夏の朝露草咲くや紫に
山の辺にうす紅刷いて合歓咲いて
青空に向かいほほえむ花芙蓉
朝は風もあってさわやかだったが昼からは暑くなる。
露草は秋の季語だが、当家の庭では初夏からムラサキツユクサが咲いている。生物学の実習で染色体分裂を観たことなどを想い出しながら無理やり作句--。
正子先生の句をさる詩人が評しているそうな。先生の句も見事だが、中上氏の句評もさすが詩人。
★菖蒲束ざんぶと投げて湯が青む
(一句目。菖蒲の香りではなく「湯が青む」と言ったところが新鮮。)
★葉桜の蔭は家居のごと安し
(二句目。そうなのか。一度葉桜の蔭にじっとすわってみたくなる句。)
★ただ一人来て木苺の熟れており
(3句目。昔、渓流釣りに行って、木苺の藪に遭遇し、魚を釣らず、リュックいっぱい木苺をつんで帰ったことがあった。熟した木苺はひときわ人を興奮させるものがあるようだ。ただ、この句の場合は孤独の象徴になっていると思う。)
※中上哲夫氏は、たぶん、1939年生まれの詩人。花冠会員の方は掲載句を別の読み方をされるかもしれない。
山の辺にうす紅刷いて合歓咲いて
青空に向かいほほえむ花芙蓉
朝は風もあってさわやかだったが昼からは暑くなる。
露草は秋の季語だが、当家の庭では初夏からムラサキツユクサが咲いている。生物学の実習で染色体分裂を観たことなどを想い出しながら無理やり作句--。
正子先生の句をさる詩人が評しているそうな。先生の句も見事だが、中上氏の句評もさすが詩人。
★菖蒲束ざんぶと投げて湯が青む
(一句目。菖蒲の香りではなく「湯が青む」と言ったところが新鮮。)
★葉桜の蔭は家居のごと安し
(二句目。そうなのか。一度葉桜の蔭にじっとすわってみたくなる句。)
★ただ一人来て木苺の熟れており
(3句目。昔、渓流釣りに行って、木苺の藪に遭遇し、魚を釣らず、リュックいっぱい木苺をつんで帰ったことがあった。熟した木苺はひときわ人を興奮させるものがあるようだ。ただ、この句の場合は孤独の象徴になっていると思う。)
※中上哲夫氏は、たぶん、1939年生まれの詩人。花冠会員の方は掲載句を別の読み方をされるかもしれない。
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