隅の老人のミステリー読書雑感

ミステリーの読後感や、関連のドラマ・映画など。

1994.亡羊の嘆 鬼籍通覧

2020年06月26日 | メディカル

 

 

亡羊の嘆 鬼籍通覧
読了日 2020/06/19
著 者 椹野道流
出版社 講談社
形 態 文庫
ページ数 349
発行日 2018/08/10
ISBN 4-06-293309-4

 

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の巻だけ図書館になかったので,Amazonで取り寄せた。僕にすれば決して安くはなかったが、ヤフオクの出品が7冊のバンドルだったから、仕方がなくAmazonにしたのだ。
シリーズ最初の作品『暁天の星』を読んだのは、先月4月11日だが新装版の文庫だったから、今回と同様、二宮悦巳氏のイラストが表紙を飾っていた。だが、この巻は同じ二宮氏のイラストながら、あとがきで作者の椹野氏が言っているように、表紙のイラストが素晴らしいと感じている。
従来のノベルスやホワイトハート文庫とはちょっと趣の異る画風で、僕も思わず見とれてしまった。描かれているのはおそらく手前の女性が伏野ミチル、奥が伊月崇だろう、が、実物も(フィクションの人物に対して実物というのはおかしいが)こんな風なのだろう。
そう思わせる雰囲気を見事に表しているではないか。このシリーズを僕はタイトルだけで、ぜひ読もうと思ったのだが、今更ながらこのイラストで二度惚れしたのだった。
もちろん従来のイラストが悪いと言っているわけではない。ノベルスやホワイトハート文庫のイラストは、それなりにキャラクターと、彼らが発する雰囲気をよくとらえている。どちらかと言えば若者向き、と僕はとらえていたが、新装版の講談社文庫からは、成熟した大人の読者向けと言った感じになっている。

 

 

表紙の絵柄によって内容が変わるわけではないが、僕はタイトルと同様重要視することがある。今はさほどその傾向はなくなったが、以前は表紙のイラストによっては、読みたくないと思うことが度々あった。
漫画チックな表紙にはハナから興味がわかず、一目で敬遠することも多かった。ところが後にそうした僕が敬遠するような表紙の作品に、意外にも傑作ミステリーが潜んでいることを知ったのだ。更には表紙の図柄によって、好みの作品であることを予想して、その通りの作品であることが当たって、余計に面白く読めることもあった。
ところが、そういうことではなく、表紙のデザインも絵柄も、出版編集員のプロデュースの一環であり、内容とは直接のかかわりがないこともある、そんなことが少しずつ僕の思いも変えて、表紙のデザインや図柄に、従来ほど左右されることが少なくなっていった。

 

 

日は待ちに待ったJLPGA(日本女子プロゴルフ協会)ツアー、アース・モンダミンカップが開幕した。
JLPGAツアーは、3月5日開催予定だったダイキンオーキッドレディスから、6月19日に予定されていたニチレイレディスまでの16大会が中止となって、2020年度最初の大会がメジャー大会となったのだ。
だが、新型コロナウィルス感染予防につき、無観客の試合となった。
更にはテレビ中継もなく中継はWeb配信となった。しかしそのおかげで、僕は朝からネットの中継で、渋野日向子選手の活躍や、午後からは贔屓の鈴木愛選手の活躍を思う存分楽しむことが出来た。

引き続き本日は、昨日午後のスタートだった鈴木愛選手は、同じペアリングの藤田さいき選手、川満陽香理選手とともに、午前の10番スタートだ。10,11番ホール連続バーディで6アンダー首位タイに躍り出て、さらに13,15番ホールもバーディとして、8アンダーは単独首位となる。
ツアーはこの後予定を見ると、7月2日から23日までが中止となっている。そんな状態の中今回のアース・モンダミンカップを心置きなく楽しめることの幸せを感じて・・・。

 

 

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