい速さに驚く。古いデータを見返しているとき、乃南アサ氏の『未練』や『花散るころの殺人』の記事が中途半端と言うか、書き足りない感じなので、もう一度読んで書き直そうかと思い、図書館で『花散るころの殺人』を借りたついでに、思い出して本書を借りてきた。
前に評判になったとは言いながら、僕は書評を見てないから、その内容は一切知らないで読み始めたら、教場と言うのは警察学校の教室で、新入りの警察官の卵はここで本当の警察官になるための教育を施されるのだ。
だが、教育と言っても学校の教室とはいささか勝手が違う。
教官は容赦なく生徒たちを叱咤して、警察官の使命をたたき込むといった態度で、警官がいかに危険な職業であるかを教え込むのだ。

後で知ったのだが、ドラマは厳しい教官役に木村拓哉氏が扮しているということだ。僕はそのことにちょっと興味を惹かれて、ドラマを見たいと思ったが、思うだけで終わって見ずに今まで時が過ぎた。

 

 

 

後で図書館の蔵書を検索すると、著者・長岡弘樹氏の著作には、同様の関連書が『教場0』を始め複数の著作が見られて、このテーマに力を入れていたことが分かる。
しかし、ドラマ化もされて大方のファンの指示を受けた作品も、僕の好みからはほんの少し外れており、それら関連の著作を読もうとは思わなかった。と言ってもではどの辺が僕の好みから外れているのかと問われれば、はて?と首をひねってしまうのだが、自分でもどこがどうとは言えないのがもどかしいが、とにかく続けて読もうとは思わないことが、すなわち好みではないのだと言っておこう。


テレビでは毎日、自民党総裁選挙で賑わいを見せているが、17日の告示まではまだ間があるから、誰が立候補して誰が誰の応援をするなど、噂の域を出ていないから、不透明の状態だ。
まあ、あまり政治には関心がない僕にしてみれば、誰がなってもさほど影響はないともいえるのではないか?

 

 

日は(9月8日)、MRIを受けるため君津中央病院に行ってきた。15時の予定だったが1時間ほど早めに行って、待つことにした。いつ行ってもこの病院は近隣の多くの患者たちが押し寄せる大病院だから、込み合っており“病院とは待つところなり”を地で行ってる。
早目に行った僕はその分余計に待つことになるが、それは最初から承知の上だから待つことにそれほどの思いはなく、順番が来るまで落ち着いて待った。やがて、看護師の誘導で衣服を病院が用意した措置服に着替えて、措置室に入る。細長いベッドに 横になり耳栓をされ気分が悪くなるなどの異常時に知らせるためのブザーの栓を握らされて始まる。
僕はこのMRIの機械に入るのは2度目で、やたらに大きな音がするということは知っていたが、今回は前の時より音の種類が多くて長いということに気付く。15分くらいかかったろうか?いや実際の時間はもっと短かったかもしれない。
この結果を見て9月13日に再びドクターの診断を受けることになる。それは次回にまた 書くことにする。

 

収録作
# タイトル
第一話 職質
第二話 牢問
第三話 蟻穴
第四話 調達
第五話 遺物
第六話 背水
エピローグ  

 

 

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