河野 啓一/花冠同人

河野啓一の俳句ブログ

11.01.16粉雪

2011-01-16 10:01:42 | Weblog
粉雪のころり木の葉を転がりぬ
雪止んで何処まで青き冬の空
寒の湖クニマスよくぞ代を継ぎ


やはり前評判だけのことはあり、さむい。8時に起きたが室温10度、人の居ない8畳間では3度。ボイラーの水が凍っていて湯が出ない。道には粉雪がうすく敷き詰められている。空は快晴。

11.01.15小正月

2011-01-15 21:49:09 | Weblog
友垣の集う日近く小正月
星さえも瞬き止めて寒夜かな
雪降れば明日は寓居に籠る日に

雑誌より引用( )内は年齢
・住み慣れし路地に躓く寒さかな(83)
・7すこやかに老いて大寒恙無し(75)
・声変わりした声たちの寒稽古(83)   
蓮如さんは84歳で子をなしたそうだ。皆さん大したものだ。

11.01.14日脚伸ぶ

2011-01-14 16:03:06 | Weblog
冬ぬくし朝日さしこむ玻璃戸越し
日脚伸ぶ青空澄みて風もなく
細枝に小鳥憩うや尾を振りて

具子は緑地へ写真撮りに行ったが、風もなく晴天で暖かかったと云う。
井上碁盤店より電話あり、30号雪でオール込み¥2万にしてくれるとのこと。もっと早く買えばよかった。
句友らの句によれば、そろそろ小鳥がやってきている風情だ。

11.01.12枯れ木立

2011-01-12 18:58:59 | Weblog
枯野行く周囲の色を探しつつ
寒禽の首すくめたる翁かな
晴天に枝広々と枯れ木立 ○ **小口川名氏

寒い日が続く。家の前の舗装がやっと終わる。「善意の贈り物」が広がってきたとのニュース。民主党党大会のニュース。やはりまだもめている。

11.01.11寒鯉

2011-01-11 14:25:07 | Weblog
独り居て冬晴れの空仰ぎ見つ
寒鯉の尾ひれ一振り反転す
縁起もの溢れ福笹揺れており(福笹きらきらと)

国循斎藤Dr寒い日。しかし空はあくまで青く広い。
花冠2月号到着。G氏の横浜での句会報告も改めて読み直す。
 
五木寛之の「他力」をほぼ詠み終えた。要領よく述べられていて、得るところが多い。少し短すぎるが--。

11.01.10戎講

2011-01-10 11:29:28 | Weblog
雪止みて白雲浮かべ冬青空
枯れ枝の風に揺れたる日の光
竹林の色あせて来し戎講 ○

気持のよい青空。尚子が東京土産を持ってやってくる。お台場、明治神宮など歩き回ってマイレージを使って帰ってきたそうな、3月に箕面HPで腹腔鏡ででオペをするらしい。
夜のニュースで、Japan syndromeを話題にしている。戦争、疾病、気が以外で働く年代の人口が減少する現象で、きわめて珍しいことという。経済の停滞、高齢化と人口減少が日本の問題と云う。

11.01.09実南天

2011-01-09 11:29:47 | Weblog
つかの間の薄日冬野をさまよいて*桑本氏
一枝を挿せば宝珠や実南天
波越えて茜の空を冬鴎

ようやく日曜日。”初出勤”の日はくたびれる。nhk日曜美術館、ダビンチのモナリザと最後の晩餐の復元の話。ずいぶん細かい緻密な技術や考証が進んできていることを知る。
今日から相撲と大河ドラマが始まる。

11.01.08蝋梅

2011-01-08 18:01:03 | Weblog
蝋梅の香り清しく咲出でぬ
枯れ枝に早や色を載せ梅古木
水仙の群れて蕾を温めて

  恐ろしく寒い一日。昨日の服部緑地で数句詠んだが、どうも迫力が出ない。この寒さで  は艶やかさを感じ得ないように思う。